3種のドリル「穴をあける」作業を解説!
神の手研究所 REPORT.18
2021.09.14
神の手研究所 月刊ホビージャパン2021年10月号(8月25日発売)
工具メーカー「ゴッドハンド」の工具をワンテーマで掘り下げる本コーナー。今回はピンバイスなどに装着して使用する3種類の工具をご紹介。豊富なラインナップでさまざまな「穴をあける」にお応えします。
▲ 今回はゴッドハンドのドリルブレード、ドリルビット、スピンモールドをご紹介。それぞれの特徴を解説していきます。これらは軸径が3mm(ドリルビットAのみ2.5㎜)で統一しているので、煩わしいコレット交換が不要です。細いドリルは横からの力に弱く折れやすいので、「回す」ことを意識して使うのがポイントです
ドリルビットA~D
●発売元/ゴッドハンド●発売中●1320円(A、B)、1980円(C、D)
ドリルブレード
●発売元/ゴッドハンド●発売中●4950円
スピンモールド
●発売元/ゴッドハンド●発売中●4950円
ドリルブレード
▲このドリルは矢状の刃先のある錐(キリ)で、突き立てることでセンターがズレず、素早く正確に穴をあけたいときに活躍します。その性質上穴が歪んだり、貫通時に裏面のバリが多く残ってしまうことがあります
▲長く尖った先端で、曲面への穴あけ時にブレずに穴を開けられます。掘り進む方向を変えてもズレにくいです
ドリルビット
▲ 定番のドリル。浅くゆっくりと削りながら掘るので、穴が均一に歪まずに掘れるのが特徴です。バリも最小限で、通常の穴あけにはこれがベスト
▲ 刃先を少し押し付けて時計回しに回りながらあけていきます。細いドリルから順に径を上げて穴をあけていくと、もっともきれいに仕上がります
スピンモールド
▲ 中心のピンを刺してしっかりと固定し、狙った位置を真円に浅く掘ることができます。底が平らな浅い凹みを作りたいときにとても便利なドリルです
▲切れ味が鋭いので極力軽く回し、凹みを確認しながら掘っていくのがコツです。掘った所にディテールアップパーツを入れると、ただ貼り付けるより数段見映えがアップします
▲貫通した場合は裏面に若干バリが出てしまいます。3種のドリルであけた穴の仕上がりはご覧のとおりです