大河原邦男氏デザイン!最新フレームアームズ「十兵衛」の作例が見参!! M.S.Gを駆使したカスタマイズも必見
2024.02.11大河原邦男氏デザイン 最新FA「十兵衛」、見参!!
日本を代表するメカニックデザイナー、大河原邦男氏がデザインした最新フレームアームズ「十兵衛」。既発売の「信玄」「謙信」に続く今回の第三弾も和をモチーフとしており、そのものズバリ浪人笠を被った柳生十兵衛チックなスタイルで構成されている。今回の作例は丁寧に塗装するだけでなく、オマケとしてM.S.G(モデリングサポートグッズ)を駆使したフルアーマースタイルに組み替えられるようにカスタマイズしてみた。
M.S.Gを装着してフルアーマーカスタマイズ!
フレームアームズは自由度の高いカスタマイズ性も魅力。ということで、M.S.Gパーツ群から和系デザインラインの「メカサプライ23 エクスアーマーF」と「ウェポンユニット32 日本刀」を用意し、「フルアーマー」十兵衛に組み替えてみた。
どうも! 大河原先生大好きモデラーDOOVAです。今回はフレームアームズの十兵衛を製作しました。十兵衛は信玄、謙信の流れを汲む大河原デザインでして、とてつもなくカッコイイのでもうテンションMAXでございます! 今回はノーマルに作りつつ、オプションパーツを駆使したフルアーマーバージョンにもできるように製作してみました。
■製作
基本的に説明書どおりの製作です。目立つ合わせ目の箇所はほぼ無いのですが、関節フレームのみ合わせ目消しを行いました。各アーマーのエッジはプラ厚が気になったので“うすうす加工”しています。肩、胸、ヒザは溶きパテを叩きつけて鋳造表現を行いつつ、各部に若干のスジ彫りを追加しました。
■オプションパーツでフルアーマー十兵衛!
今回はM.S.G メカサプライ23 エクスアーマーFとウェポンユニット32 日本刀を使用し、ノーマル状態から差し替えできるようにしました。どちらも3mm丸モールドに取り付けられる仕様なので、穴がない箇所でもドリルでジョイント穴を掘ればで簡単取り付けできます。肩装甲はダボ穴が目立つ箇所があるので、接着後に削り取りました。前立てはおでこのカメラパーツとの差し替えで取り付けできるように小加工しています。
■塗装について
設定カラーを踏襲しつつ、いわゆる“リアルタイプカラー”をイメージして仕上げてみました。
デザイン画に描かれている赤いラインは、デカール等を使用せず塗装で表現。先に赤を塗装し、ラインデカールでマスクし本体色を塗装しています。この方法で行うと失敗しにくいです。金属地の部分はMr.カラーのメタルカラー各種を筆塗り。乾燥後に磨くといい感じの金属感を演出してくれます。赤いクリアーパーツはダボ穴が丸見えになるので、ミラーシート+クリアーレッドシートを貼りました。
■使用カラー
本体グレー=40番ジャーマングレー+GX218 グラファイトブラック+66番デイトナグリーン少量+2番ブラック
本体白=316番ホワイトFS17875
笠=10番カッパー+1番ホワイト
赤=フィニッシャーズカラー リッチレッド
関節=メタルカラー ダークアイアン
各部金属地=メタルカラー アイアン、同アルミ、同ブラス、同カッパー
刀等=スパッツスティックス ミラークローム
コトブキヤ 1/100スケール プラスチックキット “フレームアームズ”
十兵衛
製作・文/DOOVA
フレームアームズ 十兵衛
●発売元/コトブキヤ●8800円、発売中●1/100、約16cm●プラキット
Ⓒ KOTOBUKIYA
DOOVA(ドゥーバ)
大河原氏の大ファンを自認する凄腕モデラー。同氏の設定画スタイルの完全再現を日々研究している。