HOME記事キャラクターモデル『ゴジラ-1.0』銀座の惨劇を「怪獣王シリーズ ゴジラ(2023)」でディオラマ化! ソフビのお手軽ポーズ変更術もご紹介

『ゴジラ-1.0』銀座の惨劇を「怪獣王シリーズ ゴジラ(2023)」でディオラマ化! ソフビのお手軽ポーズ変更術もご紹介

2024.02.11

絶望【バンダイ】 月刊ホビージャパン2024年3月号(1月25日発売)

絶望 ディオラマ イメージカット

怪獣王シリーズのポーズ変更で銀座の惨劇をディオラマ化

 今もなおヒットを続ける『ゴジラ-1.0』。月刊ホビージャパン2024年2月号での特集に続き、今回も角田勝成によるディオラマ作品をお届けする。モチーフは全高約24cmと、迫力あるボリュームも嬉しい怪獣王シリーズ ゴジラ(2023)を使用。良好なプロポーションはそのままに、各部をデザインナイフでカットしてポーズ変更。国会議事堂前で砲撃する四式中戦車に向かって放射熱線を放つその瞬間を、躍動感あるディオラマとして切り取っている。ソフビならではのお手軽ポーズ変更術も含め、ぜひ改造の参考にしてほしい。

絶望 ディオラマ 正面
絶望 ディオラマ 背面
▲国会議事堂前から一斉砲撃を加える四式中戦車に対して、ゴジラが放射熱線を浴びせる瞬間を切り取ったディオラマ。熱線は立体的なエフェクトで表現するのは難しいと判断し、口内の青く発光したような塗装表現と、地面の抉れで熱線放射を想起させる演出とした。本記事冒頭の特撮カットではCG加工により熱線を追加している。ディオラマサイズは横41cm×縦31.8cm×高さ32cmほどとなっている
ビル越しのゴジラ
ゴジラ 背面
ポーズ変更したゴジラ
塗装途中の状態

▲怪獣王シリーズ ゴジラ(2023)は関節各部でカットして強引にポーズ変更。隙間はエポパテで埋めて体表モールドを再現している。プロポーション変更は少しウエストを絞ったのみ

頭部アップ1
頭部アップ2
完成したゴジラ 頭部アップ
▲頭部は下アゴをカットして口を大きく開けた状態に変更。口内はエポパテで舌などのディテールを追加、牙は爪楊枝を削ったものを1本1本植え込んでいる
製作途中 背ビレアップ
完成したゴジラ 背ビレアップ

▲背ビレはデザインナイフで先端をシャープにカットしたあと、タミヤのラッカーパテにてゴツゴツしたディテールを再現している

製作途中 ハンドアップ
完成したゴジラ ハンドアップ1
完成したゴジラ ハンドアップ2

▲手には表情が欲しかったので、1本ずつ切り離したあと、角度を変えて再接着。隙間をエポパテで埋めている。爪は牙と同じく爪楊枝を削り出したものに置き換えた

製作途中 足元アップ
完成したゴジラ 足元アップ

▲足の指も1本ずつ切り離して広げてからエポパテで隙間を塞ぎ、ディテールを彫り込んでいる

製作途中のディオラマ
プラ板で吹き飛んだ粉塵エフェクトを追加
シーナリープラスターでテクスチャーを加え塗装 

▲ディオラマは木製パネルにスタイロフォームを貼り付けて地面を再現。ゴジラの放射熱線により抉れた地面は事前に切り欠いておき、プラ板で吹き飛んだ粉塵エフェクトを追加。最後にシーナリープラスターでテクスチャーを加えている

スクラッチしたビル1
スクラッチしたビル2

▲建物はすべてプラ板によるスクラッチ。三越デパートは作者の友人である木村氏が製作した

街路樹 アップ
▲街路樹は、割箸を削り出した幹に鉄道模型用のターフを貼り付けてそれらしく再現した。電柱、鉄筋も鉄道模型用のテクスチャーで、ガレキは石膏を板状に固めたものを砕いて、木工用ボンドで地面に固定している
ゴジラ 側面
▲尻尾も真ん中あたりの節の部分でカット、クサビ形に切り欠いて再接着。先端が勢いよく上を向くようにした
ゴジラ 

 2023年11月から絶賛公開中の映画『ゴジラ-1.0』。ついに私もIMAXシアターで4回目を観てきました。あともう2回は観に行きたいです。この素晴らしい作品の凄さを少しでも伝えたくて、今回もまたディオラマを製作してみました。東京銀座を我が物顔で闊歩するゴジラは、復興が始まったばかりの銀座の街を、口から放つ放射熱線であっという間になぎ払ってしまう。今回は、圧倒的な破壊力の放射熱線を放つゴジラをバンダイ怪獣王シリーズ ゴジラ(2023)を使用して再現してみました。
 商品は劇中に登場するゴジラの特徴を見事に捉えた素晴らしい出来だと思います。ただ、今回は大きく身体を前のめりにして勢いよく放射熱線を放つ場面を再現したかったので、いくつか改造を施してあります。
 まず、頭部はデザインナイフを使用して、口を大きく開けた状態にしてあります。口内や舌などはエポパテで再現。牙は爪楊枝を削って再現してあります。腕はヒジの角度を変更。さらに手には表情が欲しかったので、1本ずつ切り離したあと、エポパテでディテールを再現。爪は爪楊枝からの削り出しで再現してあります。ウエストを細くしたかったので、デザインナイフで短冊状に切り込みを入れて引き締めてあります。脚は大きく開いたようにしました。間着部にできてしまった隙間はエポパテで塞ぎながら体表ディテールを再現してあります。足はデザインナイフでカットしてから角度変更して再接着。足の指は1本ずつ切り離して広げてからエポパテでディテールを再現してあります。
 背ビレは、安全性を考慮してソフトな形状になってるので、デザインナイフで先をシャープにしたあと、タミヤのラッカーパテにてゴツゴツしたディテールを再現してあります。
 ディオラマは木製パネルにスタイロフォームを貼り付け地面を再現。三越デパートは友人の木村さんがプラ板からスクラッチしてくれました。今回、強大な威力の放射熱線の再現をどうすればいいか悩みました。従来のように口元から直接放射熱線のエフェクトを付けるのではなく、地面の抉れでそのすさまじい威力を表現してあります。細かいガレキ等は石膏を砕いたモノで再現しました。

バンダイ ノンスケール PVCモデル “怪獣王シリーズ”ゴジラ(2023)使用

絶望

ディオラマ製作・文/角田勝成

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角田勝成(カクタカツナリ)

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