HOME記事キャラクターモデルエクスプラス「フランケンシュタインの怪物」作例! 大型実験機器に電飾を施したフルカラー版と表情替えのモノクロ版の2種でおぞましい姿を堪能せよ!

エクスプラス「フランケンシュタインの怪物」作例! 大型実験機器に電飾を施したフルカラー版と表情替えのモノクロ版の2種でおぞましい姿を堪能せよ!

2026.08.18

フランケンシュタインの怪物 プラスチックモデルキット【エクスプラス 1/8】●山田卓司 月刊ホビージャパン2026年9月号(7月24日発売)

電飾を施したフルカラー版と表情替えのモノクロ版の2種を製作

 ユニバーサル・モンスターズシリーズを1/8スケールでプラキット化しているエクスプラスより、1931年公開のホラー映画の金字塔『フランケンシュタイン』のフランケンシュタインの怪物がラインナップ。キットはこれまで同様、劇中を彷彿させる小物があしらわれた台座付きで、無表情と口角を上げた不敵な笑みの表情の2種の頭部が付属。クリアーパーツを使用した大型実験機器など、見どころの多い仕上がりとなっている。作例は山田卓司が担当。表情の異なる2つの頭部パーツを見せるため、フルカラーとモノクロの2作を製作。フルカラー版の大型実験機器には電飾を施すなど、有名モンスターをよりおぞましい姿で彩っている。

フランケンシュタインの怪物 正面
▲演者のボリス・カーロフ氏の特徴でもある長身のプロポーション、そして首に刺さったボルト、頭部や手首に見られる縫合の痕などのディテール等、怪物の特徴をプラキットに見事に落とし込んでいる。また衣服や付属の機器類など、細部にも見どころの多い傑作といえる。フルカラー版作例では100円ショップで購入したジュエリーライトを活用しているが、簡単な工作で実現が可能なのでぜひチャレンジしてみてほしい
大型実験機器。フルカラー版作例では100円ショップで購入したジュエリーライトを活用しているが、簡単な工作で実現が可能なのでぜひチャレンジしてみてほしい
フランケンシュタインの怪物 横
フルカラー版の大型実験機器は、内部に100円ショップで購入したジュエリーライトを使って電飾
スイッチ付きの電池ボックスは機器の内部に仕込んでいる。また、電球をメラミンスポンジで擦って磨りガラス状にして光源をぼかし、口金はアルミテープを使用している

▲フルカラー版の大型実験機器は、内部に100円ショップで購入したジュエリーライトを使って電飾。スイッチ付きの電池ボックスは機器の内部に仕込んでいる。また、電球をメラミンスポンジで擦って磨りガラス状にして光源をぼかし、口金はアルミテープを使用している

フランケンシュタインの怪物のイメージを決定付けた、ボリス・カーロフ氏演じる「怪物」の表情を見事に表現
作例では無表情をフルカラー版に、不敵な笑みを浮かべた表情をモノクロ版に使用。どちらも怪奇スターが演じる怪物そのもののおぞましさだ

▲フランケンシュタインの怪物のイメージを決定付けた、ボリス・カーロフ氏演じる「怪物」の表情を見事に表現。作例では無表情をフルカラー版に、不敵な笑みを浮かべた表情をモノクロ版に使用。どちらも怪奇スターが演じる怪物そのもののおぞましさだ

こちらはキットをストレートに組んだ、劇中描写そのままのモノクロ塗装仕上げ
▲こちらはキットをストレートに組んだ、劇中描写そのままのモノクロ塗装仕上げ

 待望のエクスプラス「フランケンシュタインの怪物」がついにリリース! 「フランケンシュタイン」とは正確には怪物を生み出したヘンリー・フランケンシュタイン博士の名前です。広く俗称としてこれが怪物の名前として定着してしまったので仕方ありませんけど、モヤモヤする話です。ジャック・P・ピアースの特殊メイクで作り上げられた怪物に扮するのはボリス・カーロフ。後続作品でも度々カーロフが演じていますが、頬の痩けたこの一作目の怪物の表情は絶品。後に作られたあらゆるフランケンシュタイン映画の原点にして至高の存在です。
 長く待たされただけあってキットの造形は見事で、よく知られる一般的な表情と口角を上げて口を開けた表情(口内の歯も彫刻されています)の2つのヘッドが付属しています。これはネオジム磁石を使って付け替えすることも考えましたが、今回は2種類の仕上げの完成品を用意しました。1つはフルカラー仕上げで機器に電飾を施し、もう1つは劇中描写そのままのモノクロ塗装仕上げとしました。
 怪物のボディは服の縫い目、襟やボタン、フラップで分割されていますから合わせ目処理の必要はまったくありません。
 塗装はさまざまな既存の着色画像を参考に死人らしい薄い緑色。指先は黒ずんでいますが、これは壊死してるのだろうと紫色。縫合跡は赤紫色としてみました。着ているスーツは劇中描写を観察して微妙に濃淡や汚れをつけています。
 キットは劇中登場する怪しげな機器と怪物本体、研究室のフローリングの床というシンプルな構成。機器には透明素材が使われていますのでフルカラー版は100円ショップで購入したジュエリーライトを使って電飾しました。電球状の部分はメラミンスポンジで擦って磨りガラス状にして光源をぼかしています。口金はアルミテープを使用。モノクロ映画なので正確な色は不明ですが、フルカラー版はキットのインストに従い、モノクロ版は劇中描写通りに塗り分けました。モノクロ版の電球はフィラメントっぽいものをプラ棒と洋白線で作って中に入れています。
 ベースはモノクロ版はキットそのまま。タイトル文字はS・J・WORKsのエスジェイワークスブルーで塗装。フルカラー版はタイトルと床は分割してレイアウトを変更しています。こちらのタイトル文字はMr.カラーGXのキアライエロー使用。どちらもラッカー系なので、塗装した上からアクリルガッシュのジェットブラックで塗り潰し、あとから台所用中性洗剤で文字部分を拭き取って仕上げています。

エクスプラス 1/8スケール プラスチックキット

フランケンシュタインの怪物
プラスチックモデルキット

製作・文/山田卓司

フランケンシュタインの怪物 プラスチックモデルキット
●発売元/エクスプラス●発売中、8800円●1/8、約26.5㎝(台座含む)●プラキット

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