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HGデミバーディング 凹モールドを活かして「試作機」感を強調、精密化！ 「ガンダムフォワードアーカイブ 機動戦士ガンダム 水星の魔女編」
2024.03.21
MSJ-R122 デミバーディング【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2024年4月号（2月24日発売）
キットのモールドを活かしてさらなる精密化工作を施す
2024年2月26日に発売したホビージャパンMOOK「ガンダムフォワードアーカイブ 機動戦士ガンダム 水星の魔女編」。ガンダムフォワードVol.9およびVol.12の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』特集を1冊にまとめた本書の中から、かいん製作による「デミバーディング」作例を先行公開しよう。“デミシリーズの新型コンセプトモデル”という立ち位置から試作機感を強調する方向性で製作。機体各所にある凹モールドを活かすように精密度を高めている。
▲肩アーマーのバーニアも胸部同様にメタルリングパーツと3D出力のノズルパーツの組み合わせ。天面の四角い枠は市販の角ノズルパーツを使用
ども、かいんです。今回はデミバーディングを製作させて頂きました。
■コンセプト
試作機っぽさをどこで表現しようかと考えていたのですが、キットには四角い凹モールドが多めに施されていることに気がつきました。そこで、ここはハッチになっており、試作機ゆえの各種計測機器やケーブルなどが接続されている姿を想像してみました。今回はこの凹モールドを、主にフィニッシュシートの貼り込みで目立たせる方法を取ってみました。あとは小スケールゆえに省略されたディテールの再現や、各種肉抜き処理などをメインに工作しています。
■ディテールアップ
各部に配置された円形のバーニアやスラスターは、3D出力によるディテールアップパーツやメタルリングを使用してシャープさをアップ。ノズル内側はなるべく数パーツのインナーを用意して、多層構造にすることで密度感を上げています。
■塗装
本体黄＝ヘキサデザートイエロー＋ダークイエロー1（2:1）
本体白＝FS36622グレー
本体茶＝ダークシーグレー＋ウッドブラウン（2:1）＋黒（少量）
関節部＝ガンメタリック
コーションデカールはすべて「kaine@store」のもの、製作文中の3D出力ディテールアップパーツはすべて「あすぱら模型」のものを使用しました。
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード”
MSJ-R122 デミバーディング
製作・文／かいん（firstAge）
Ⓒ創通・サンライズ・MBS
かいん
模型サークル「firstAge」所属。堅実な工作でレビューからセミスクラッチまでこなすベテラン。
