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初心者でも簡単! 水性ホビーカラーでEGストライクガンダムを「ストライクルージュ」に大胆チェンジ!【ガンダムSEED特集Pickup】

2023.01.06

MBF-02+AQM/E-X01 ストライクルージュ【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2022年5月号(3月25日発売)

EGストライクガンダム ストライクルージュ 

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初心者でも簡単! 水性ホビーカラーでEGストライクガンダムを「ストライクルージュ」に大胆チェンジ!

 誰でも簡単に組み立てができるガンプラの新スタンダード“ENTRY GRADE”ストライクガンダムを使用して素組みからステップアップするための製作法を解説します。今回のテーマは水性ホビーカラーを使用した全塗装。GSIクレオスから発売されたばかりの水性ガンダムSEEDカラーを使用してストライクルージュを製作します。(解説/フミテシ)

製作ポイント

●水性ホビーカラーで全塗装
●水性ガンダムSEEDカラーを使用
●ストライクルージュにする


主に使用するツール・マテリアル

▲パーツの整形に使用した工具。平面やエッジ出しはヤスリスティック(ウェーブ)。細部はフィニッシングペーパー(タミヤ)で表面をならしている。デザインナイフはパーティングライン消しや、よりエッジをシャープにしたい箇所の削り込みに使用
▲水性ガンダムSEEDカラー(GSIクレオス)の新色、ストライクルージュピンク。瓶生の状態でルージュ本体色の絶妙なピンクが再現されている
▲ストライクルージュの色の発色を良くする下地塗料としてオススメなのは、GSIクレオスのClassy’n Dressy 水性ホビーカラーのサクラ(左)、水性ホワイトサーフェイサー(右)の2種。作例では水性ホワイトサーフェイサーを使用
▲本体色のピンク以外のカラーは、HGCEストライクルージュのカラーレシピを参考にしている

❶まずはしっかりと表面処理

▲表面処理はタミヤのフィニッシングペーパーとウェーブのヤスリスティック。400番で一皮むいて、600番で仕上げています


❷下地大事です

▲今回はルージュカラーにするということで、青い部分を赤に塗り替えます。水性ホワイトサーフェイサーを使用して赤の発色が良くなるようにします
▲サーフェイサーを吹かずに成型色の上に塗装する場合は、プレミアムトップコート つや消し(※写真は半光沢)を塗りましょう。ツヤ消しにすることで塗料がより定着します
▲HGストライクルージュからエールストライカーをコンバートします。翼のフラッグをカットして、よりシャープな形状になるよう整形しています
▲塗装前に仮組みします。組んだら各部の色をHGキットの組立説明書や設定画で確認して、塗装のイメージをより明確にします

❸いざ塗装! の前に…

▲塗装前にパーツに付いた埃やごみを除去しましょう。オススメはタミヤのミニ四駆クリーニングブラシ。静電気も除去しながら、適度なコシで奥まった部分にある埃やプラのカスを掃うことができます
▲埃は塗装の大敵。しっかりと細部まで掃いましょう
▲本体カラーのメインのピンクに水性ガンダムSEEDカラーのストライクルージュピンクを使用します
▲塗装するときは持ち手と、持ち手を立てるベースを準備しましょう

❹準備はOK! 塗装開始♪

▲エアブラシで塗装していきます。ストライクルージュピンクに、水性ホビーカラーうすめ液を混ぜます
▲塗料は使用する前に、攪拌棒などを使用して充分に混ぜましょう。混ざりきっていないと、本来の性能を発揮できません
▲水性ホビーカラーは瓶に入っている状態では「筆塗りに適した濃度」になっています。なので、薄めすぎると色が乗りません。塗料1に対して、うすめ液も1の比率で混ぜましょう
▲塗料とうすめ液を紙コップに入れたら、しっかりと混ぜます
▲瓶生の状態でこの発色! 乾燥時間は約5分ほどです
▲ストライクルージュの胸部の赤をきれいに塗装するために、水性ホワイトサーフェイサーを吹きます
▲水性ホワイトサーフェイサーを塗った状態です。各面から吹き付けて、塗り漏らしがないかチェックしましょう
▲水性ホビーカラーのモンザレッドで塗装します。下地に塗装した白が効果を発揮し、きれいに発色しています
▲胸部のレッドも塗装完了!! 赤いパーツはすべてこの方法で塗装しています

完成! ENTRY GRADEストライクルージュ!!

 水性ホビーカラー全塗装によるENTRY GRADE版ストライクルージュが完成しました。工作箇所は頭部アンテナとエールストライカーのフラッグを切り落としてシャープ化したくらいで、本体やエールストライカーの合わせ目はそのまま。全塗装で完成させることに注力して製作しています。専用カラーであれば調色する手間も省けてサクサク完成させることができます。

▲キット素組み(左)との比較。使い勝手のよい水性ホビーカラーと、しっかりと表面処理や下地作りを行ったことの相乗効果で塗料がきれいに発色しているのがお分かりいただけるでしょう。キットの出来のよさも相まって、塗装を楽しむ素材としては抜群のアイテムです
▲月刊ホビージャパン2022年4月号掲載のENTRY GRADE エールストライクガンダム(製作/sannoji)とのツーショット。ストライクルージュは全体的に赤・ピンクを基調としたカラーなので、スミ入れやマーキングデカールもそれに合わせたものをチョイスしています。同型機ですが、そういったキャラクター性で差別化を図れるのも模型表現のおもしろさのひとつですね
▲ビームライフルとシールドはHGストライクルージュのものを使用しています。特にルージュのシールドはM1アストレイのものと同じ配色になっており、ストライクガンダムのものを塗り替えるよりは、ルージュのものを使用したほうがはるかに手間が省けます
▲エールストライカーはフラッグをカットしてシャープ化した以外はストレート組みです。中央の白いパーツに合わせ目がありますが、ほぼ目立たないので、そのままにしています
▲工作にはほぼ手間をかけず塗装に注力した今回の手法を参考にぜひ製作してみてください

■塗装も楽しいエントリーグレード!!
 組み立てもサクサク、各パーツもとってもシャープなENTRY GRADEストライクガンダム。パーツ構成も塗装しやすい分割になっているので、ゲート跡だけきれいに処理すれば、すぐに塗装を楽しめますね。塗らなくてもカッコいいけど、塗ることも楽しめる素敵なガンプラです。なので、今回はGSIクレオスから新たに発売された水性ガンダムSEEDカラーのストライクルージュピンクを使用して、ENTRY GRADEストライクガンダムをピンクに染めようと思います。

■合わせ目消しで作業が止まっちゃうなら、思い切って塗装しちゃおう!
 合わせ目消しはHGストライクルージュからコンバートしたビームライフルのみ。エールストライカーなど、後ハメ加工すれば塗装のしやすさと合わせ目消しを両立できますが、その作業で手が止まってしまうのはもったいない!! ガンプラの塗装は本当に楽しいので「合わせ目消しがつらい!!」と思ったら、無視してしまいましょう。今のガンプラはほとんど合わせ目がありませんし、あったとしてもほんの少し。思ったより目立ちませんよ。作例は400番→600番で全パーツにヤスリをかけています。

■リニューアルした水性ホビーカラーはすごいぜ!
 数年前にリニューアルした水性ホビーカラーは、もはや使い心地も仕上がりもラッカー塗料と変わりません。匂いも少なく快適なので、完全に乗り換えました。今回のルージュもすべて水性ホビーカラーのエアブラシ塗装。乾燥時間も5分くらいで済むので、サクサク塗れますよ!
 ラッカー塗料から水性ホビーカラーに乗り換えて使用する際に気を付けてほしいのは、希釈の感覚。薄めすぎると色が一気に乗りにくくなるので、1:1もしくはちょっと濃いめにして高い圧力で吹き付けるときれいに仕上がります。水性ホビーカラーでも着々とラインナップが増えてきたガンダムカラー。これは今後の展開に期待しちゃいます。

■塗装
 カラーレシピはHGストライクルージュの組立説明書を参考にしています。
ピンク=ストライクルージュピンク
腹部や靴のピンク=ピンク(65%)+ホワイト(30%)+すみれ色(5%)
赤=モンザレッド
ライフル・関節グレー=RLMグレーバイオレット
白=水性ガンダムカラー RX-78-2 ガンダムホワイト
黒=ブラック
 デカールはHJモデラーズ、ハイキューパーツ、ヴェルテクスのものを使用しています。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “エントリーグレード” ストライクガンダム+“ハイグレードコズミックイラ” ストライクルージュ

MBF-02+AQM/E-X01 ストライクルージュ

製作・文/フミテシ

ENTRY GRADE ストライクガンダム
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●770円、発売中●1/144、約13cm●プラキット

HG ストライクルージュ
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1540円、発売中●1/144、約13cm●プラキット

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