ディテールアップで情報量アップ!
「マーカーと部分塗装」の記事でお話した「スミ入れ」ですが、ガンプラのキットには凹モールドがあまり施されてないものもありますよね。ここにパネルラインを入れたいなぁ〜とか、ハッチのようなものが欲しいって思うこともあります。そんなときは自分でディテールを追加しでみましょう!
ここでは、スジ彫りや追加ディテール等、高等テクニックと思われがちなディテールアップを、お気楽に実現する方法を解説します。
まずは定番「スジ彫り」にチャレンジ
スジ彫りって難しいと思っていませんか? 実は…難しいです! キレイなスジ彫り・まっすぐで均一の深さのスジ彫りはホントに難しいと思います。でも、チャレンジしないことには始まりません。多少ガタついてもイイのです。多少左右非対称でもイイのです。楽しむことから始めましょう!
もう一歩前進、マイナスモールドと丸モールド
スジ彫り以外にも「マイナスモールド」と「丸モールド」で効果的に情報量を増やすことができます。最近では優れた工具が発売されていますので、お気楽で効率的、かつ、高い効果のディテールを表現できるようになりました。ここではそんな工具の基本的な使い方と、ディテールアップのちょっとした小技をご紹介します。
▲GodHandの「ビットブレード」は、精密彫刻刀のように使えば、お気楽にマイナスモールドを追加できるスグレモノ! とても切れ味が鋭いので使用には注意が必要ですが、思い通りの位置に思いどりのモールドを彫ることができます!
▲同じくGoodHandの「スピンモールド」は、丸モールドを彫るには欠かせないツールになっています。ドリルで彫った穴は底面が円錐形になりますが、スピンモールドなら平面に仕上げることができます
実際のパーツで試してみよう
▲それでは実際のパーツで練習です。最初に鉛筆でなんとなくデザインを下書きしておきます。なんとなくでいいのです…ガイドテープの両端には始点終点のためにマスキングテープを貼っておくと、はみ出し防止になります
▲なんとなく「スピンモールド」で丸モールドを彫りました。彫ったモールドの底面が平らなのが嬉しいですね。丸モールドの中に極細プラ版を埋め込み、丸一モールド化
▲プレミアムトップコート つや消しでコーティングし、いつものお気楽汚しで旧ザクが装備していそうなシールドの完成です
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