安全、安心、環境にも優しくて高性能だけどまだまだ認知度が低く使っている人も少ない「水性塗料」の可能性をお届けするコーナー。水性塗料に熟知した“水性アクリルボーイ”むっちょがさまざまなジャンルのキットを水性塗料で仕上げます。
　今回は3人目となる『創彩少女庭園』のニューフェイス、佐伯 リツカをさらに可愛く仕上げてもらいましょう。大きなブルーの瞳へチョイ足しテクニックと、ボリュームのある金髪の染め塗り方法を中心にご紹介します。

　みなさんこんにちは！　水性アクリルボーイのむっちょです！　2ヵ月ぶりです、水性塗料ペインティングLAB.！　今回もちょい足し筆塗り創彩少女庭園！
　シリーズ3作目である佐伯 リツカのキットを水性塗料を使ってキラキラにしてみました。表情パーツのペイントは今までの2人と同様に行いつつ、今回は髪の毛の塗装にチャレンジ。2色のシタデルカラーを使って、難しい濃度調整や筆運びなしでも出来る、それっぽいグラデーションをご紹介します。

■グッとくるグラマラス悪戯キューティ
　めちゃくちゃ気合いの入ったハイウエストスカートとブラウス。塗装済みのパーツとして入っているので、今回ボディパーツはブラウスのボタン以外、一切塗り分けをしていません。組み立ては、制服の一部をプラ用セメントで簡単な合わせ目消しを行いました。太ももなど肌の合わせ目消しには、シアノンDWを使用。

■イラストをイメージして瞳デカールに描き足し
　今回も、視線の異なる4つの表情パーツを製作。パパっとシャドーやチークをしたのち、二重のラインの描き足しと、まつげ、瞳のハイライトの描き込みをし、パッケージイラストのイメージに近づけました。細い線や点を描き込む時は息を止めているため、ちょっと疲れますが、数色手を加えるだけで表情がパッと明るくなります。

■やっぱり便利、コントラストカラー
　細かく色の分けられたランナーと塗装済みパーツにより、塗り分けが必要な箇所が少ないキットです。これまでの2人と違い髪色が一段と明るい成型色でボリューム感のあるヘアスタイルが目立たなくなってしまうのが少し気になったので、今回のワンポイントは「金髪」にすることに。グラデーションのかかった塗装にはエアブラシ、筆塗りともに、技術とセンス、そして根気が必要かと思いますが、筆塗り用の染め塗りカラー、シタデルコントラストを使って、2工程でそれっぽくしてみました。

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