HOME記事キャラクターモデルMODEROIDより発売 ジャイアントロボを水性ホビーカラーの筆塗りで重厚感を高めて完成!【ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日】

MODEROIDより発売 ジャイアントロボを水性ホビーカラーの筆塗りで重厚感を高めて完成!【ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日】

2022.10.27

ジャイアントロボ【グッドスマイルカンパニー】 月刊ホビージャパン2022年12月号(10月25日発売)

細部のディテールアップと筆塗り仕上げで重厚感あるロボを表現!

 2022年で30周年を迎えたOVA『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』より、草間大作少年とともに戦う最強ロボット、ジャイアントロボがMODEROIDで初のプラキット化! 全高およそ23.5cmのビッグモデルで、重厚感溢れるディテールとプロポーションを見事に再現。各部可動域も良好で、ロケットバズーカ展開状態もパーツ差し替えで実現するなど、まさに初にして決定版といえる完成度だ。作例はキットの素性の良さを最大限に引き出すため、成型の都合によるリベットの歪みを修正。さらに版権イラストを参考にリベットを追加。筆による重ね塗りで重厚感ある仕上がりを目指している。

ホビージャパンより
30周年記念ファンブックが発売決定!

30周年を記念し、公式ファンブックの刊行が決定! 描き下ろしイラスト、声優・スタッフインタビュー、ストーリーガイド、設定資料集、用語辞典など、周年に相応しい永久保存版の内容となる。

ジャイアントロボ THE ANIMATION
地球が静止する日
30th ANNIVERSARY BOOK(仮)

●発行元/ホビージャパン●3960円●12月16日予定●B5ワイド

COLORING DATA

ブルー基本色1=ミディアムブルー
ブルー基本色2=RLM65ライトブルー
レッド基本色1=モンザレッド
レッド基本色2=サーモンピンク
関節カバー基本色1=サンディイエロー
関節カバー基本色2=ライトブラウン
ゴールド部分=Mr.メタルカラー ブラス

▲キットは一部塗装済みの5色成型。同スケールでロボに乗せられる草間大作フィギュアに加え、草間大作と銀鈴の1/20フィギュアも付属する

MODEROID ジャイアントロボ

●発売元/グッドスマイルカンパニー●8900円、発売中●約23.5cm●プラキット●原型/MieuxCrea/ミュークリエ 制作協力/wb-saku

▲頭部は大作少年が掴まる梯子を0.3mmプラ板を短冊状にカットにて貼り付け再現。大作フィギュアは台座をカットして付け外しが可能な「セメダインBBX」で固定できるようにした
▲ロケットエンジンノズルを開口して、市販のバーニアパーツを埋め込みディテールアップした
▲肩アーマーは上部にR・リベット[丸]による丸リベットを追加した
▲成型の都合で楕円状になっている赤い袖パーツのリベットは削り込んで正円に整形している
▲腹部の側面も成型の都合で丸リベットが楕円状になっているので、こちらはいったんナイフで削ぎ落し、ウェーブのR・リベット[丸]に置き換えている
▲上半身は、版権イラストなどを参考に、上面にウェーブのR・リベット[丸]を追加

▲ロケットバズーカはパーツの差し替えで展開状態を再現。握り拳の他に平手もあるので、写真のような射撃体勢も決まる。なお、ヒジやヒザは思いのほか可動域が広く、特にヒジは90度以上曲がる

▲後部排気パイプ排気口をプラパーツとプラ板でシャープに作り直し。ロケットバズーカの基部はプラ材でディテールを追加。ロケットバズーカ砲身にもリベットを追加した

清水式筆塗りのススメ

ここでは簡単に清水圭の筆塗り工程を解説しよう。

▲下地にMr.メタルカラーダークアイアンを塗装した状態(こちらはエアブラシ塗装)
▲基本色1を筆塗りした状態
▲基本色2でさらにタッチを加える
▲水性ホビーカラーシルバーでさらにタッチを追加して完成

 MODEROIDから発売となったジャイアントロボ。迫力のビッグサイズキットながら、スライド一発抜きの腰アーマーパーツなど、大胆かつシンプルなパーツ構成で非常に組みやすく、迫力のロボがあっという間にその姿を現します。しかもプロポーションも抜群です。今回はキットの素性を活かして最低限のディテール修正と追加工作のみ行い、塗装でよりロボの迫力を演出してみました。

■工作
 全身に施されたリベットが印象的なデザインですが、パーツ成型の都合上、一部リベットが真円ではなく楕円になっています。こちらのリベットを、大サイズのものはナイフで真円に整形、小サイズのものはウェーブの丸リベットで置き換えました。また、当時の版権イラストを参考に、上半身、肩アーマー、ロケットエンジンに新規でリベットを追加しました。こちらもウェーブの丸リベットを使用しています。また、基本的にはシンプルなラインの機体ですが、ロケットエンジンとそこに内蔵されるロケットバズーカ周りはメカメカしいディテールに溢れたデザインになっています。その辺りを中心にプラ材でディテールを追加しました。

■塗装
 ロボのレトロ感あふれるスタイリングから、金属感を感じさせる塗装仕上げを目指してみました。下地にMr.メタルカラーダークアイアンを使用し、下地をムラを残すように基本色1を塗装、さらに基本色2で退色表現をタッチで追加しました。塗装は水性ホビーカラーの筆塗りです。
 各部塗装後に水性ホビーカラーシルバーでごく薄く部分的にタッチを入れ、タミヤスミ入れ塗料ダークブラウンでウォッシング、拭き取り。仕上げにガイアエナメルの赤さびで調子を整えました。

■草間大作
 キット付属の同スケール草間大作君は、接続用のベースを使用してロボに装着する仕様となっていますが、ここはもう少し設定通りにしたいところです。ロボのフェイス横に大作君が掴むための梯子を0.3mmプラ板の短冊で追加。大作君は台座部分を削り落として、右手、両足裏に粘着性が残る「セメダインBBX」を塗ってロボと着脱できるようにしました。
 さっと作れる大迫力キット。ぜひ皆さんもその迫力ボディを手にして叫びましょう。「ロボーッ!!」

グッドスマイルカンパニー ノンスケール プラスチックキット “MODEROID”

ジャイアントロボ

製作・文/清水圭

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Ⓒ光プロ/ショウゲート

清水圭

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