HOME記事工具・マテリアル【水性塗料ペインティングLAB.】未塗装表情パーツをキラキラに!「創彩少女庭園 結城 まどか」【むっちょ】

【水性塗料ペインティングLAB.】
未塗装表情パーツをキラキラに!「創彩少女庭園 結城 まどか」【むっちょ】

2021.04.06

水性塗料ペインティングLAB.●むっちょ 月刊ホビージャパン2021年5月号(3月25日発売)

【水性塗料ペインティングLAB.】未塗装表情パーツをキラキラに!「創彩少女庭園 結城 まどか」【むっちょ】

コトブキヤ 1/10スケール プラスチックキット “創彩少女庭園”
結城 まどか 【桃桜高校・冬服】
製作・文/むっちょ

 安全、安心、環境にも優しくて高性能だけど、まだまだ認知度が低く使っている人も少ない「水性塗料」の可能性をお届けするコーナー。水性塗料に熟知した“水性アクリルボーイ”むっちょがさまざまなジャンルのキットを水性塗料で仕上げます。
 今回は先月号に引き続き『創彩少女庭園』より結城 まどかを水性塗料を使ってさらに可愛くキラキラした雰囲気で仕上げる方法をレクチャーします!

今回使用している塗料・材料

タミヤウェザリングマスターHセット
ライノックスハイド(シタデルカラー)
ベインブレイド・ブラウン(シタデルカラー)
フレイドワン・フレッシュ(シタデルカラー)
スクリーマー・ピンク(シタデルカラー)
マクラーグ・ブルー(シタデルカラー)
オフホワイト(ファレホ)
ミディアムフレッシュ(ファレホ)
スカー・ティッシュ(アーミーペインター)
トキシック・ミスト(アーミーペインター)

結城 まどか【桃桜高校・冬服】

●発売元/コトブキヤ●5940円、発売中●1/10、約15cm●プラキット

 みなさんこんにちは! “水性アクリルボーイ”ホビーアドバイザーのむっちょです! 今回は『創彩少女庭園』結城 まどかのキットを使って、メイクに挑戦してみました。付属のデカールを使用し、4種類の表情パーツをペイント。印刷済みのパーツとイメージが変わりすぎないように意識しつつ、ちょい足しでパッケージイラストのような「キラキラ感」の表現にチャレンジしました。

■とにかく素組みの出来がいい

 髪、肌、制服など、それぞれのパーツのツヤ感をランナーごとに変え、そのまま組み立てるだけでも質感の違いなどが表現されており、素組みのクオリティがすばらしいこのキット。組み立てはMr.セメントSPを使った軽い合わせ目消しのみを行い、小物パーツの簡単な塗り分けと、未塗装表情パーツを筆でペイント。3種類のクリアーのトップコートで調整して完成させることにしました。

■とにかく印刷済みパーツがかわいい

 タンポ印刷済みのフェイスパーツ4種類のクオリティもとにかく良く、表情豊かでめちゃくちゃ可愛いので、これを基準にして、視線をズラした4つの表情を作ることに。
 付属の瞳デカールは、タンポ印刷に比べて若干色味が薄い感じがしたので、二重のラインの書き足しと、まつげ、瞳のハイライトの描き込みをし、パッケージイラストのイメージに近づけました。

■サフレスのちょい塗りにはシタデルカラー

 前髪のヘアピンと学生鞄、スマホのペイントには主にシタデルカラーを使用。コツさえ掴めば、ツヤ有りのパーツの上でもしっかりと発色させることができるので、ワンポイントのちょい塗り足しにはシタデルベースカラーシリーズがオススメ。
 とはいえしっかり定着しているわけではないので、剥がれを気にするのであればクリアーのトップコートを忘れずに。

▲4種類のフェイスパーツに瞳デカールを貼り、Mr.スーパークリアー 半光沢でトップコート。位置の調整にはマークソフターと筆を使用
( Mr.スーパークリアー 半光沢 )
▲チークとリップにはタミヤウェザリングマスターHセットを使用。ここまではまったく水性アクリルボーイ感なし
▲二重のライン(ライノックス・ハイド)と、まつげのハイライト1色目(ベインブレイド・ブラウン)の描き足し。細い線を描き込む場合は奥から手前に引くように筆を動かすのがポイント。何度も筆を入れて調整するよりも、一度でスッと引いてしまったほうが良い線が引ける。息を止めて、思い切り良く、がポイント。失敗しても水を含ませた綿棒ですぐに消せるので、プレッシャーは意外と少ない
▲まつげに大小のハイライト(オフホワイト)。筆先に少しだけ含ませた塗料を「置く」イメージで。「置く」イメージと聞くと、塗料を薄めずに塗った方がよさそうな感じがするかもしれないが、迷っているうちに筆先が乾燥し、色が乗らないことが多い。塗料は少しだけ薄め、しっとりさせた筆先で行うとグッド
▲瞳の星の描き足し(オフホワイト)、リップのハイライト(フレイドワン・フレッシュ)、口のベタ塗り(オフホワイト、スカー・ティッシュ)。星、ハイライトのペイントは先ほどのまつげと同じように。どうしても難しい場合は爪楊枝を使ってみるのもオススメ。ベタ塗りは少しずつ、乾燥させながら、三度塗りくらいで発色させるイメージで
▲チークにさらに描き足し(ミディアムフレッシュ)。印刷済みパーツ、イラストともに入っている、チークより少し濃い線にならって描き足し。主張しすぎないよう、少し薄めになるよう調整して控えめに

▲ヘアピンのベタ塗り(スカー・ティッシュ、トキシック・ミスト)。パステルカラーをツヤ有りの茶色の上で発色させるのは少し難しいので、最初に同系色のベースカラー(スクリーマー・ピンクとマクラーグ・ブルー)を塗って発色しやすいようにする。シタデルベースシリーズは隠蔽力がとくに高いので、このように1色挟むと時短に繋がることも

▲ 顔の仕上がりが変わるだけで素組みより華やかな印象になる。ぜひおためしあれ

Ⓒ KOTOBUKIYA

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むっちょ

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