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丁寧な表面処理と塗り重ねでIMS 1/144「バッシュ・ザ・ブラックナイト」を美しいグロスブラックに仕上げる【ファイブスター物語】

2022.08.09

バッシュ・ザ・ブラックナイト【ボークス 1/144】 月刊ホビージャパン2022年7月号(5月25日発売)

バッシュ・ザ・ブラックナイトのメイン画像

丁寧な表面処理と塗り重ねで美しいグロスブラックに仕上げる

 1/144スケールIMSから、“黒騎士”ことバッシュ・ザ・ブラックナイトをお届けする。コミックス第1巻冒頭より登場した、本作きっての人気MHであるバッシュは、IMSでは1/100に次ぎ、1/144でもキット化。1/100での経験を活かし、さらにブラッシュアップされたパーツ構成、組み心地は、まさにバッシュ・ザ・ブラックナイトの決定版といえる。作例は、1/100 IMSキットの製作の経験もあるurahana3が担当。彼女の得意とする表面処理と、ほんのり紫がかった深みのある塗装表現で、黒騎士を彩っている。

バッシュ・ザ・ブラックナイトのパッケージ画像

IMS 1/144 バッシュ・ザ・ブラックナイト

●発売元/ボークス●5280円、2013年10月発売●1/144、約16.3cm●プラキット●原型/大石凡(造形村F.S.S.プロジェクトチーム)


 バッシュ・ザ・ブラックナイトの正面全体画像
▲ キットは3色成型のパーツ数305と、シンプルなシルエットにしては少し多め。また、接着部分も多く各関節を動かすと、テンションでパーツが外れることがあるので、作例ではベビーパウダーに瞬間カラーパテを混ぜて作る“液状のパテ”を使用して、かなりがっちりと固定した(瞬間カラーパテの商品情報はこちら)
バッシュ・ザ・ブラックナイトの背面全体画像
バッシュ・ザ・ブラックナイトとS.S.I.クバルカン ザ・バングの画像
▲ 同スケールのザ・バング(製作/マイスター関田)とのツーショット。IMS 1/144シリーズはこの他にV・サイレン2騎にA・トールがリリースされている
バッシュ・ザ・ブラックナイトと大型ベイルとスパイド2本を手にした画像
バッシュ・ザ・ブラックナイトの右側面全体画像
バッシュ・ザ・ブラックナイトに大型ベイルとスパイドを装備した左手の画像
大型ベイルとスパイドの画像

▲ 大型ベイルとスパイド(実剣)3本(長×2本、短×1本)が付属。スパイドはベイル裏側に納めることができる


全パーツを仮組みした画像
▲ 全部のパーツを仮組みしてみたところ。接着が必要な箇所がほとんどなので、ある程度までしか組むことはできないが、キット構成は確認できるだろう

■工作解説/urahana3

ヤスリがけの解説の画像 その1
▲ ヤスリがけの仕方の解説です。まず、600番でゲート跡を消す処理をします
ヤスリがけの解説の画像 その2
▲ 次に800番で全体を磨いていきます
ヤスリがけの解説の画像 その3
▲ 次は1500番です。この段階で、パーツが結構ツルツルになります
ヤスリがけの解説の画像 その4
▲ 最後に、3000番のスポンジをペンサンダーに付け、全体を磨きます。曲面になっているパーツが多いので当てやすいですが、平面のパーツはエッジが潰れないようにコツがいります。今回はツヤありで仕上げるため、パーツの下地作りが大切です。手順が多いですが、しっかり準備していきましょう

■塗装解説/urahana3

黒を塗装するのに使用する塗料をならべた画像
▲ メインの黒を塗装するのに使用する塗料です。BORN PAINTのアンダーブラック、Mr.メタリックカラーGXのGXメタルブラック、ガイアカラーのクリアーブラック、純色バイオレットです(アンダーブラックの商品情報はこちら) (GXメタルブラックの商品情報はこちら) (クリアーブラックの商品情報はこちら) (純色バイオレット の商品情報はこちら)
フレーム部分を塗装するのに使用する塗料をならべた画像
▲ こちらはフレーム部分を塗装するのに使用する塗料です。アンダーブラック、ガイアカラーのガンメタル、Mr.カラーのスモークグレー、ガイアノーツのセミグロスクリアーフッ素入りです (アンダーブラックの商品情報はこちら) (ガンメタルの商品情報はこちら) ( スモークグレーの商品情報はこちら) (Ex-セミグロスクリアー プレミアムの商品情報はこちら)
黒の塗装解説の画像 その1
▲ まずは黒の塗装から。下地として、BORN PAINTのアンダーブラックを吹きます。サフではなく最初から光沢の黒を下地として使用するので、通常のサフを吹く時のような細かい傷を埋める効果はほぼないです。そのため、ヤスリがけの段階からパーツがツルツルになるくらいまでしっかり磨いておく必要があります
黒の塗装解説の画像 その2
▲ 次にMr.メタリックカラーGXのGXメタルブラックを吹きます。メタリックの粒子が乗り、こんな感じになります
黒の塗装解説の画像 その3
▲ 次にクリアーブラックを上掛けします。液だれしないギリギリくらい、しっかりと厚く乗せます。ハンドピースも気持ち近めです
黒の塗装解説の画像 その4
▲ 純色バイオレットをエッジ部分を意識して乗せています(パーツの下側)。なんとなく部分的に薄く紫のグラデーションが入っているようなイメージです。外装パーツに関してはクリアーコートなし、先ほど吹いたクリアーブラックがトップコート代わりになります
フレーム部分の塗装解説の画像 その1
▲ 次にフレーム部分の塗装を紹介します。こちらも、BORN PAINTのアンダーブラックで下地塗装します
フレーム部分の塗装解説の画像 その2
▲ ガイアカラーのガンメタルを吹きます
フレーム部分の塗装解説の画像 その3
▲ その上から、Mr.カラーのスモークグレーを上掛けします。先ほどのクリアーブラック同様、しっかりと厚めに乗せます。フレームに関しては、部分的にセミグロスコートをしたりしなかったり、そのパーツの見え方によってトップコートを変えています
オレンジ部分の塗装解説の画像 その1
▲ オレンジ部分の塗装方法です。こちらは明るいカラーでの仕上がりなので、BORN PAINTのビギニングホワイトを下地として使用します(ビギニングホワイトの商品情報はこちら)
オレンジ部分の塗装解説の画像 その2
▲ ガイアカラーのヴィクトリーゴールドを塗装します。かなりオレンジに近いメタリックカラーで、こういう時には普通のゴールドよりも使いやすいです(ヴィクトリーゴールドの商品情報はこちら)
オレンジ部分の塗装解説の画像 その3
▲ 上からクリアーオレンジを吹きます。これで完成です
メタリックレッド部分の塗装解説の画像 その1
▲ 次にメタリックレッドの塗装方法です。こちらも下地はボーンペイントのビギニングホワイトを使用します
メタリックレッド部分の塗装解説の画像 その2
▲ Mr.メタリックカラーGXのGXメタルレッドを塗装します(GXメタルレッドの商品情報はこちら)
メタリックレッド部分の塗装解説の画像 その3
▲ ガイアカラーのクリアーレッドを上掛けします。これで完成です。メタリックは、ツヤ感が気になる場合はクリアーのトップコートをすると良いと思います。私の場合メタリックを吹いたあとは同系色のクリアーカラーを上掛けすることが多いので、それをトップコート兼用として、そのまま完成とすることが多いです(クリアーレッドの商品情報はこちら)
バッシュ・ザ・ブラックナイトの左側面の画像

 『ファイブスター物語』より、バッシュ・ザ・ブラックナイトを製作しました。以前製作させていただいたナイト・オブ・ゴールドより、2体目のF.S.S.キット製作となります。組んでみた感想としては、かなりピーキーな部分が多く、製作にはある程度のテクニックが必要なところがありますが、この独特なフォルムや造形は唯一無二のものですので、それだけでも製作する価値はあるのではないでしょうか。
 特に、形状変更やフォルムに関する改造などは何もしていません。といいますか、変えたところでカッコ良くなる自信もないというのが正直なところです。キット全肯定で、パーツの処理や仕上げをいかにするかをメインに置いています。
 まずヤスリがけが重要なのは言わずもがなですが、今回は写真で手順を説明しました通り、600番でゲート跡処理→800番でメインの磨き→1500番でさらに磨き→3000番で仕上げ、という手順でヤスリがけを行っています。最終的な仕上がりがツヤありなので、いつものツヤ消し仕上げと違ってヤスリ目の跡がそのまま出てしまいますから、下地作りは重要です。ヤスリがけした段階で、細かな線などが見えない状態になっていることが望ましいですね。
 塗装に関しても、使用したカラーや塗装手順は写真で細かく説明してみましたのでぜひそちらをご覧ください。大切なのは、メタリックやクリアーカラーを吹くときに思い切って厚塗りすることです。かといって、エッジ部分やパーツの端に塗料が溜まってしまうほど吹いては駄目ですが、いつものカラーを吹く時よりも気持ち厚めに乗せるイメージです。そうすると、吹いた段階でツヤツヤして見えますので、その状態まで塗料を乗せるのが大事です。
 少し遊び心を加えて、外装パーツのエッジ部分に紫を入れたりしています。うっすら紫に見えるかな程度の範囲で留めていますので、光の加減や角度などで少し変化が見られて面白い仕上がりになっていると思います。それでは、このキットが気になっている方はぜひ製作時の参考にしていただければ嬉しく思います!

バッシュ・ザ・ブラックナイトと大型ベイルとスパイド2本を手にした画像

ボークス 1/144スケール レジンキット
“INJECTION ASSEMBLY MORTAR HEADD SERIES”

バッシュ・ザ・ブラックナイト

製作・文/urahana3

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ⓒEDIT ,All rights reserved. 創作造形ⓒ造形村/ボークス

urahana3

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