蘇りし輝羅鋼！　整形・塗装との両立を模索する

　SDガンダムワールドヒーローズ新章、「輝羅鋼編」が開幕！　ガンプラでは3体のキャラクターがラインナップされている。その中から今回は、新世代の忍者「隠密ガンダムエアリアル」の作例をお届けしよう。本シリーズ最大のポイントは、インモールド成形による「輝羅鋼」のパーツ。クリアー素材の上に豪奢な模様が印刷され、成型時点で非常に煌びやかな質感を実現している。寝太郎23による作例では、お馴染みの徹底的な塗り分けを施しながらも輝羅鋼の質感を最大限活かすコンセプトで製作。目線や手の交換パーツも豊富に用意し、コンパクトながらとてつもない密度感の1作に仕上げた。

　ハイこんにちは寝太郎23です！　今度のSDWヒーローズはなんと「輝羅鋼」！　HGガンダムエアリアルのインモールド成形を見た瞬間、「これは輝羅鋼が現代に蘇ったのでは!?」と驚いたのですが、それが本当に輝羅鋼になってしまいました。SDガンダムに輝羅鋼が帰ってきたのはすごく嬉しいですよね！
　デザインもこれまで同様、宮内利尚さんによるもので、キットもめちゃくちゃカッコイイです。
　目玉パーツの輝羅鋼ですが、成型の都合上わずかにバリが出ていることがあるので優しくヤスリをかけます。この時、表面から裏側に向かってヤスリをかけるようにすると印刷が剥がれるリスクを軽減できます。側面はプラの地が出ていますので塗装で対応します。表面にマスキングをして側面をグルっと一周シルバーを塗った後、クリアーのイエローとオレンジを調色したもので塗ると輝羅鋼がさらに輝いて見えてくるでしょう。
　本体の肉抜き穴は脚部に大きなものがありますのでエポパテを使って整形します。大きな凹みにパテをたくさん使うと硬化後にヒケが出やすいので、大まかに切ったプラ棒を入れて極力使用するパテの量を減らすと仕上がりがきれいになります。
　塗装はていねいにマスキングを繰り返して、エアブラシのみで行っています。隠密エアリアルは同シリーズの中でも直線が多いため、地道なマスキング塗装の入門にもピッタリだと思います。シェルユニット風のマフラーはラジコンボディ塗装の要領で、裏から通常の手順の逆にスミ入れ部分から塗っていきます。少し慣れが必要ですが、見映えがアップしますのでお試しください。

■塗装レシピ
白＝グレー FS16440＋ホワイト FS17875（1：9）
青＝ウォーカーブルー
赤＝ローズブライトレッド＋クールホワイト（9：1）
黄＝キアライエロー＋コーラルオレンジ（9：1）
黒＝ウイノーブラック＋ホワイト FS17875（9：1）
金＝ヴィクトリーゴールド
　ハンドパーツは毎回使用しているSUMISUさん製作の3Dプリンター出力品です。

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