【最高峰のエアモデル】造形村SWS「フォッケウルフ Fw 190 A-3」をキットレビュー!パッケージの「ホワイト12」を目指して公式アフターパーツの追加や内部の作り込みで完成度をさらにアップ!
2026.08.21実機取材による一次情報で再現した
最高峰のエアモデル
造形村SWS フォッケウルフFw 190 A-3
第二次世界大戦にてメッサーシュミット Bf 109と並ぶドイツ軍の主力戦闘機「フォッケウルフ Fw 190 A-3」が、満を持して造形村スーパーウイングシリーズ(SWS)に登場となった。その再現度は外観だけでなく、BMW 801空冷エンジンやコックピット、防火壁、機銃、無線機など内部構造まで高密度に作り込まれており、組み立てる工程において実機の構造や設計思想も味わえるアイテムである。また、ショートノーズA-3の1/32スケールでの立体化は世界初であり、最新考証から引き出した造形村SWSのこだわりも本機からうかがい知ることができるだろう。
作例ではパッケージにある「ホワイト12」を目指し、各所ハッチを開けて内部構造を見せる状態で製作。キットの主要となる部分の製作途中写真からは、モデラーらしいこだわりの工作も見られる姿となっている。華麗なBf 109と比べ、質実剛健な“軍馬”とも称される「フォッケウルフ Fw 190 A-3」の決定版キットをご覧いただきたい。
フォッケウルフ Fw 190 A-3 ってなに?
フォッケウルフ社のエンジニア兼テストパイロットであるクルト・タンク技師が設計したドイツ空軍主力戦闘機。はじめは先に採用されたBf 109の「補助」戦闘機として採用されたため、当時常識だった液冷エンジンが割り当てられず、頑丈でシンプルだが空気抵抗の大きい空冷エンジンを使うこととなる。しかしクルト技師は一次大戦での従軍経験から、現場では「壊れず、扱いやすいものが重宝される」ことを理解しており、出来上がったFw 190はエンジンや主脚が頑丈で整備しやすく、さまざまな戦場にも対応する“軍馬”となっていた。1941年夏に量産型のFw 190が部隊配備。Fw 190 A-3は当時のイギリス軍スピットファイアMk.Vを圧倒し、ドイツ敗戦まで進化を続けることとなる。(本誌2023年11月号「いまさら聞けないすごいヤツ! フォッケウルフ Fw 190 A-3 」より引用)
“ホワイト12”、ラーテノー伍長、オランダ、1942年夏
✚カラーリングデータ
コックピット色=RLM66ブラックグレー
機体内部色=RLM02グレー
機体下面色=RLM76ライトブルー
迷彩1=RLM75グレーバイオレット
迷彩2=RLM74グレーグリーン
レッド=RLM23レッド
イエロー=RLM04イエロー
トップコート=スーパースムースクリアー+フラット
ベーススタンダード+スーパークリアー
✚エンジンの塗装
✚コックピットの製作
✚公式アフターパーツがおすすめ
✚内部構造の製作
✚ハッチ部分のシャープ化工作
✚機体の下地と迷彩塗装
▲細部には息を呑む造形が施されており、前頁までの製作途中写真で見られたディテールが凝縮されている
✚本当に完成する? SWSに初挑戦!
私、ドイツ機大好きなのですが、なかなか最近作る機会に恵まれませんでした。しかし、今回ありがたいことに「Fw190 A-3」を作らせていただけることになりました! (作例としては8年ぶり)。 届いた超ハイエンドな造形村SWSの箱を開けて、真っ先に頭に浮かんだのが「う〜ん……自分、本当に完成できるの!?」。気を取り直して、製作スタートです!
✚造形村オヤジブログを絶対見て!
精密構造とのトレードオフなのですが、キットは内部構造の再現度のため、外装が細かく分割されており、少しでも接着位置がズレると段差や隙間ができてしまいがち。説明書も詳細に解説されているのですが、合わせて組む前に必ず「造形村オヤジブログ」のFw190 A-4シュネル機の組み立て記事を読んでみましょう。こちらの記事はボークス会長の重田英行氏がキットを実際に組み立て、ミスしやすい部分や組み立てのコツを大変わかりやすく解説されています。読むと読まないでは製作難易度が大幅に変わってくるので、作業中はタブレット端末などで常時表示しておくことをおすすめします。正直、この記事がなかったらと思うと……。
✚パーツはすべて使うわけじゃあない!
キットの総部品数は347パーツ。これは飛行機模型としてはかなり多いですが、バリエーションとして選択式のパーツも多く、すべてのパーツを使うわけではありません。今回は代表的な「ホワイト12」を選んで製作しましたが、結果的には他バリエーションと比べて使用パーツも少なくなりました。
開口部から見える部分がどうなるかわからなかったので内部のパーツは燃料タンク以外すべて塗装して入れていますが、ハッチの開閉部をはじめから決めて、内部パーツを上手く省けば部品数は150ぐらいで収めることも可能です。
✚人生で一度は作りたいプラモデル
手こずった部分もありますが、8年飛行機作例にブランクがあった私でも完成できしました! 各部のパネルやハッチがフルオープンされ、中からエンジンや機銃が見える、デッカいフォッケウルフを眺める時間は至福のひととき。無理に塗装せず組み立てるだけでも、精密模型として大変見応えがあるものに仕上がります。完成させたあとで言うのもなんですが、モデラーならばSWSは人生で一度は作って損はない模型だと感じました。ぜひ! あなたも手に取ってみてくださいね。
造形村 1/32 スケール プラスチックキット“スーパーウイングシリーズ”
フォッケウルフ Fw 190 A-3
製作・文/林哲平
SWS 1/32 フォッケウルフ Fw 190 A-3
●発売元/造形村、販売元/ボークス● 13200 円、発売中● 1/32、約27.5cm ●プラキット
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創作造形 © 造形村/ボークス



















































