低臭でガッツリ汚れを落とせる
便利アイテムはすぐそこにあった!!
▲GSIクレオスが発売する筆洗い用の溶剤。筆の汚れを落とすだけでなく、リンス効果もあって筆を保護してくれます。匂いもほぼありません。とっても便利な溶剤でオススメです
匂いの少ない塗料でも、塗装後のお片付けで使用するツールクリーナーの匂いがきつい! なんてことがよくあります。GSIクレオスのスタッフにその悩みを打ち明けると、「それなら筆ピカリキッドを使ってみてください。匂いも少なくて、ラッカー、水性、エマルジョン、どれでもきれいに汚れを落としてくれますよ。筆だけじゃなく、エアブラシもきれいにできます」。なんという神のようなお言葉……。早速やってみると、本当にピカピカに!! お片付けも低臭で可能になるなんて最高です。ぜひ記事を参考に真似してくださいね。
筆ピカリキッド
●発売元/GSIクレオス●660円、発売中
水と筆ピカリキッドでエアブラシがピカピカになる!!
エアブラシの洗浄が可能なの!? 商品名に捉われていました。筆についた頑固な塗料もきれいに落ちるなら、同じ筆の名を冠する「エアブラシ」の塗料も落とせますよね……。注意点がひとつだけあるので、それを守ればほぼ匂いなしでエアブラシがピカピカになります!
塗装が終わった~~
▲カップにしっかりと塗料が残っています。カップの中を拭いたりせず、あえてこの終わったままの状態で行ってみましょう
筆ピカリキッドを入れます
▲スポイトから筆ピカリキッドをカップ内へ。たっぷり入れなくて大丈夫です。カップの1/3くらいまで注ぎましょう
入れた瞬間、塗料が揺らいでる~~
▲筆ピカリキッドを入れた瞬間、塗料が揺らぎ出しました。溶けている証拠です
うがい開始!
▲エアブラシ洗浄の定番「うがい」をします
1回でこんな綺麗に!
▲うがいした筆ピカリキッドを、すべて吹き出し、カップ内をキッチンペーパーで拭き取るとここまでピカピカ! しっかりと塗料が落ちました
再度うがい
▲1回では細かい汚れがまだあると思うので、再度うがいをします
筆を使えばよりきれい!
▲筆を使ってカップの奥もしっかりと洗浄します。筆ピカリキッドだから、筆もきれいになっちゃいますね
ノズルキャップの内側やニードル先もきれいに
▲筆ピカリキッドを染み込ませた筆で、ノズルキャップの内側とニードル先も洗浄します
ここが一番大事!! 最後は「水」でうがい
▲最後に「水」で念入りにうがいしてください。ノズルキャップなども水を含ませた筆で洗います。筆ピカリキッドにはリンス成分が含まれていて、そのままにしているとリンス成分が白い粉状になります。そのためにエアブラシ、筆ともにしっかりと水で洗い流します。髪の毛をトリートメントした時と同じです
筆の場合
こちらは本来の使い方。この方法で洗っていれば、あなたのお気に入りの筆も長持ちしますよ。
塗料が完全に乾く前に水洗い
▲筆についた塗料をまずは水洗いしましょう。完全に乾く前に洗ってください
ジャブジャブと洗います
▲水の中でしっかりと筆を動かしてジャブジャブ洗いましょう
きれいになりました!
▲ご覧のとおり、水でかなりきれいになりました。エマルジョン系の塗料ならより水に溶けるので、水だけで筆の洗浄を終えることもできます
筆ピカリキッド登場!
▲Mr.ブラシウォッシャーのような筆洗い専用のボトルなどに、筆ピカリキッドを入れて使用すると、より筆の汚れを落とせます
タオルの上で筆を叩くようにします
▲筆ピカリキッドで洗ったら、タオルの上でポンポンと筆を叩くようにして、筆ピカリキッドをきります。叩くことで、筆の奥に詰まった汚れが飛び出してきます。特に根元に溜まった汚れを取るのに効果的です
最後は水洗い! これが大事です
▲エアブラシの時と同じように、筆ピカリキッドの余分なリンス成分を水で洗い流します。まさにこれこそ、髪のトリートメントを落とす感覚に近いですね
筆洗い終了!
▲この方法で洗い続ければ、あなたの筆も長持ち! きれいにした筆で、筆塗りを楽しんでください
ラッカー塗料もご覧のとおりきれいに落とせます!!
▲こちらはラッカーのMr.メタリックカラーを含ませた筆を洗浄した様子。塗料皿に移した筆ピカリキッドに筆を入れると、塗料がどんどん溶け出していきます。塗料皿のなかで筆を洗って引き上げてみると、とってもきれいになります。ほぼすべての模型用塗料に対して効果的です