HOME記事キャラクターモデル1/35 カングールのパッケージ作例、ファイナルフントセットを使用したディオラマをMAX渡辺&横山宏が仕上げる! フォトストーリーと作例の高精細スキャンも見逃すな!【Ma.K. in SF3D】

1/35 カングールのパッケージ作例、ファイナルフントセットを使用したディオラマをMAX渡辺&横山宏が仕上げる! フォトストーリーと作例の高精細スキャンも見逃すな!【Ma.K. in SF3D】

2025.02.17

Ma.K. in SF3D【海洋堂 1/35】 月刊ホビージャパン2025年3月号(1月24日発売)

シュトラール軍無人大型ホバー駆逐戦車 ナッツロッカー ロケットチューブ装備型
シュトラール軍無人強襲偵察用二足歩行戦車 キュスター
シュトラール軍ヒューマノイド型無人邀撃機 キュクロープ マスカレード ダックスフント 製作/MAX渡辺

▲スケールの違う1/20 NINJAのロケットチューブが違和感なくしっくりとくる重武装のナッツロッカー
▲グレー系のスプリンター迷彩に青の機体番号の組み合わせは無人機の冷徹さを静かに印象づける
▲ロケットチューブは取り付け部同士を接着し真鍮線で接続。縁はナイフで削って薄くした
▲前回の横山氏の作例を見本に防弾板を自作したキュスター。赤の差し色が効果的だ
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▲粗いタッチが扇情的な砲塔上面の重厚な塗装。サイズの小さい1/35のキットだからこそ1/20での表現を意識し、筆塗りのタッチを極力消さないよう注力した
▲ロケットチューブを装備した強力なナッツロッカーが辺境の拠点を守っている設定で撮影。「ハセガワ×ウェーブ×海洋堂でできてる絵ですね」(MAX渡辺)
▲緻密な廃墟のベースはウォーハンマーのストラクチャーパーツをランダムに盛り付けて固定したものだ
▲廃墟を再現したベースにキュクロープとダックスフントを立たせた。非情な無人兵器の殺伐さが滲み出る。ベースには固定せず真鍮線接続で取り外し可能
▲見る人の視点を考慮し高さのあるベースにした
▲「撮影中に何の気なしにキュスターと入れ替えてみたら、横山さんに『こっちのほうがいい!』って言われました。こういうこともできるから、ぜひビネットを作ってみるといいですよ」(MAX)
▲ファイナルフントセットの3体を同部隊機として製作。マスカレードは95でキュクロープは96、ダックスフントは98と近い番号にした

■「Ma.K. in SF3D」15周年&16年目突入!!
 2025年の本年も何卒よろしくお願いいたします。今回が連載181回!! 即ち180÷12=15!! 181回は15周年&16年目突入というわけですよ!! 2010年の月刊ホビージャパン3月号で連載開始、今回が2025年3月号なわけです♡ もちろん我等が知恵袋であり『Ma.K.』の良心、KATOOOこと加藤智之さんの受け売りです(笑)。15th Anniversary & 16年目突入という節目を越え、さらに楽しく続けますので模型好きの皆さん、一緒に楽しみましょうね♪

■1/35ナッツロッカー ロケットチューブ装備
『Ma.K.』プラモデルシーンにおいて1/35スケールで口火を切ったルナダイバーに次ぐナッツロッカー!! これまでに7つ仕上げてるんですけど、ディテールアップ以外の改造とかはしないカラーバリエーション1/35で陸戦といったら、やはりナッツロッカー必須だよなぁと。今までのカラーバリエを眺めていたのですが、また同じことをするのも今回は違うかなぁと思いまして。なんか一手間で違う絵が描けたらいいなぁとあれこれ考えガサゴソとパーツ物色をしているうち、ウェーブ1/20 NINJAのロケットチューブが目に入りました。コレだ! と2機分12本を組み上げます。当初6×2で12連装を試しましたが、ちょっとばかり頭でっかちに過ぎるので、なるべく砲塔に寄せる形で構成しようと、作例のような組み方になりました。横山さんは自分なら3~4本かな~みたいな話をされてましたが、派手好きのMAXシャチョーは迷わず5×2を選んだわけです(笑)。スケールこそ違えど、流用したパーツが『Ma.K.』なことも含め無改造で何の違和感もなくフィットし、これって前からあったんじゃないの? くらい馴染みのあるバランスに仕上がったような気がします。いつか同スケールのスフィンクスとも並べてみたいですねぇ。ロケットチューブをもぎ取られたNINJAですが、案ずるにはおよびません!! ロケットチューブが無くたって軽装型NINJAができてしまうので、まったく無問題です。カラーリングは明るめのグレーツートンでシンプルなスプリンター迷彩。デカールは青系でクール(笑)にまとめてみましたよ。

■1/35キュスター
 下地まで終わらせていたにもかかわらず半年近く寝かせてしまい、出演タイミングを逸していたキュスター君たち。前回横山センセにパックレーテまで先を越されてしまったので慌てて特撮モブ用に塗りましたハイ(苦笑)。メッチャ地味な感じを狙って普段あまり塗らない色で掛け合わせたら、狙い通り圧倒的に地味な2機が爆誕(笑)。でも各所にグレイッシュなレッドを差したら良いバランスになったかも。筆のタッチは「大丈夫?」ってくらい荒々しく消さずに残しましたが、そんなに悪くないような♪ 横山センセの防弾板を丸パクリして追加工作しましたが、コリャかっこいいですな♪

■1/35ファイナルフント
 その大きさとザックリとした大らかな組み味で、最近大好物のグローサーフント、その地上型最新最終形態3機セット「ファイナルフント」を組ませていただきました。ロケットチューブ発射口を薄く削り、頭部センサーを弊社Hアイズに置き換えた以外はガチ素組みです。腕や頭の角度を少し変えるだけで動感のあるポージングが表現できることを証明すべく、敢えてポーズも変えてません。
 そして真鍮線でサクッとベースに固定するだけで「なんちゃって簡単ビネット」にもなっちゃうよという提案型作例です。無機質な板にツラッと並べるのもよし。こんなふうに廃墟に適当に立たせるだけでも、それなりの雰囲気なので、ぜひお試しくださいな。ちなみにこのベースはウォーハンマーのストラクチャーパーツを適当に盛り付けた、超簡単即席ベースでございます。うるさいことを言わなければ、それなりに見れちゃうでしょ?
 というわけで、1/35スケールの『Ma.K.』は少しの手間で「なかなか悪くないじゃん」という作品が手軽にできちゃう模型だなって再確認できました。何たって時代考証とか設定とか一切無いんだもんね♪(MAX渡辺)

ハセガワ 1/35スケール プラスチックキット ナッツロッカー改造

シュトラール軍無人大型ホバー駆逐戦車 ナッツロッカー ロケットチューブ装備型

製作・文/MAX渡辺
協力/鈴木孝、堤啓介

シュトラール軍無人ホバー戦車 P.K.H.103 ナッツロッカー
●発売元/ハセガワ●7920円、発売中●1/35、約30cm●プラキット

海洋堂 1/35スケール プラスチックキット

シュトラール軍無人強襲偵察用二足歩行戦車 キュスター

製作・文/MAX渡辺
協力/鈴木孝、堤啓介

ARTPLA キュスター2機セット
●発売元/海洋堂●6600円、発売中●1/35、約10cm●プラキット●原型/谷明

海洋堂 1/35スケール プラスチックキット

シュトラール軍ヒューマノイド型無人邀撃機 キュクロープ マスカレード ダックスフント

製作・文/MAX渡辺
協力/鈴木孝、堤啓介

ARTPLA ファイナルフントセット&ジェリ缶おじさん
●発売元/海洋堂●6820円、発売中●1/35、全高約9.5cm●プラキット●原型/谷明、村井太郎

マスカレードとキュクロープの作例を
フォトグラメトリで360度見てみよう!

ホビージャパンVR部の「ホビースフィア」でも今後追加される予定です!

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© Kow Yokoyama 2025

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MAX渡辺/横山宏

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