懐かしの1/100シャアザクを光沢で仕上げる! 2通りの方法で「挟み込み式の関節」を徹底攻略だ!【週末でつくる ガンプラ凄技テクニック 懐かしのキット編】
2022.12.22週末でつくる ガンプラ凄技テクニック 懐かしのキット編 月刊ホビージャパン2023年1月号(11月25日発売)
休日の空いた時間、誰でもできる簡単なテクニックで、お手軽にカッコいいガンプラを楽しんで作ってみよう! がモットーの連載企画「ガンプラ凄技テクニック」。ノスタルジー編第10回は「当時風全塗装仕上げ入門」。誰もが悩む挟み込み式関節の塗装や、当時の作風に見られる表面がテロテロの塗りっぱなし光沢塗装を1/100シャア専用ザクで学んでみましょう。
講師/林哲平
合わせ目を消そう
パーツを整形しよう
1/100シャア専用ザクの工作ポイント
関節を塗装しよう
頭部を攻略しよう
塗装パーツの接着と仕上げ
■挟み込み式関節はもう怖くない!
当時ものキットの全塗装で誰もが悩むのが挟み込み式の関節です。後ハメ不可能で、どう塗ればわからず、あまり製作法も紹介されていないので作る前から手が止まってしまうモデラーさんも多いのではないでしょうか? 今回は昔の自分も悩みまくった、当時ものキットの合わせ目について徹底解説してみました。
■「ピンクの彗星」か「赤い彗星」か
第一次ガンプラブーム当時のホビージャパンの作例では赤く塗られたシャア専用機が目立ちます。「ピンクの彗星ではなく、赤い彗星ならこうだろう」という趣旨が当時の作例製作文の中にもよく見られるので、今回の作例も「赤い彗星」として当時風に塗装してみました。すべてMr.カラースプレーによるもので、赤はシャインレッド、胴体はあずき色、ランドセルはレッド、黒部分は黒鉄色を使用しています。
■当時風テロテロ塗装
当時の作例によく見られるのが独特のテロテロ光沢塗装です。これは下地をしっかりと磨き、光沢塗料の塗りっぱなしにより再現されたもの。1/100ザクは金型のメンテの賜物で表面が非常にキレイに保たれており、はじめてのテロテロ塗装の入門にはピッタリ。当時の模型店のショーケースに誇らしく飾られた、ピカピカに光る全塗装完成品を今こそあなたの手で作り上げてみてくださいね♪
BANDAI SPIRITS 1/100ケール プラスチックキット
MS-06S シャア専用ザク
製作・文/林哲平
© 創通・サンライズ
林哲平(ハヤシテッペイ)
モデラーとしても一流の腕前を持つホビージャパン編集スタッフ。How toページを主に担当し、あらゆるジャンルの模型に精通している。