HOME記事ガンダムフォルム改修後はディテールアップで仕上げ! EG「RX-93ff νガンダム」をシンプルな作業でイメージチェンジ!?【セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記】

フォルム改修後はディテールアップで仕上げ! EG「RX-93ff νガンダム」をシンプルな作業でイメージチェンジ!?【セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記】

2023.08.23

気まぐれガンプラ製作記 in UNIVERSAL CENTURY 月刊ホビージャパン2023年9月号(7月25日発売)

フォルム改修後はディテールアップで仕上げ! EG「RX-93ff νガンダム」をシンプルな作業でイメージチェンジ!?【セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記】

 個性的なテクニックで月刊ホビージャパンモデラーの中でも一線を画する存在のセイラマスオがお題だけ決めて自由にいつも通りガンプラを製作していく様子をゆるくお届けする連載「セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記」。連載第2弾は、宇宙世紀に登場する「ガンダム」をテーマに模型オリジナルカスタマイズを解説していきます。第8回はENTRY GRADE RX-93ff νガンダムを題材として武装追加による重武装化と足し算フォルム変更の後半パートをお届けします。

製作・解説/セイラマスオ

前回の記事はコチラ

 気まぐれガンプラ製作記 Vol.7 

武装追加とフォルム改修。EG「RX-93ff νガンダム」をシンプルな作業でイメージチェンジ!?【セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記】

 個性的なテクニックで月刊ホビージャパンモデラーの中でも一線を画する存在のセイラマスオがお題だけ決めて自由にいつも通りガンプラを製作していく様子をゆるくお届けする連載「セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記」。連載第2弾は、[…]

ウマく作るためのHow toじゃありません

 私の製作法は、前回の連載でご紹介した通り普通のカッターをメインで使ったり、水性塗料で筆塗りしたりと、特別な道具や技法があるわけではない基礎的なものばかりです(多少クセは強めですがw)。そんな基礎的なスキルですが、使いようによってはいろんな楽しみ方ができるというところを今回の連載ではお伝えしていければと思っています。いわば前回が基礎編なら今回は応用編! というわけです♪


theme:パーツ流用による重武装化&貼り付けによる足し算フォルム変更[後編]
use kit:ENTRY GRADE RX-93ff νガンダム


❶頭部の加工

頭部 目のパーツ
▲頭部は何の問題もないのですが、好みで少々変更していきます。まずはツインアイの小型化。といっても目のパーツの内側をマジックで黒く塗るだけですw
頭部 マスク内部パーツ
▲次にマスクを上方へ移動させるため、芯となる赤パーツの干渉する部分を削り取ります
頭部 マスクパーツ
▲移動させるマスク部分は隈取り部分を切り取ります
ヘルメット以外の頭部パーツ
▲これでマスクを上に移動できました。目とマスクの間が詰まって精悍な表情になります。アゴの赤いパーツの上にできた隙間ぶん上に移動させています
頭部パーツ 正面
▲ヘルメットを装着してみるとマスクが上に移動したぶん、両サイドの頬当てが下方向に長すぎる印象です
頭部パーツ 左側面
▲そこで頬当てに角度を付けながら上に上げていきます。まずは鉛筆で書いたラインを切り離さないよう注意しながら切り込みを入れます
頭部パーツ 右側面 加工途中
▲下からクサビ状にしたランナープラ板を差し込みます。切り離してもよいのですが、このほうが位置決めの手間が省けますw
頭部パーツ 右側面 加工後
▲しっかり接着してから整形。勇者傷みたいになりましたw
頭部 ヘルメット 加工前と後の比較
▲向かって左側が加工後、右側が加工前です。わずかな変化ですが、まぁ自己満足ということで…w

❷細部をさらに調整

ヒザ関節のフレーム
▲ヒザ関節のフレームは肉抜き穴が多いので地道にランナープラ板で埋めていきました(パテなら一発なのですが…)
腰部サイドアーマー1
▲腰部サイドアーマーも地道にランナープラ板を貼ったり削ったりしながら進めていきます
腰部サイドアーマー2
▲何度目かの貼り付け、整形を繰り返してやっと完成しました
脚部のヒザアーマー上部、裾部分1
▲脚部のヒザアーマー上部や裾部分も何度もプラ板を貼り足して苦労した部分です
脚部のヒザアーマー上部、裾部分2
▲どうしても脚の曲面にプラ板が馴染まないので、何度も段階を踏むことでどうにか形になりました(汗)

❸仕上げのディテール

フロントアーマー
▲ここからはディテールを全身に追加していきます。スペースの関係で最近はいつも一瞬で済んでいるようなご紹介になっちゃってますが…
胴体、肩パーツ
▲もちろんそんなわけはなくて、どんなディテールにするか考えることも含めて随分と時間を割いて行っております
ディテールまでできた全身、上半身画像
▲ディテール入れまで完成です。結局腰部フロントアーマーと頭部に手を入れちゃいましたが(汗)、追加のボリューム調整だけでも結構印象を変化させることができたのではないでしょうか
フィン・ファンネル
▲フィン・ファンネルはディテールに凝り出すと、同じ作業を×6でやらないといけない危険な箇所。ここは軽めに赤いラインを入れるアレンジに留めましたw
リ・ガズィカラー
▲色は印象の変化も狙ってあまり見かけないリ・ガズィカラーにアレンジ。この配色だと福岡のνガンダム立像の明るめな胸部青色にも説得力が増しますね(偶然)
リ・ガズィカラーに塗装した各種パーツ1
▲普段は自作部分は塗装のことを考えずに製作するのですが、キットの分割を活かして製作すると塗り分けが楽になりますね(たまにはw)
リ・ガズィカラーに塗装した各種パーツ2
▲改めて紹介すると、私の塗装は水性アクリル塗料を筆塗りしているのですが、薄めの塗料を根気よく塗り重ねることで筆ムラを抑えています
ボロボロになった筆
▲塗装には主に100円ショップの筆を使っているのですが、ふと気付いてみたらコンディションはこんな状態ww。ネタじゃなくこれでも充分現役筆です!!
リ・ガズィカラーに塗装したνガンダム とデカール
▲関節色と少し残した白部分が成型色を活かした箇所。ここからデカール貼りですが、いつものHJモデラーズの私専用デカールに、RX-93ff νガンダムの印象的なパーソナルマークを使用しています

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“ENTRY GRADE”RX-93ff νガンダム 改造

RX-93ff νガンダム Ver.W.G.P.N.

製作・解説/セイラマスオ

ENTRY GRADE 1/144 RX-93ff νガンダム
●発売元/BANDAI SPIRITS●1430円、発売中●1/144、約15cm(ファンネル含めて約19.5cm) ●プラキット●GUNDAM SIDE-F限定アイテム


 今回はここまで!
 次の記事では、完成した作例をじっくりとご紹介いたします。お楽しみに!

\続きはコチラ/

 公開は本日(2023年8月23日)の20時から!

 「RX-93ff νガンダム」完成!! 

EG「RX-93ff νガンダム」をパーツ流用と武装追加でボリューム&ディテールアップ!【セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記】

 個性的なテクニックで月刊ホビージャパンモデラーの中でも一線を画する存在のセイラマスオがお題だけ決めて自由にいつも通りガンプラを製作していく様子をゆるくお届けする連載「セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記」。連載第2弾は、[…]

この記事が気に入ったらシェアしてください!

©創通・サンライズ

セイラマスオ

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2023年9月号

ご購入はこちら

セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記

ご購入はこちら

ガンダムフォワードVol.8

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー