【ヘキサギア】汚し塗装で映えるBAラウドゲイルをミリタリーテイストで仕上げる!
2023.01.11ミリタリー×ヘキサギアの相性抜群! 汚し塗装で映えるBAラウドゲイル
コトブキヤによる1/24スケールのキットブロックシリーズ『ヘキサギア』から既存アイテムとスケールモデルの手法を組み合わせた作例が到着。遠未来SFがベースの『ヘキサギア』だが、リリースされている機体には現代戦装備のヘキサギアやガバナーが多く見受けられる。
そこに着目し、今回はAFVモデラーが現用兵器の雰囲気に寄せたヘキサギアを製作した。キット付属のアーカイブカードや成型色のサンドイエローから着想を得て砂漠での戦闘を想定している。少しやりすぎなくらいのウェザリングで、より映えるものとなったラウドゲイルの姿をご覧いただこう。
ジーク・スプリンガー以来のヘキサギア作例を担当しました。今回は王道のメカとしてBAラウドゲイルの製作です。普段ホビージャパンでは戦車模型をメインで担当していることもあり、今回のラウドゲイルの明るめのイエローはまさに戦車っぽくて自分の作風にピッタリ。
現用戦車をイメージして砂埃の汚れを追加し、ミリタリー感マシマシのラウドゲイルを目指します!
■製作について
なかなかにボリュームのあるキットなので、仮組みしてから塗装と合わせ目など手を加える部分を見ていきます。合わせ目消しにはデザインナイフと瞬間接着剤、部分によってはポリパテを使用。本体の可動は残すので関節やジョイント部分にはほとんど塗装せずに進めていきます。可動させたときに塗料が剥げてしまったり、固着して動かなくなるのも困りますので。
また戦車のようにがっつりと汚すというお題のため、変形機構はオミットして作戦行動中ということにし、そのぶん、チッピングなどのウェザリングを多めに入れていきましょう。
■塗装について
基本色はイエローの砂漠迷彩色で塗装しています。フレームなど内部のメカ部分にはガイアノーツのヘキサギアカラーを使用。専用カラーのおかげで調色いらずで簡単に塗れるのも魅力ですね。内部ワンポイントのカラーもヘキサギアカラーで賄っています。
■ウェザリングについて
ファレホのハルレッドでチッピングしてから、Mr.ウェザリングカラーのグランドブラウンでフィルタリング、スミ入れをします。ここまできたら足元やタイヤを中心にMr.ウェザリングペーストのマッドホワイトをやりすぎなくらい付けていきます。最後にツヤ消しクリアーでコートして、タミヤウェザリングマスターのAセットで汚しが物足りない部分を調整すれば完成です。
■ガバナー
女性兵士のイメージから、アーリーガバナーVol.6を使用にしています。作例では目の塗装をしていますがデカールもあるのでご安心ください。装備はそのままでも現代戦のような形状なのでストレートに作りました。
コトブキヤ 1/24スケール プラスチックキット“ヘキサギア”
BA ラウドゲイル
製作・文/小澤京介
BA ラウドゲイル
●発売元/コトブキヤ●8580円、発売中●1/24、約17.5cm●プラキット
Ⓒ KOTOBUKIYA
小澤京介
AFVをメインに手掛けるスケールモデラー。近年はメカ系のキャラクターキットにも挑戦中!