超優秀キットをパールグロスで美しく仕上げる

　HG エルガイムシリーズ第5弾としてリリースされたHG バッシュ。完璧ともいえるプロポーションバランスに幅広い可動ギミック、成型色のみでほぼ設定のカラーリングを再現できるパーツ構成など、シリーズ最高峰の完成度を誇る逸品だ。作例はそのキットの素性を最大限に活かしつつ、パールを加味したグロス塗装で表現。赤はマットなメタリックで上品に、黒系は極少量メタリックを混ぜて重厚感を演出するなど、A級ヘビーメタルに相応しい高貴な仕上がりを目指している。

　どうもDOOVAです。ついに出ましたHGバッシュ！　最初のキットが1984年発売なのでなんと40年ですね！　当時中学生だった私には難しくてうまいこと作れなかったので40年ぶりのリベンジ製作ということで気合いたっぷりです。

■工作
　プロポーションは抜群で成型色も理想的なので、無塗装で組んでも充分満足のいくキット内容です。フェイスパーツはチューブ版とモールド版の2種を選択できます。
　工作面では無理に合わせ目消しをする必要もなさそうですが、太モモと足裏のみ消しています。肉抜きは靴裏のかかとパーツにありますので瞬間接着パテで埋めています。
　設定画を見ますとヒジ関節が逆方向に曲がっていまして、ここはなんとか再現したいところ。でも簡単、ヒジ関節内のストッパー部分を切り取るだけ。これで逆関節可動できるようになります。それと本キットには握り拳が付属していませんので、設定画ポーズ用に左手分のみ新造しました。キット付属のハンドですが、水かきのようなリブがありますので削除しました。平手はさらに指の曲がりを弄って表情付けしています。
　バスターランチャーのエネルギーチューブはコシがありますので、ドライヤー等で温めながらクセを付けるといいです。

■塗装
「A級ヘビーメタルはグロス」と過去記事で読みましたのでピカピカにしてみました。といっても全部グロスだと面白くないので、メインカラーの青紫のみグロスにして他はマットでメリハリを利かせてみました。
　青紫はソリッドカラーを塗装後、パールを掛け、さらにウレタンクリアーでコートしました。赤はマットなメタリックで上品に、黒系は極少量メタリックを混ぜて重厚感を狙っています。全体の色トーンがチグハグにならないように全カラーに純色バイオレットを入れ統一感を出しています。
青紫＝Mr.カラー コバルトブルー＋パープル＋ガイアカラー 純色バイオレット、その上にMr.クリスタルカラー アメジストパープル、最後にウレタンクリアー
赤＝Mr.カラー マルーン＋GXメタルブラッディレッド＋ガイアカラー 純色バイオレット極少量
黒＝Mr.カラー コバルトブルー＋ミッドナイトブルー＋グラファイトブラック＋純色バイオレット
関節＝Mr.カラー グレーバイオレット＋白＋純色バイオレット
黄＝Mr.カラー 黄橙色＋イエロー

■最後に
　納品日にプレバンで予約してたバッシュが届きました（笑）。もう1個頑張りまーす！

ⓒ創通・サンライズ