HOME記事キャラクターモデル大河原邦男氏デザイン!最新フレームアームズ「十兵衛」の作例が見参!! M.S.Gを駆使したカスタマイズも必見

大河原邦男氏デザイン!最新フレームアームズ「十兵衛」の作例が見参!! M.S.Gを駆使したカスタマイズも必見

2024.02.11

十兵衛 【コトブキヤ】 月刊ホビージャパン2024年3月号(1月25日発売)

大河原邦男氏デザイン 最新FA「十兵衛」、見参!!

十兵衛のメイン画像

 日本を代表するメカニックデザイナー、大河原邦男氏がデザインした最新フレームアームズ「十兵衛」。既発売の「信玄」「謙信」に続く今回の第三弾も和をモチーフとしており、そのものズバリ浪人笠を被った柳生十兵衛チックなスタイルで構成されている。今回の作例は丁寧に塗装するだけでなく、オマケとしてM.S.G(モデリングサポートグッズ)を駆使したフルアーマースタイルに組み替えられるようにカスタマイズしてみた。


十兵衛の正面全体画像
十兵衛の背面全体画像
素組みの十兵衛の画像
▲ 先行する信玄と謙信は武将モチーフの絢爛な鎧をまとっていたが、十兵衛は日本刀をひと振りと浪人笠、モノトーンのカラーリングといぶし銀な剣豪スタイルでまとめられている。もちろん外装はすべて完全新規造形だ
十兵衛の4種のフェイスパーツ画像
▲ フェイスパーツは、通常顔とバイザー付きの2種および、それぞれ口閉じ・叫びの表情で計4個付属。よく見ると通常顔とバイザー付きとで眼帯のデザインが微妙に異なっているぞ
素顔の十兵衛の画像
叫び顔の十兵衛の画像

▲ 浪人笠を外し、後頭部に髷パーツを差し込むと精悍な素顔モードに。叫び顔の口内はタミヤエナメル塗料のフラットブラックでスミ入れしつつ塗り分けた

十兵衛のバストアップ画像
▲ 肩アーマーと胸正面には溶きパテを叩きつけて鋳造表現を行った。左胸の「十」マークは付属の水転写式デカールで再現できる
製作中の肩アーマーの裏側の画像
▲ 肩アーマー裏側のダボは、外側から見える部分は削り取った(右側が加工後)
十兵衛のアクションポーズ画像 その1
▲ 搭載する内骨格・フレームアーキテクトの恩恵により、日本刀を構えたアクションがバッチリキマる本キット。上腕部にはスイング軸が新たに1軸追加されており、刀の両手持ちが容易になっている
十兵衛のアクションポーズ画像 その3
十兵衛の足の画像
▲ ヒザやスネにも鋳造表現を追加
製作中のふくらはぎの画像
▲ ふくらはぎ外側の白い外装はパーツの厚みが気になったので、エッジ部をナイフで削り込んで薄く加工した(右側が加工後)
三池典太の画像
▲ 日本刀「三池典太(みいけてんた)」は腰の鞘から実際に抜刀可能。見映え重視のひと回り大きな刀身パーツが付属する
十兵衛のアクションポーズ画像 その2
▲ 付属の丸指タイプのハンドパーツは今回の十兵衛のために新造形されたもの。このランナーだけで別途販売してほしいくらいの見事な造形だ

M.S.Gを装着してフルアーマーカスタマイズ!

 フレームアームズは自由度の高いカスタマイズ性も魅力。ということで、M.S.Gパーツ群から和系デザインラインの「メカサプライ23 エクスアーマーF」と「ウェポンユニット32 日本刀」を用意し、「フルアーマー」十兵衛に組み替えてみた。

薙刀を背負った十兵衛の正面全体画像
▲ 同じ大河原氏デザインということもあり、謙信の薙刀は無改造で違和感なくフィット
薙刀を背負った十兵衛の背面全体画像
十兵衛のアクションポーズ画像 その4
十兵衛の装備パーツの画像
▲ 頭につける鍬形と大型肩鎧、腰の板状装甲は「エクスアーマーF」から。背中に背負う日本刀は「ウェポンユニット32 日本刀」をそのまま使用。薙刀と小刀はフレームアームズ 謙信から流用した
十兵衛の頭頂部の画像
▲ 鍬形は十兵衛の頭頂部の赤いクリアーパーツを外し、その空いた穴に挿し込むかたちで装備する
小刀の画像
▲ 小刀はマウントパーツごと謙信から流用。装甲部にもともと開けられている穴にマウントパーツの軸を挿し込んでいる
十兵衛の装甲部の画像
十兵衛のアクションポーズ画像 その5
▲ モチーフの柳生十兵衛三厳は、数年間の放浪後に徳川家光に再出仕する。作例のように、剣豪から武将へとクラスチェンジした姿を想像してカスタマイズしてみるのも一興だ

 どうも! 大河原先生大好きモデラーDOOVAです。今回はフレームアームズの十兵衛を製作しました。十兵衛は信玄、謙信の流れを汲む大河原デザインでして、とてつもなくカッコイイのでもうテンションMAXでございます! 今回はノーマルに作りつつ、オプションパーツを駆使したフルアーマーバージョンにもできるように製作してみました。

■製作
 基本的に説明書どおりの製作です。目立つ合わせ目の箇所はほぼ無いのですが、関節フレームのみ合わせ目消しを行いました。各アーマーのエッジはプラ厚が気になったので“うすうす加工”しています。肩、胸、ヒザは溶きパテを叩きつけて鋳造表現を行いつつ、各部に若干のスジ彫りを追加しました。

■オプションパーツでフルアーマー十兵衛!
 今回はM.S.G メカサプライ23 エクスアーマーFとウェポンユニット32 日本刀を使用し、ノーマル状態から差し替えできるようにしました。どちらも3mm丸モールドに取り付けられる仕様なので、穴がない箇所でもドリルでジョイント穴を掘ればで簡単取り付けできます。肩装甲はダボ穴が目立つ箇所があるので、接着後に削り取りました。前立てはおでこのカメラパーツとの差し替えで取り付けできるように小加工しています。

■塗装について
 設定カラーを踏襲しつつ、いわゆる“リアルタイプカラー”をイメージして仕上げてみました。

 デザイン画に描かれている赤いラインは、デカール等を使用せず塗装で表現。先に赤を塗装し、ラインデカールでマスクし本体色を塗装しています。この方法で行うと失敗しにくいです。金属地の部分はMr.カラーのメタルカラー各種を筆塗り。乾燥後に磨くといい感じの金属感を演出してくれます。赤いクリアーパーツはダボ穴が丸見えになるので、ミラーシート+クリアーレッドシートを貼りました。

■使用カラー
本体グレー=40番ジャーマングレー+GX218 グラファイトブラック+66番デイトナグリーン少量+2番ブラック
本体白=316番ホワイトFS17875
笠=10番カッパー+1番ホワイト
赤=フィニッシャーズカラー リッチレッド
関節=メタルカラー ダークアイアン
各部金属地=メタルカラー アイアン、同アルミ、同ブラス、同カッパー
刀等=スパッツスティックス ミラークローム

十兵衛のアクションポーズ画像 その3

コトブキヤ 1/100スケール プラスチックキット “フレームアームズ”

十兵衛

製作・文/DOOVA

フレームアームズ 十兵衛
●発売元/コトブキヤ●8800円、発売中●1/100、約16cm●プラキット

Ⓒ KOTOBUKIYA

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DOOVA(ドゥーバ)

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