【水性塗料ペインティングLAB.】ランナー塗りでクイックペイント 「霊子甲冑・三式光武(天宮さくら機)」
2022.02.16製作・文/むっちょ
安全、安心、環境にも優しくて高性能だけどまだまだ認知度が低く使っている人も少ない「水性塗料」の可能性をお届けするコーナー。水性塗料に熟知した“水性アクリルボーイ”むっちょがさまざまなジャンルのキットを水性塗料で仕上げます。
2022年のプラモ初めは、海洋堂から発売された1/35スケール三式光武。可愛らしいサイズ感にモールドもビシッと決まった本キットは、ピンク一色の成型色なので、一部の塗り分けだけで完成するお手軽キットです。今回はさらに楽に仕上げるためランナーのまま塗装。さらに細部には水性アクリルボーイのこだわりペイントも組み込んでみました。
今回使用している塗料・材料
リトリビューター・アーマー(シタデル)
コルヴス・ブラック(シタデル)
ピンクホラー(シタデル)
ダークスティール(ファレホ メカカラー)
ライトスティール(ファレホ メカカラー)
みなさんこんにちわ! 水性アクリルボーイのむっちょです!
2022年一発目の水性塗料ペインティングLAB.です。今回はベーシックに、筆塗りでの塗り分け仕上げ。1/35スケールといってもかなり小さいモデルなので、ランナーのまま、サクッとペイントしました。
■塗りなれてる感じのサイズ感
このコーナーでチャレンジしているだいたいのモデルは、普段ペイントしているウォーハンマー等ミニチュアよりもサイズが大きいので、ベタ塗りでも結構苦労することが多いのですが、「お手頃価格で楽しめるデスクトップサイズのプラモデル」とのことだけあって非常に馴染みやすいサイズ感のキットでした。
■ピンクの成型色
各キャラクターをイメージした成型色ということで、三式光武のランナーはピンク。シタデルカラーをはじめとした水性エマルションはこれ系のパキッとしたカラーのラインナップが少なく、下地の色も含めて工夫が必要な場合もあるので、ピンクはこのまま残すことに。
■筆塗りのお供にツヤ消しクリアー
前回も紹介しましたが、食いつきの良さ、隠蔽力の高さをフルに発揮出来るようにツヤ消しのクリアーを噛ませてからペイントを行います。
今回は主に金属部分と、肩アーマーなどのサーモンピンクを塗り分けました。
新サクラ大戦 1/35スケールプラモデルキットシリーズ Vol.1
霊子甲冑・三式光武(天宮さくら機)
●発売元/海洋堂●2178円、発売中●1/35、約6.8cm●プラキット
ⒸSEGA
むっちょ
ミニチュアペインターで“ホビーアドバイザー”。月刊ホビージャパンおよびMOOKでキャラクターキットの水性塗料仕上げを披露するなどペイント技術が高いが、模型製作についてはまだまだ勉強中の身。七色に変わるモヒカンが特徴。