美術の授業でも使うアクリルガッシュを使って、簡単にプラモデルを塗ってみよう!水性塗料の筆塗りで安心!
2023.02.09
水性塗料ペインティングLAB. 月刊ホビージャパン2023年3月号(1月25日発売)
1/35スケール
ドイツ戦車兵 砲弾搭載セット
安全、安心、環境にも優しくて高性能だけどまだまだ認知度が低く使っている人も少ない「水性塗料」の可能性をお届けするコーナー。水性塗料に熟知した“水性アクリルボーイ”むっちょがさまざまなジャンルのキットを水性塗料で仕上げます。
今回は画材店で手に入る「アクリルガッシュ」を使った模型塗装にチャレンジしてみました。月刊ホビージャパンではお馴染みのシタデルカラーやファレホと同様に、水による希釈が可能な塗料なので、使いこなせばペイントライフがよりお手軽になるでしょう。むっちょも本格的に使用するのは今回が初めてということで、トライアンドエラーでアクリルガッシュの可能性を探ってみました。
今回使用している塗料
服=海松茶、黒緑、ジェットブラック、バーントシェナー
肌=香色、真朱、棕櫚(しゅろ)色 砲弾=ゴールドディープ、シルバー
下地(シタデルカラー)=ケイオスブラック、コラックス・ホワイト
中間色の和カラー
▲画材ということで、通常色は鮮やかな原色がメインだが、「アクリルガッシュ
ジャパネスクカラー」には中間色が多いのでこれらを服と肌の色に使用する
発色の良さも特徴
▲乾燥も早く、すぐに発色するのも特徴。砲弾の金属色は、シルバーとゴールドをそのまま使用した
基本的な使い方
▲塗料と水を1:1の割合で希釈。超速乾なのでウェットパレットの使用推奨
▲含みのよい筆を使って色を乗せていく。ひとまず筆ムラは気にせず、同じ方向に一定のストロークで行うこと。乾燥する前に同じ所を何度も塗り重ねないように注意しよう
▲乾燥してから塗料を3回ほど重ね塗りすると塗り残しもなく、落ち着いた色味でもしっかりと発色する
▲とにかく速乾なので、筆についた塗料もすぐに乾いてしまう。こまめに筆を洗い、しっとりとした状態を維持しよう
▲ウォッシング用にバーントシェナーにジェットブラックを混色しグロスバーニッシュをちょい足し。これらと水を1:9で混ぜ、シャバシャバなくらいの粘度にした
▲服の溝に塗料が溜まるようにウォッシング。拭き取りはせず、そのままワントーン落とした色味になるよう乾燥させた
▲肌の塗装には香色、真朱、棕櫚色を使用、ベース、シャドウ、ハイライトの3色になるようにグラデーションをかける
失敗したら…
▲塗装で失敗したら、アルコール成分の入ったシンナーで色を落とすことができる。アルコールで筆が痛むので筆用リンスでのケアもしっかり行おう
▲金属色はベタ塗りでキレイに発色している。軍服との落ちついた色味との対比で映えるイメージになった
▲今回は面相に注力し、鼻筋など影の描き込みを行っている
▲木箱は棕櫚色でドライブラシ。ツヤ消しの塗料が乾いた質感の表現にベストマッチした
▲ドライブラシで仕上げた木箱は、1/35スケールと感じさせないリアルな雰囲気に仕上がった
ドイツ戦車兵 砲弾搭載セット
●発売元/タミヤ●1100円、発売中●1/35●プラキット
むっちょ
ミニチュアペインターで“ホビーアドバイザー”。月刊ホビージャパンおよびMOOKでキャラクターキットの水性塗料仕上げを披露するなどペイント技術が高いが、模型製作についてはまだまだ勉強中の身。クラフトビールが大好き!