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1/16完成品「グスタフ」をレオパルトに寄せて改造!!そのほか1983年モデル風の作例も紹介【Ma.K. in SF3D】

2022.04.08

Ma.K. in SF3D 月刊ホビージャパン2022年5月号(3月25日発売)

 前回に続いて核誠治造の塗装済み完成品1/16グスタフを特集! 今回は応用編として改造作例を紹介する。
 MAX渡辺は1/16グスタフをベースにしたレオパルトを激作!! Mr.『Ma.K.』脊戸真樹氏協力のもと3D出力&ポリパテ造形による“シャチョーモデリング”炸裂のセミスクラッチ作例となった。レインボウエッグKATOOOは関節シーリングを新造し1983年のオリジナルモデルに寄せたグスタフを製作。2体の塗装済み完成品の改造作例を堪能してほしい。


シュトラール軍 装甲戦闘服 L型 レオパルト 製作/MAX渡辺

▲ブルーグレー×ライトグレー迷彩で仕上げたMAX渡辺のレオパルト。海辺の上陸シーンによく似合うカラーリングだ
▲間接視認システムを搭載。フォルムはメルジーネよりもコンパクトでスタイリッシュに
▲廃熱制御コンバーターや追加装備したチャフディスペンサーから伸びるコードなど背面も見どころが多い
▲ボディ上部のシーカーはレオパルト特有の形状。1/20のシーカーのスキャンデータを脊戸氏が調整したものを出力
▲連載メンバー3人で記念撮影。ナッツロッカー“ヴァルトガイスト”のワッペンを付けたMAX渡辺の帽子に注目!
▲撮影当日の集合時間前に横山宏氏が新宿のヨドバシカメラに立ち寄ると、なんと竹谷隆之氏に遭遇! 仲よく記念写真を
▲ウェーブ製1/20レオパルトとの比較写真。基になる1/16グスタフ完成品のプロポーションがウェーブ製1/20キットと若干異なるため全体の印象が変わるのが興味深い
▲ウェーブ製1/20レオパルト。日東製カウツのレーザーを改修したものに換装した
▲1/20キットには付属しないチャフディスペンサーは1/16と同様に自作している
▲半透明のパーツは1/20のものをスキャン後、データ調整して出力
▲腰アーマーはアオシマ製1/600ロッグマックから切り出して整形
▲流麗なラインの上部装甲とサイドウィンドウ部のバルジはポリパテで造形した

■東京マラソン開催! 春遠からじ
 厳しい冬がようやく温み、これを書いている2022年3月10日はすこーし暖かくなってきています、東京。梅の花もほころび始め、いよいよ春到来を告げています。東京マラソンが2年ぶりに開催され、多くのランニング仲間が出場して大盛り上がり♪
 コロナ禍の終焉が見えてきたかなぁとそんな今日この頃ですね。皆さんいかがお過ごしでしょう? 出場を予定していた「フロストバイト」という横田基地内を走るハーフマラソンは残念ながら中止となり、練習のモチベーションが微妙な模型芸人です。

■核誠治造1/16グスタフを改造しちゃったぞぉ~
 前回のグスタフが思いのほか楽しくって見映えも良かったので、「せっかくの大型商品、もったいないから今回もやりましょう~!!!!」と、編集部撮影現場で決まっちゃったんですよ。
 で、実はその時からやるって心に決めていましたレオパルト!! 追加工作の作業量はそれなりにあるけれど、何せベースの商品がしっかりしている。参考にできる1/20キットも手元にある。コレだけ条件揃えばやるでしょコレは♪♪ というわけで、シャチョーモデリング炸裂! 仕事大忙しのMr.『Ma.K.』こと脊戸真樹さんに無理矢理お願いして、フロントのオーバル(長円)ブロックと背部ユニットをスキャン→フィッティング調整→出力でパーツ化。ガラスキャノピーが廃され間接視認システムが導入されたフロントハッチ、上部装甲そしてサイドウィンドウは今となっては懐かしささえ覚えるポリパテ盛り削りで造形してもらいました♪ カタチはもちろんウェーブ1/20に倣って作っていますが、ベースキットのジオメトリーが1/16と1/20では微妙に異なるので、パテ造形のほうがむしろフィッティングが楽だろう、との判断です。サイドアーマーは『Ma.K.』古来よりの伝統技法にのっとり、ロッグマックを脊戸さんからいただいて切り出し→整形。なんとも良い馴染みです。
 前回で横山センセが作ったチャフディスペンサーがメチャクチャかっこよかったので速攻真似します! こういうパーツが付くだけでフォルムが変わるし、コード類なんかで精密感もマシマシ。良いことしかありません!!
 ニーゼ、メルジーネが配備される間を埋める位置付けではありますが、あからさまに強そうになったグスタフっていうポジションはかなり、いやちょっとズルいくらい美味しいですよね、レオパルト♪♪ 3Dデジタル環境と従来のスクラッチ技法を組み合わせてのワンオフモデルが出来上がりました♪

■せっかくなのでスケール違いで共演♪
 参考にした1/20レオパ、勿体無いので登場してもらいましょう。前回のスケール違いの2体のショットが遠近感が強調されて凄くイカしてたのでこれも素直に真似っこします。チャフディスペンサーもスケールに合わせてダウンサイジングして製作。う~~んカッコいい♪♪
 左腕のレーザーは旧日東版でカウツ用に作ったパーツのレジンパーツを付けてみました。いろいろ試行錯誤している実験機とか、そういう位置付けでも良いかな? くらいの軽い気持ちで。
 カラーリングはパッケージアートがメッチャやりたかったんだけど、グッと我慢して新規に。青味の強いブルーグレーと黄色味を入れたライトグレーのツートン迷彩にイエローオレンジの識別帯。ナンバーチェリーレッドでバランスを取りました。デカールは前回同様レインボウエッグ未発売の1/16メルジーネ用と1/20ウェーブ同梱の物を。髑髏の部隊マークはMa.K.スカルデカール2(白)です。一度使ってみたかったのでチョイス出来て嬉しいですねぇ。海辺に上陸してきたシーン、夢想していたシチュエーションなのでイメージ通りに撮影してもらえて感無量です♪(MAX渡辺)

核誠治造 1/16スケール 塗装済み完成モデル グスタフ改造

シュトラール軍 装甲戦闘服 L型 レオパルト

製作・文/MAX渡辺
協力/仁平哲也、鈴木孝、脊戸真樹

グスタフ
●発売元/核誠治造、販売元/ウェーブ●16280円、発売中●1/16、約14cm●塗装済み完成モデル


[Ma.K.in SF3D]EXPLANATIONS Vol.107

シュトラール軍 装甲戦闘服 G型 グスタフ

文/KATOOO(レインボウエッグ)

 グスタフはP.K.A.の発展強化型で、傭兵軍のS.A.F.S.に対抗すべく開発された機体です。
 初出は『SF3D』1983年6月号。S.A.F.S.が完全密閉型の間接視認システム搭載機なのに対し、グスタフは直接視認型のキャノピーのまま装甲と武装を強化。グスタフを基準とする直接視認スーツのバリエーションはフリードリッヒ、グッカー、ドーラ、コンラート、ケッツァー、ニーゼと多く、グスタフ登場時に直接視認型キャノピーを続行させたのは重要なターニングポイントでした。A.F.S.→S.A.F.S.の進化過程はやや突発的で、徐々に形状が変化してメルジーネに到達したシュトラールの装甲スーツ体系のほうが人間臭さを感じさせてくれます。
 P.K.A.と同様にグスタフもハセガワ1/48ヒューズ500を芯にしたことでフォルムの根幹の統一に成功。スクラッチの手順も『SF3D』連載で詳細に図解され、「頑張ればスクラッチできそう」と思った読者も多いのではないでしょうか。横山先生に当時のお話を伺うと、「グスタフは新型P.K.A.を出そうとして作ったんだけど、実は“ライトありき”で作ったものなんです。『お腹にライトを付けるにはどうしよう』って考えながら作りました。当時は電池を内蔵させられなくて、オリジナルモデルはお尻からムギ球のコードが出てるんです(笑)。今回の1/16グスタフはお腹がLEDで光るから、当時やりたかったことを叶えてくれてるんですよ」と教えてくれました。このお話を聞いてから当時の連載を読み返すと、光る腹部のライトがSF感を高めていたことに気づきました。私がオリジナルモデルに寄せて作った1/16グスタフも、ライトを光らせると1983年の空気をまとったような錯覚に陥ります。
 核誠治造の1/16グスタフはプロポーションとプレイバリューを両立させた塗装済み完成品です。改造素体としても秀逸なので、今回のMAX渡辺さんのレオパルトのように好きなバリエーション機に改造したい気持ちがわき上がってしまいますね。

▲現存する1983年のオリジナルモデル。コードも確認できる

シュトラール軍 装甲戦闘服 G型 グスタフ 製作/KATOOO

▲関節部を短く詰めてオリジナルモデルのプロポーションに近づけたKATOOOのグスタフ
▲MAX渡辺製作の無改造グスタフとの比較。短足にしたのが一目瞭然だ
▲肩アーマーには直径2mmのネオジム磁石を仕込んだ
▲ヘッドはタミヤ製1/16ドイツ国防軍戦車兵のものに差し替えた。別売りのCR2032電池で腹部がLED発光する
▲ アンテナは直径0.5mmのピアノ線で根元に直径2mmのスプリングを配した
▲ パワーパイプは直径3mmのコイルスプリングに変更

▲エポパテで新造した関節シーリング。左の上腕装甲は下端ラインをストレートに変更

▲布を外すと脚のフレームが左右共通なことがわかる。フレームは部分的に格子状の構造になっていて比較的容易に切断できる。短縮化し接着したあとに真鍮線を挿し補強した
▲月刊ホビージャパン2022年4月号に掲載したチャフディスペンサー付きグスタフ(製作:横山宏)、冬季迷彩グスタフ(製作:MAX渡辺)と揃い踏み
▲少改造を加えた武装変更機、レオパルトへのセミスクラッチ、関節を短縮した機体など素体としてさまざまな可能性を秘めている1/16グスタフ
▲背面やアンテナの形状、ポージングの違いなどでも印象は異なる

 40周年イヤーなので1/16グスタフをオリジナルモデルのテイストに近づくよう改造しました。
 布製の関節シーリング部がやや長く、腕と脚の外装を分解して布を除去することに。縫製が頑強なのでニッパーで糸を何ヵ所も切って布を除去します。腕や脚のフレームは切断し短くしてから接着、シーリングをエポパテで作り直します。エポパテを盛る際にリップクリームを塗り、硬化直前に動かしておくと硬化後もある程度動かせます。歩行中のポーズになるよう、やや前傾姿勢にしました。
 オリジナルの雰囲気に寄せるため、タミヤ1/16ドイツ国防軍戦車兵のヘッドを流用。完成品に付属するフィギュアのボディはグスタフに乗せると胸の部分が見えなくなるのでそのまま使用してます。
 本体はオリジナル同様、GSIクレオスのミドルストーンでペタペタ根気よく筆塗り。Mr.ウェザリングカラーのグレイッシュブラウン、マルチブラウン、ラストオレンジを混ぜたもので仕上げました。
 プロポーション、可動ともに優れた1/16グスタフは素体としても秀逸で、存分に製作を楽しめました。ぜひリペイントや改造も楽しんでください。

核誠治造 1/16スケール 塗装済み完成モデル

シュトラール軍 装甲戦闘服 G型 グスタフ

製作・文/KATOOO


1/20メルジーネ発売決定!!

 ウェーブから1/20メルジーネの発売が決定!
 2010年に3Qモデルから日東グスタフをベースにしたプラキットが発売されたが、接着剤を使用しない新規金型の1/20メルジーネは初のキット化となる。1985年に『SF3D』で発表されて以来、非常に人気の高い装甲スーツなので期待が高まるばかりだ。
 横山氏が製作・撮影した完成作例を紹介しよう。

▲斑点迷彩で塗装されたメルジーネ。“森の幽霊”などの新規デカールが付く
▲サイトウヒール氏原型の女性パイロットのフィギュアが付属する

P.K.A. Ausf M メルジーネ

●発売元/ウェーブ●4400円、7月下旬予定●1/20、約12cm●プラキット


全高約20cm!! tonericoから1/12スケールのMK44 レジンキット発売

『Ma.K.』製品などの通販サイトを運営するtonericoが全高約20cmのビッグスケールでMK44アンモナイトをレジンキット化。各関節可動でコクピットハッチがオープンし、ハンドガンとアームガンが選択可能だ。搭乗パイロット半身像やデカールなどが付属する。詳細は(https://shop-tonerico.com/)まで。

▲原型製作はKirin氏(WORKER’S HOLIDAY PROJECT)、作例塗装はgonbro Jemo Kang氏が担当
▲1/20アックスナイト(横山氏製作)、1/35 アンモナイト(横山氏所有の検討用出力品)と比較すると1/12の巨大さが実感できるだろう

MK44 AMMOKNIGHT

●発売元/tonerico●39000円、発売中●1/12、約20cm●レジンキット

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© Kow Yokoyama 2022

MAX渡辺/横山宏/KATOOO(レインボウエッグ)

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