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1時間で完成!! 水性塗料の筆塗りで可愛くて不気味な「プトゥン」を楽しもう!【PLAMAX】

2023.01.23

筆塗りtribe 月刊ホビージャパン2023年2月号(12月23日発売)

1時間で完成!! 水性塗料の筆塗りで可愛くて不気味な「プトゥン」を楽しもう!【PLAMAX】

年末年始の筆塗りにピッタリ!! 「PLAMAX プトゥン」

 プラモを筆塗りでガンガン楽しんでいるナイスなパイセンたちの作品とテクニックをみんなで読んで、テンションアゲアゲでどんどん筆塗りを楽しんでいこうという連載「筆塗りTRIBE」。
 今回はマックスファクトリーの「PLAMAX MF-66 minimum factory プトゥン」を筆塗りで楽しんじゃいましょう! 造形作家yoshi.によるオリジナルコンテンツキャラクターである「プトゥン」は不気味さとかわいらしさが共存した魅力的なキャラクターです。プラモも1セットで4体組めるナイスバリューなキット。大きさやポーズが異なっていて、組み合わせるとかわいらしいプトゥンファミリーがあなたの机の上に誕生します! そんなキットを月刊ホビージャパン連載「水性塗料ペインティングLAB.」でもお馴染みの、むっちょがシタデルカラーを駆使して塗り上げます。蛇紋塗装や、ドライブラシの発光表現など今すぐにでも真似したくなる筆塗りをどうぞご覧ください。
(構成・文/フミテシ)

今回のパイセン

むっちょ/ミニチュアペインター、月刊ホビージャパンでは水性塗料ペインティングLAB.を連載中。シタデルカラーやファレホなどの水性塗料を使った筆塗りが得意!

キットはひと箱に4体のプトゥンが入ってます!

▲大きなプトゥンと小さなプトゥンがポーズ違いで2体ずつ、合計4体も入っています。水色の成型色もかわいいですね〜
▲クリーチャー的なモールドがプラスチックにビシビシに刻まれています。こんなにうねうねしたパーツ、なかなかないですよ〜
▲小さなプトゥンのランナーは片手に収まってしまうほどのサイズ。ランナー状態ですでにかわいいですね〜

塗装の準備

ドライブラシ筆を活用します!

▲今回は発光表現などにチャレンジしていきます。そんな時お手軽にできるテクニックが「ドライブラシ」。ドライブラシ専用の筆と、塗料を長持ちさせるウォーターパレット、通常のペーパーパレットを準備します

蛇紋塗装にチャレンジ!!

▲プトゥンのデザインにピッタリ合いそうな蛇紋塗装を施してみます。エアテックスのテクスチャーマスキングがとっても便利です。こちらとシタデルカラーの「グレイシーア」を用意します

黒下地でスタートします!

 今回は黒下地を活かしながら塗っていきます。まずはGSIクレオスの水性サーフェイサーブラックの缶スプレーを全体に塗ります。

奥まった部分まで
しっかりと塗ろう!

▲プトゥンのディテールは見た目以上に深いので、しっかりと奥まで缶スプレーを吹きつけましょう。厚塗りにならないように注意



▲小さなプトゥンも黒サフを塗装。このままでもかわいいですが、ここから超スピードペイントで仕上げます

ドライブラシとシタデルコントラストで1時間で小さなプトゥンが完成だ!!

 買ってきた日は小さなプトゥンを速攻ペイントして、机の上にお出迎えしちゃいましょう!! シタデルカラーでのドライブラシと、誰でもいい感じにグラデーション塗装ができるシタデルカラーの染め塗り塗料「シタデルコントラスト」を使用して塗り上げます。


▲下地の黒を活かして、シルバー2色をドライブラシして仕上げてみます。まずはシタデルのアイアンハンド・スティールから。こちらを筆に含ませて、パレットで余分な塗料を充分に落とします

表面を撫でるように塗るよ!

▲奥まった部分まで塗料が乗らないように、表面を撫でるようにして筆を擦り付けていきます
▲お次は明るい銀で、さらにパーツの角や出っ張った所を狙ってドライブラシしていきます。使用するのはシタデルの明るい銀「アイアンブレイカー」です
▲ピンポイントで明るい銀を擦り付けることで、ハイライトになり銀のグラデーションが生まれます。これで胴体のメインカラーは完成です


銀の上にコントラストを流すと何でも
メタリックカラーになる!

▲各部の節には、シャバシャバで薄い染め塗り塗料「シタデルコントラスト」のブラッドエンジェルズ・レッドを塗ります。銀の上にこの塗料を塗ると、下地の銀が透けてメタリックカラーになり、節の奥が怪しく光っている雰囲気になります




▲塗り方はとっても簡単。シャバシャバの塗料を流し込むように塗るだけ。はみ出した部分は乾燥前なら指で拭き取っちゃってOKです。水を含ませた綿棒でも落とせます
▲頭部は骨のような色に。こちらもドライブラシ。後の大きな頭部で塗り方を紹介します
▲目の脇のディテールと、目はシタデルコントラストで塗装。脇のラインは「ブラッドエンジェルズ・レッド」、目は「ナズドレグ・イエロー」で塗装

1時間で完成!!

▲シタデルカラーのドライブラシと染め塗りなら、水を準備するだけで無臭で塗装が楽しめます!! 快適で楽しい筆塗り塗装をぜひ楽しんでみてください

ドライブラシで骨のような質感に塗る!

 ドライブラシなら表面の塗料の粒子を粗めにして、骨のような質感が簡単にできます。シタデルカラー3色を使って、実際にやってみましょう。

左の塗料から順番に
塗っていきます

▲左から、茶色、ダークイエロー、ベージュの順番でドライブラシしていきます。まずは茶色である「ライノックス・ハイド」をドライブラシします


この茶色が肝!!

▲黒にいきなり骨っぽい色を乗せると明暗さが激しくなり汚くなります。間に茶色を挟むことで、緩やかなグラデーションとなります
▲次にザンドゥリ・ダストをドライブラシ。下地の茶色をランダムに残すようにすると雰囲気が出ます
▲最後にパーツの角やフチに、ウシャブティ・ボーンをドライブラシ! これで完成です
▲表面がざらついたこの感じは、ドライブラシならではのもの。これにより頭部だけ他の箇所と情報量が変わって立体にアクセントが生まれます

蛇紋塗装!! 一度やったら病みつきです!!!

 ネット状の物を模型の上に被せた状態で、筆をポンポンと押し当てるとまだらな蛇紋を模型に塗ることができます。大理石風になったり、クリーチャー系にちょっと不気味な雰囲気を与えたりできる面白い塗装です。



▲エアテックスのテクスチャーマスキングで模型を覆います

濃いめの塗料を
べったりつけます

▲塗料は筆にべったり付けます。これをベタベタとスタンプするのです



▲マスキングの上から筆でポンポンと模型を叩くように塗っていきます。これだけでOKです

不思議な紋様「蛇紋」が
できた!!

▲マスキングを外すとご覧の通り。黒に白の蛇紋が塗られました。プトゥンのデザインにもマッチしていますね

染め塗りでさらに雰囲気を
上げていきます!

▲黒と白の蛇紋になった胴体の上から、シタデルコントラストの「ブラッドエンジェルズ・レッド」で染め塗りします。ディテールにしっかりと塗料が流れるように「コントラストメディウム」で塗料を薄めます


少量でOK!!

▲コントラストメディウムは少量混ぜるだけでOK。入れすぎると色が薄くなりすぎて染まらなくなります


赤黒くなったぞ!!

▲蛇紋の白い部分は赤く、黒い部分は赤黒く不気味な雰囲気に。ひと塗りでディテールの奥まった部分にまで流れていくので、表面と奥まった部分で染まり方に変化が出て、自然なグラデーションが生まれます



▲パーツの裏側など、染め忘れがないかしっかりと確認して塗っていきます

複数あると仕上げを
変えられて楽しい!!

▲大きなプトゥンも2体入っているから、好みの仕上げを選択することができます! どんどん塗って、いろんなプトゥンを誕生させましょう

蛇紋塗装完成!!!

▲蛇紋塗装のおかげで、爬虫類のような雰囲気の表面になりました。こういったテクスチャー系の塗装は情報量が一気に増えて楽しいですよ

ドライブラシで発光表現! プトゥンの胴体をぼやっと輝かせよう

 ドライブラシはグラデーションをお手軽に表現できます。暗い色から明るい色の順で塗っていくことで、ぼや〜っと発光しているような雰囲気も演出できます。プトゥンの胴体でチャレンジしてみましょう。


▲青と緑で節の奥と周囲が光る雰囲気を表現してみます。まずは黒の上に、青系の塗料をドライブラシしていきます

暗めの青をドライブラシ!

▲ステガドンスケール・グリーン(かなり青です)をディテール部分に擦り付けていきます。発光は暗い部分も大事なので、下地の黒を完全に隠蔽しないようにします

明るいブルーをピンポイントで

▲サンダーホーク・ブルーをエッジのキワや出っ張っている箇所に擦り付けていきます

青の周囲に緑を塗って光の
グラデーションを演出

▲節やモールドから少し離れた箇所にグリーンをドライブラシすることで、漏れた光によって輝いている雰囲気になります。こちらも明暗2色をドライブラシしていきます



▲キャリバン・グリーンとドライブラシした後に、カバライト・グリーンでドライブラシ



▲節や紋様を、サウザンドサンズ・ブルーでベタ塗り。このラインもこの後ドライブラシして発光させますよ



▲サウザンドサンズ・ブルーを塗り終えた状態。シタデルカラーは伸びが良いので、このような紋様を塗っていくときにとっても力になってくれます



▲次に紋様や節のラインもドライブラシしてグラデーション塗装します。サウザンドサンズ・ブルーの後、アーリマン・ブルー、バハロス・ブルーの順でドライブラシ

シタデルコントラストで染めて
色ムラを馴染ませる

▲コントラストメディウムとコントラストのリバイアドン・ブルーを1:1くらいで混ぜた物で、紋様を染めます。これで色味が落ち着いてよりきれいなグラデーションになります
▲塗り終わった状態。紋様のモールドもコントラストによって引き締まり、より立体的になってきました
▲最後にハバロス・ブルーをドライブラシして、ハイライトを立ち上げ直します! そうすると……
▲より明暗さがクッキリして、発光しているような雰囲気になりました!! 粒子感も光が漏れている雰囲気にひと役買っています

完成!!!

かわいいプトゥンを
プラモでコレクションしよう!!

▲最後は半光沢のスプレーで胴体だけコート。さらに雰囲気が良くなりました!! ここまで手軽にかつ素敵なクリーチャー造形をプラモで楽しめるというのはないと思います。「PLAMAX プトゥン」は、この年末年始に超オススメのプラモですよ!!

筆塗りから開いていった模型の世界

──むっちょさんの初めての模型体験はなんですか?
むっちょ(以下む):幼稚園の時にお父さんに買ってもらったミニ四駆です。ステッカーを貼ったりしてマシンがカッコ良くなっていく、さらにそれが走るってのは楽しかったです。そしてその後、中学生になってゲームの『スーパーロボット大戦』にハマって、『スパロボ』から『ガンダム』を知りました。それでガンプラを作ってみたんです。そして本屋さんで摸型誌というのがあるのを知って「ホビージャパン」を読んでみたんです。

──そこからどんどん作り出したんですか?
:いや、離れました。スミ入れとかはして楽しんでいたんですが、月刊ホビージャパンに載っているような合わせ目も消えてきれいに塗装されている作例の作り方を見ると、必要な工具とかも多いのが分かってしまい……。中学生の自分にはいろいろ買うことができなく、それで離れてしまったんです。あと、それだけじゃなくて、僕は完成トイやフィギュアも好きになっていたので、そっちのほうに行ったのもあります。そしてワンフェスに遊びに行った時に、当時高円寺に店を構えていた「ジャイアントホビー」のブースに行ったことで僕の今が決まりました。

──ジャイアントホビーさんといえば、都内のミニチュアショップとして有名ですね。
:はい。自分が住んでいる近所でもあったので、その後店舗にも足を運びまして、お店でシタデルカラーと『ウォーハンマー』に出会ったんです。お店は塗装もできたので、そこでスタッフさんに毎回筆での塗り方を教えてもらってどんどんやりたいことができるようになりました。その時には中学生時代のいろいろできなくて残念だった気持ちはなくなっていました。そして今は筆塗り以外に、エアブラシ塗装も楽しんでいて模型が楽しくてしょうがないです。筆塗りは、塗りながら悦に入れるのがいいですね。

PLAMAX MF-66 minimum factory プトゥン

●発売元/マックスファクトリー、販売元/グッドスマイルカンパニー●4500円、発売中●約8cm●プラキット

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©yoshi.

むっちょ

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