『ウォーハンマー AoS』クラグノスを青銅風ペイントで仕上げる
2022.03.15AMAZING WARHAMMER 月刊ホビージャパン2022年4月号(2月25日発売)
『ウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマー』の四大勢力のうちのひとつである〈破壊の軍勢〉を率いる神が、このクラグノスだ! あまりに危険な存在として封印されていたのだが、昨今の戦乱の中で復活を果たし、多くのものに恐怖を与えている。
筋肉による圧倒的な肉体美に、きらびやかな装飾はまさに神!! 破壊の限りを尽くすその強さに、ゲーム中では味方が鼓舞されるという能力まで持っているリーダーでもある。この超強力なミニチュアに、月刊ホビージャパンでもさまざまな模型を水性塗料で塗り上げている、むっちょが挑戦! 彼自身も一度は塗ってみたかったミニチュアということで気合も充分!! 肌のメリハリある塗装と、手数が少ないながらもよく見える装飾の塗り方に注目してほしい!
美しすぎる筋肉! そして装飾の輝き
『ウォーハンマー』のプラモはとにかく「肉」を組むことができる。肉と肉のパーツのつながりは、他のプラモでは味わえない迫力とトリッキーさを指先で感じることができ、常にワンダーな体験を僕たちに提供してくれる。クラグノスはその中でも「かっこいい肉」を存分に味わえる。そして筋肉の塊をさらに映えさせる「装飾品」のディテールにも脱帽! 力強さと美しさを組むだけでも味わえるので、ぜひ作ってみて欲しい!
肌の塗装
たてがみの塗装
お手軽青銅ペイント!
装飾の塗装
■破壊神!!!
みなさんこんにちは! 水性アクリルボーイのむっちょです! ゴッド・オブ・アースクエイク、〈破壊〉の大同盟の神であるクラグノス! 人生レベルで一度は塗ってみたい、圧倒されるサイズとディテールを誇るウォーハンマーのでっけぇキットをペイントしました! サイコーです!
■圧巻のキット
ゲームズワークショップが稀に突き付けてくる、これをミニチュアと呼んでいいものか…ってくらいのサイズのご褒美キット。みなさん憧れますよね。僕もです。
美しく、緻密で繊細なパーツ同士のかみ合わせが気持ちよく、立体パズルのような組み心地はやはり唯一無二感があります。74パーツからなる大型キットですが、合わせ目が目立たないよう巧妙に練られた分割も最高です。ちなみに足元の大きな岩の組み立順序だけで説明書見開き2ページ使われていました(笑)。
■肌は大事! だけどアクセントではない?
圧倒的デカさの筋肉ミニチュアなので、エアブラシを使って色をつけていきます。雄々しく、猛々しい褐色の肌を目指し、ベース、レイヤー、シェイド、のカラーをいろいろと迷いながら吹きつけましたが、なかなか納得のいく感じにはならず悪戦苦闘。こねくり回しながらとにかく悩みましたが、気分の切り替えがてらイカついたてがみやらを塗ってみたらすごくしっくりしたので、これで良しとしました。浮き出た血管や傷跡など、印象として残しておきたい部分にのみ、筆で塗り込みをしています。
■登場、お手軽青銅風ペイント!
ゲームズワークショップの大型キットのスゴいところはサイズが大きくなっても解像度が変わらないところにあります。さすがは世界最高峰のミニチュアメーカー、ゲームズワークショップ!って感じですね。大きなキットはペイントが大変なイメージもあるかと思いますが、とんでもない情報量は健在なので、少ない手順でササッと仕上げても、キットのディテールが気持ちよく補ってくれたりするので、このキットの特徴である青銅チックな装飾は、黒サフ、ドライブラシ、染め塗りの応用でパパッとペイントしました。
ゲームズワークショップ プラスチックキット “ウォーハンマー エイジ・オヴ・シグマー”