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インパクトミニチュア「アングロン」降臨!キット内容と大きく特徴的な翼の塗装方法を解説!【ウォーハンマー】

2023.03.04

AMAZING WARHAMMER 月刊ホビージャパン2023年4月号(2月25日発売)

インパクトミニチュア「アングロン」降臨!キット内容と大きく特徴的な翼の塗装方法を解説!【ウォーハンマー】

2023年マストバイなインパクトミニチュア「アングロン」降臨!!

▲ こちらは塗装見本

逆賊のスペースマリーン「ワールドイーター」を率いるかつての超戦士

 英国のミニチュアホビーメーカー「ゲームズワークショップ」が展開する『ウォーハンマー』の魅力をお届けする本コーナー。今回は2023年のインパクトミニチュアトップバッターとも言えるすごいアイテム「アングロン」をご紹介。このキャラクター、『ウォーハンマー』の世界ではとても重要な人物。かつてはスペースマリーンを率いる将のひとりであったのだが、反旗を翻し殺戮の神「コーン」の力を授かり、恐ろしい姿となって帝国の前に立ちはだかるのだ。今回はキット紹介以外に、本連載で解説を書いてくれている傭兵ペンギンにそんなキャラクターの魅力を掘り下げてもらったぞ。そちらと合わせて、本キットを見ていこう!

キャラクター解説/傭兵ペンギン
撮影/三環しおん

アングロン/『ウォーハンマー40,000』における、人類の帝インペリウム国の皇帝によって、作り出された20人の超人戦士であるプライマーク(総首長)のうちのひとりでありながら帝国に反旗を翻し、異次元に住まう渾沌の暗黒神のうちの一柱である殺戮の神「コーン」の軍門に下ってその力を授かったディーモン・プライマーク。コーン神により多くの髑髏を捧げるために、配下の逆賊のスペースマリーン「ワールドイーター」の狂戦士たちとともに銀河各地で幾度となく大殺戮を繰り広げている。ゲームでは超重戦車などの規格外の巨大ユニットのカテゴリーである「ロード・オヴ・ウォー」で、白兵戦において想像を絶する攻撃力と、たとえ撃退されても復活するという驚異的な能力を持つとんでもないキャラクターで、「ワールドイーター」のアーミーを率いながらきっと卓上でも大暴れしてくれることだろう。


アングロン誕生秘話/彼と他の総首長は銀河の再統一を行う「大征戦(グレート・クルセイド)」を率いる将となるべくして作り出されたが、渾沌の暗黒神の妨害により、幼児の段階で銀河中に散り散りに飛ばされてしまい、アングロンは惑星ヌセリアへと流れ着いた。ヌセリアは過酷な惑星で、幼くして捕えられたアングロンは奴隷にされ闘技場で戦わされながら成長し、暴力性が増幅する脳インプラントを埋め込まれたが、総首長としての高い身体能力を活かして最強の剣闘士となった。それから彼は仲間の剣闘奴隷たちを率いて反乱を起こしたが、その途中で皇帝によって発見され本来の目的である「大征戦」に加わることを提案される。アングロンは奴隷解放の戦いを続けたいがためその提案を拒否したものの、皇帝はそれを許さずアングロンを強制的に連れ去り、アングロンを失った奴隷の同胞たちは圧制者たちに殺されてしまうのだった。こうしてアングロンは「大征戦」へと加わり、彼の遺伝子を植え付けられて作り出された超人兵士スペースマリーンの兵団「ワールドイーター」を率いることとなった。

▲ 翼の広がりと禍々しい尻尾により迫力あるシルエットになっている背中
▲ ドクロ、チェーン、ムキムキの筋肉と寄ってみると非常に情報量が多いのがわかる
▲ ベースとなる岩場も付属。岩と岩が重なるところにパーツの合わせ目を持ってくることで、合わせ目が目立たなくなる
▲ 岩場には大きな軸受けがあり、アングロンの足から伸びる棒がここにセットされてガッチリ固定される
▲ ランナーは2枚。非常にコンパクトにまとめられており1時間半くらいで完成する
▲ 口の開閉はパーツの選択式となっている

ホルスの大逆/「大征戦」の総司令官であり、アングロンの兄弟のひとりでもあるプライマークのホルスが皇帝を裏切り戦争をしかけた1万年前の「ホルスの大逆(ホルス・ヘレシー)」において、アングロンはホルス側にいち早く加わった。彼はかつて皇帝に連れ去られ、仲間たちを見殺しにさせられたことを決して忘れてはいなかったのだ。そしてホルスの指揮下でアングロンと彼のワールドイーター兵団は、皇帝に忠誠を誓う他のスペースマリーンたちを次々と虐殺し、壮絶な戦いを繰り広げていった。そしてアングロンは後にウルトラマリーン兵団のプライマークのロブート・グィリマンとの対決の中で重傷を負ったため、殺戮の神「コーン」の儀式を経てその恩寵を授かり傷が癒えただけでなく、今まで以上に巨大で強靭なディーモン(悪魔)の肉体を手に入れたのだった。それから帝国の本拠地である惑星「地球(テラ)」での最終決戦に参戦したが、アングロンはブラッドエンジェル兵団のプライマークであるサングニウスに倒され渾沌の領域へと放逐され、一方でホルスが皇帝に重症を負わせながらも討たれ「ホルスの大逆」は終結した。しかしアングロンの戦いはこれで終わることはなく、現在に至るまでの1万年の間に度々物質世界へと姿を現し帝国の軍勢を大いに苦しめ、敵味方問わず血で大地を赤く染めてきた。

ドライブラシでイケてるアングロンに塗り上げよう!!

▲ まず下地にケイオス・ブラックという非常に暗い黒を全体にスプレーする
▲ ケイオス・ブラックは漆黒の黒。そこで青っぽい黒をドライブラシしてグラデーション表現してみる。使用するのはコルヴス・ブラックだ!
▲ 筆に塗料を含ませたら、筆がカサカサになるまでペーパータオルで塗料を拭う
▲ 翼の皮膜となる部分に、筆を擦り付けていく。凸モールドが明るくなって、ハイライトのような表現をお手軽に施すことができる
▲ 次に赤をドライブラシ。筆の中にコルヴス・ブラックが残ったままメフィストン・レッドを含ませる。これによって、筆の中でちょうど良い具合に赤と黒が混ざる。これが一段階目の暗い赤になる
▲ 赤もペーパータオル で筆がカサカサになるまで塗料を拭う
▲ 赤になる部分のところだけ筆を擦り付けていく。すると良い感じに暗い赤が模型に塗られていく
▲ ここでいったん筆をしっかりと洗ってから、今度はメフィストン・レッド単色をドライブラシする
▲ 筆の中で黒が混ざっていないので、先ほどよりも鮮やかな赤を塗装することができる。これで自然なグラデーションが生まれる
▲ ドライブラシを活用すればこのようにあっという間にカッコよく塗ることができる。缶スプレーの乾燥時間をいれなければ、ここまでわずか5分で塗れる!

コーンの総魔長 アングロン

●発売元/ゲームズワークショップ●22300円、発売中●約16cm●プラキット

ウォーハンマーストアではペイントやゲームのレクチャーも行っているぞ!
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傭兵ペンギン

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