【宇宙戦艦ヤマト メカニクス】第20回はデザリアムの最新鋭艦「グロデーズ級殲滅型戦艦〈グロデーズ〉」! 最強クラスの性能が揃った新世代艦の謎に迫る!『宇宙戦艦ヤマト3199』
2026.06.23宇宙戦艦ヤマト メカニクス
『宇宙戦艦ヤマト2199』から『ヤマトよ永遠に REBEL3199』までのリメイク版『宇宙戦艦ヤマト』シリーズに登場する戦艦などのメカニックを解説する連載。第20回はデザリアムの最新鋭艦、グロデーズ級殲滅型戦艦〈グロデーズ〉。位相変換装甲やステルス機能、無限ベータ砲など、最強クラスのデザリアム戦艦の謎に迫る。
解説/皆川ゆか
第20回:グロデーズ級殲滅型戦艦〈グロデーズ〉
● 諸元・性能
全長:444m
● 砲熕兵器
二連無限ベータ砲×1
三連装重核子ベータ砲×4[上部甲板2、後部1、艦底部1]
艦首魚雷発射管×6[左右3×2]
艦尾魚雷発射管×6[左右3×2]
舷側ミサイル発射管12[左右3×4]
艦上部ミサイル発射管6[3×2]
艦底部ミサイル発射管4[2×2]
対空機銃×12[左右6×2]
他内装兵装を有する
● 艦載機
襲撃戦闘機カタピラス惑星制圧仕様
円盤型駆逐戦闘機アルクティア
その他
アルクティア
本艦に艦載されるアルクティアは制式上、円盤型駆逐戦闘機に分類されるが、デザリアム戦術ドクトリンでは通常空間および亜空間の両環境での作戦遂行能力を有する重格闘戦闘機として位置付けられる。
キャプチャーフィールド
敵艦至近の次元境界面へ浮上させ、兵員を潜入・脱出させることも可能。この機能はアルフォン少佐による「イスカンダルの欠片」奪取において用いられた。
ランベル少佐
艦隊司令を兼任し、〈グロデーズ〉の艦長を務める。彼はアルフォン少佐同様、デザリアムでは「規格外」とされた存在である。
精神転送室
艦内にはアルフォン少佐のスペアボディを収納するカプセルが置かれている。
位相変換装甲
光学迷彩を用いての索敵行動や奇襲攻撃が可能。この能力と船体形状から本艦は〈ヤマト〉側に「透明クジラ」と呼ばれている。
ガーム・ビゥ
位相変換装甲を利用した隠密接敵を行い、敵至近よりガーム・ビゥを降下させることで移乗攻撃を行う。
二連無限ベータ砲
連鎖的に発生するエネルギー爆発は、余剰次元の展開で発生するマイクロブラックホールの蒸発に匹敵し、波動砲と同等の威力を持つ。
三連装重核子ベータ砲
重核子を亜空間で崩壊させることでエネルギーを増幅。通常空間でビームを生成する重核子アルファ砲に比べ、高威力、長射程を実現している。
グロデーズ級殲滅型戦艦〈グロデーズ〉は、デザリアムの地球帰還計画に投入された新鋭艦である。
2205年のイスカンダル移送計画時に接触した〈ヤマト〉をはじめとする地球・ガミラス艦隊との戦闘データが大きく反映され、本艦は従来のデザリアム艦艇とは一線を画す船体形状を持つこととなった。かつて波動エネルギーを放棄したデザリアムは、その後数世紀にわたる時間の経過と、自らの宇宙を襲った〈大喪失〉と呼ばれる未曾有の災厄により、旧時代の宇宙艦隊に関する戦術的情報を失っていた。しかし、イスカンダルを巡る地球・ガミラス艦隊との激しい戦闘を通じてその有用性を再発見したマザー・デザリアムは、本艦の開発とともに、デザリアムにおける新たな艦隊運用思想の構築へと至った。
従来のデザリアムは、自動惑星ゴルバを移動司令部とし、プレアデス改級などを麾下の艦隊旗艦として配する編成を採っていた。しかし、本艦は両者の役割を担うべく、戦艦サイズの船体に「小型ゴルバ」としての機能が盛り込まれることとなった。
船体にはゴルバに匹敵する消波性能を持つ位相変換装甲が採用されており、波動砲の直撃にも耐えうるほどの圧倒的な防御力を誇る。さらに、可視光線を含むあらゆる電磁波を打ち消すことで、船体を完全にステルス化(透明化)する能力をも備えている。この位相変換装甲の主発生装置は艦橋周辺に配置されており、左右に位相エネルギーの放射アンテナを備える。
また、小型のキャプチャーフィールドを複数搭載し、亜空間へ放出する。キャプチャーフィールドはゴルバ同様、中深度の亜空間から位相エネルギーを汲出し、艦隊の位相セルへ供給する。
一方、戦艦としてはプレアデス改級を凌駕する高い機動性を有している。船体中央下方には可動域の広いパドル状の突起があり、3枚の整流フィンと、小型化された4基の積層型姿勢制御ユニットを備える。これらと船体各所の大型スラスターを併用し、柔軟な姿勢制御と強力な推進力を生み出すことができた。
艦隊司令部として機能する艦橋には、フロア全体を覆うほどの巨大な指揮用スクリーンが設置されている。これは各種情報を表示するのみならず、艦隊司令を兼任する艦長が、麾下の全艦に対して直接指示を出せる高度な指揮統制システムとなっている。
武装面においては、〈ヤマト〉を強く意識した設計が見られ、重武装化が進められた。特に、艦首の二連無限ベータ砲は波動砲に匹敵する戦略兵器である。
無限ベータ砲は射軸上の次元境界面を解放し、次元断層を発生させる。次元断層を通じ、通常空間(α空間)と亜空間(β空間)の間に生じたエネルギー勾配が急激なエネルギー流出を引き起こすが、次元境界面の自己修復作用で断層が閉じ、通常空間に回帰するエネルギーが真空崩壊寸前の状態を誘発、射軸上にエネルギー爆発が連鎖的に発生、対象物を消滅させる。
このような点から、本艦はデザリアムが波動エネルギーを用いた戦艦を位相エネルギーの技術で模倣、進化させた新世代艦と位置付けられよう。
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