最新工具とマテリアルで「ウォーラス&炎陽」ディオラマを作ろう!『フロントミッション』ストラクチャーアーツ作例
2022.12.13スクウェア・エニックスプロダクツ 月刊ホビージャパン2023年1月号(11月25日発売)
ヴァンツァーと情景の相性抜群!
地面で引き立てる『フロントミッション』の世界
月刊工具で活躍中のけんたろう&月刊工具スタッフがヴァンツァーでヴィネットを製作することに。実はけんたろうは昔からの『フロントミッション』ファンとのことで彼の熱い希望もあり、ここにコラボ作例が実現した。得意の最新の工具やマテリアルを用いて、本体のみならず、小物までこだわって作った力作。『フロントミッション』の世界観を盛り上げるオブジェクト表現にも注目だ。
月刊工具コーナーは、日々発売される工具をピックアップし、実際に使ってその使用感や使い方などをレビューしています。
ところが、私も担当スタッフもツールを使うのが楽しくなってしまい、特に最近はどんどんと完成品が増えている状況です。工具が良いから何かを作りたくなる、まさに好循環なのです。
そして湧き上がる気持ちに応え続けた結果、地面の似合うフロントミッションのプラキットで、ひとつ複合的にディオラマを作ろう、というところに行き着きました。
今回使用したのはウォーラスと炎陽で、これらは初出の作品や時代こそ違いますが、同じ「O.C.U. 陣営」ということでチョイスしています。作品を超えて並べることができるのがプラモの良さであり、さらに「ストラクチャーアーツ」シリーズはディテール面でも並べて 違和感のない良い感じのモールドがしっかりありま す。まぁこの2機種は『フロントミッション5』で共演しているのですが……。ミサイラーを軸にしたロングレンジチームなのですが、隠れる気のないカラーリングにしています。好きな色に塗れるのも、これまたゲーム本編、そしてプラモならではです。
ディオラマも簡単に作れるように、製作期間の早い素材をフル活用します。コルッキーは1時間もせずに固まる優れもので、土台づくりには重宝。コルク板は加工しやすく塗りやすいアイテムです。鍋敷きだったものを、表面を尖ったものでガリガリひっかき、コルッキーを盛り付け、ウェザリングカラーをぶっかければたちまち地面に。こういうアドリブとハッピーアクシデントでディオラマは成立させていきます。草も生え、いい感じに地面はできた。追加で高い構造がほしい……ヨシ、天幕を作ろう。といった感じで進みました。プラキットは作りやすく、ディオラマも手早くできるマテリアルで……。『フロントミッション』は地面の似合う作品です。みなさまも月刊工具で紹介してきたマテリアルで、ヴァンツァーをいろいろなシーンへと連れて行ってみてください。
スクウェア・エニックス 1/72スケール プラスチックキット“フロントミッション ストラクチャーアーツ”
ウォーラス&炎陽
製作・文/けんたろう&月刊工具スタッフ
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けんたろう
How to 記事から月刊工具での工具&マテリアル紹介までなんでもこなす模型ライター。エナドリとプラモを愛するナイスガイ。