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組んでカワイイスーパーカブ110
ポイントを抑えてワンランク上の仕上げに

2021.08.05

Honda スーパーカブ110(アーベインデニムブルーメタリック)【フジミ模型】 月刊ホビージャパン2021年9月号(7月21日発売)

フジミ製1/12スーパーカブ110
フロント

 今回は作例を紹介。前回素組みを紹介し、それだけでもかなりの出来映えとなるフジミ製1/12スーパーカブ110をどうすればさらに見映え良くできるのか、バイク・カーモデラーの成田建次に提案してもらった。
 塗装前提とはなるものの、フルディテールアップが主のバイク模型作例に比べたら比較的イージーでなおかつ効果の高い内容になっているので、参考にしてひとつからでも挑戦してみてほしい。

フジミ製1/12スーパーカブ110 リア
フジミ製1/12スーパーカブ110 正面
フロントタイヤアップ
パーティングライン カンナ削り
▲ワイヤースポークがとても細く成型されている。ナイフのカンナ削りでパーティングラインを軽く処理してやるだけで充分見映えする
グロス黒塗装
▲メッキ塗装のためにグロスの黒を下塗り
プレミアムミラークローム塗装
▲プレミアムミラークロームをエア圧低めにフワッと吹き付ければメッキ調になる。エアバルブを追加塗装してタイヤを取り付けて完成
ピンバイスで開口
▲省略されてるメーターケーブルとブレーキワイヤーを追加する。パーツ基部にピンバイスで0.5mmの穴を開口
パイピングケーブル0.5mm取り付け
▲開口した穴にタミヤのパイピングケーブルの0.5mmを取り付ける
フレーム部分接着
▲反対側はフレーム部分に接着しておく。ここは完成後には隠れてしまうので適当で大丈夫
接続ロッド追加
▲リアブレーキもキットで省略されている接続ロッドを追加。フロント同様基部にピンバイスで穴を開けて0.5mmの洋白線を接着する
ペダル付近アップ
革ポンチでくりぬき
シールの余白部分でボルト表現

▲シールの余白部分を利用してボルト表現。革ポンチでくりぬいて貼り付ければOK。ホームセンターで入手可能。数種類サイズをそろえておくと便利だ。今回は1mm径を使用

後ハメ加工
後ハメ加工後

▲エンジンは後ハメ加工をすればフレームの合わせ目処理が可能。写真の部分をカットしよう。フレームを切断したのは、フロントフォークを後から取り付けられるようにしておくため

フジミ製1/12スーパーカブ110 サイド
オイルキャップが無い
▲エンジンにあるはずのオイルキャップが無い。自作パーツで再現してみる
オイルキャップ再現
▲キットのモールドは削り落して取り付けた。恐らくほぼ気づかれないレベルの改造だが、自身が気になれば手を入れる価値はある。完成後に眺めてニヤッとできるポイント
オイルキャップ自作
▲基部は2mm径のH・アイズ。ツマミは0.3mmのプラ板で製作した
テンショナー製作
▲アクセルワイヤーを追加。まずはテンショナーの製作。0.5mmの洋白線と0.8×0.6mmの洋白パイプを用意。どちらも大体の模型店で入手可能だ
洋白線 カーブ付け
▲洋白線にカーブをつける。ガイドにはドリルの柄が便利。ドリルの径によって大きさを細かく調整できる。今回は4mmのドリルを使用したのでRは2mm
テンショナー
▲洋白線の両端の不要な長さ分をカットしたものを長さ2.5mmに切り出した洋白パイプと組み合わせてこんな感じに仕上げる
アクセルワイヤー口開口
▲アクセルワイヤーを通す穴を開口。実車資料を参考にこのあたり? くらいのテンション
サイドスタンドモールド
▲キットのサイドスタンドにある板は形状が簡素化されたフックのモールド
0.5mm洋白線で再現
▲精密感アップのためにキットのモールドは削り落して0.5mmの洋白線を曲げたものと置き換えた
メーターやスイッチはステッカー式リアルシール
▲メーターやスイッチ類も細かくステッカー式のリアルシールで再現されているのできっちり仕上げたい
仕上がり
▲出来上がりはこんな具合。少しハードルが上がるがディテールアップ効果が高いのでぜひトライしてほしい

 さて、今回製作したのはホンダのスーパーカブ。もはや知らない人はいないほどの日本の代表的なオートバイですね! 発売以来モデルチェンジを重ね、50年以上にわたり現在も生産され続けているご長寿モデルです。

■製作について
 キットはフジミ製1/12NEXTシリーズのスーパーカブ110cc仕様で、2017年以降の現行型。接着剤不要のスナップフィットと多色成型のパーツで塗装せずとも実車に近い状態に仕上がります。マーク類は難易度の高い水転写式デカールではなくそのまま貼れるステッカー式となっており初心者にもやさしいイージーキットとなってます。これからプラモデルを始めてみようという方にはもちろん、コロナ禍の影響での巣ごもり出戻りモデラーの腕慣らしにもうってつけです。
 今回は、ポイントを絞ったディテールアップによるワンランク上の仕上がりをご提案しています! もちろんストレートに組み立てて楽しむのも良いですが、ちょっとした改造でグっと見映えが上がることも多いんです。加えて、どれも模型全般に応用できるもので初心者でも実践可能なディテールアップも紹介しますので参考になれば幸いです。
 可愛いカブのフォルムにキラッと輝く精密ディテールで作品の魅力を高めてみてはいかがでしょうか。

■塗装について
 ポイントはやはりメッキ表現! 今回はガイアカラーのプレミアムミラークロームを使用。下塗りにグロスの黒を吹き付けてテロテロにしておきます。乾燥後にプレミアムミラークロームを薄くフワッと吹き付けるときれいなメッキ感が得られます。この塗料は使いやすく比較的初心者でも失敗しにくいのでぜひお試しを。
 キットのボディカラーはバリエーションが多く好みのカラーを選べるのも魅力のひとつです。今回はアーベインデニムブルーメタリックをチョイス。シーサイドブルーにGXディープクリアブルーを混ぜて調色した濃紺メタリックブルーとしました。仕上げにマーク類のシールを貼った上からラッカークリアーでコート、分厚いステッカーなので今回は段差消しは無し。シャバめのクリアーを全体にたっぷり吹き付け濡れ肌終わりで乾燥させただけの研ぎ出しレスお手軽フィニッシュとしました。

フジミ製1/12スーパーカブ110

フジミ模型 1/12 スケール プラスチックキット

Honda スーパーカブ110
(アーベインデニムブルーメタリック)

製作・文/成田建次

ホンダ スーパーカブ110(アーベインデニムブルーメタリック)
●発売元/フジミ模型●3960円、発売中●1/12、約15.5cm●プラキット

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成田建次(ナリタケンジ)

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