ランナーのまま手軽に塗装し、デカールまで貼ってしまう驚きの時短テクニック!! 手軽でカッコよく仕上がるウェザリングを見よ!!「MG シャア専用ザク Ver.2.0」で実践【ウェザリング特集】
2024.02.06
超カンタン&効果抜群!! らいだ~Joe式ウェザリングテクニック/ザクII陸戦仕様【BANDAI SPIRITS 1/100】 月刊ホビージャパン2024年3月号(1月25日発売)
超カンタン&効果抜群!! らいだ〜Joe式ウェザリングテクニック
ランナー状態のまま塗装OK! 手軽でカッコいい「お気楽モデリング」
今回のお題は、「早くて楽にウェザリングする方法とは?」。ガンプラを汚すのはとっても楽しい! けれども、毎月膨大な数の新製品が発売されている現状、1体1体をじっくり作り込むのはちょっと大変。できる限り手軽に汚して完成させて、たくさん机の上に並べてみたいのがホンネですよね。
そこで登場するのが、月刊ホビージャパンを代表するウェザリングモデラー・らいだ〜Joe。その独特の作業工程やツール活用法、そして魅せる仕上げテクニックをこれまでも月刊ホビージャパンで披露している彼ですが、今回も水性塗料を中心にしたスピーディーかつ効率的な作業で見事な風合いのザクを完成させています。驚きのアイデアとヒントが満載な、らいだ〜Joeの「お気楽モデリング」を全4回に分けてお届けするのでぜひともご覧ください。
製作・解説/らいだ〜Joe
らいだ〜Joe(ライダージョー)
“お気楽モデリング”を提唱する、愛猫家モデラー。著書「ビギナーでもうまくいく!ガンプラお気楽製作ガイド」も好評発売中

❶ランナー状態のまま水性ホビーカラーで塗装!
❷スポンジでポンポンとチッピング!
❸リアルタッチマーカーでサビ、雨垂れを描き込み&ぼかし
❹「濃すぎた汚し」はメラミンスポンジで削る!
前回はコチラ!
④外装の工作
▲次は外装の工作。外装パーツの切り出しは基本的に2度切りで、アルティメットニッパーでゲート部を切り落とす。切り落としたゲート跡は、#240→#600でヤスリがけすることで処理。少々荒い番手で止めてしまうが、このあとの塗装と汚し作業が乗るためこれで充分
▲ふくらはぎにあるスラスター開口部の形状を修正。噴射口の凹み部分に瞬間接着剤を少量注入してからエポパテを盛り付け。瞬間接着剤を使うことで未硬化でもエポパテが固定される。硬化完了したら、#120・#240・#600のスポンジヤスリで整形
▲陸戦型らしく、スラスターの穴にメッシュを入れてみる。今回は100円ショップで買った書類ケースのナイロン樹脂メッシュをチョイス。ハサミで切り取りやすくて使い勝手○♪ 切り取ったメッシュはゼリー状瞬間接着剤で裏側から固定
▲陸戦風にするためのリベット打ちのテクを紹介。Mr.UV硬化クリアパテを塗料皿の裏側に少量出してから、爪楊枝ですくい取り、リベットを打ちたい箇所にチョンと乗せる。表面張力で半球体になっている状態ですぐにUV照射を行えば、なんちゃってリベットの完成
⑤外装の塗装
▲薄い緑は汚すのが前提なので、水性ホビーカラーのよもぎ色をベースにつや消しホワイトを混ぜて明るい感じに調色。新品のよもぎ色のビンに、つや消しホワイトをビンの窪みのところまで注ぎ(よもぎ色:つや消しホワイト=8:2くらい)、フラットベースも大量に入れてから口のギリギリまで水性ホビーカラーうすめ液を注ぐ。ストック用に同じものを2本用意した
▲インシグニアンホワイトの乾燥後、よもぎ色:エメラルドグリーン:ロシアングリーン“4BO”WWIIを混色した濃い緑色を塗装。このインシグニアンホワイト、隠蔽力が強いので2度吹きすれば真っ白になってくれる優れモノ
▲塗装完了。ランナーからところどころ外されているパーツは、パーティングラインやゲート跡が目立ちそうなパーツなため、個別に切り出して塗装する。ランナーに残っているパーツはこのあと切り出し、ゲート跡をリタッチや汚しで「傷」として表現して目立たなくさせる
プロスプレーのメンテナンス
▲プロスプレーの塗装が終了したら、ハンドピース部を洗浄。適当なサイズのタッパーに少量の水を溜め、アビニティークリーン(アルカリ洗剤)をシュッシュッと吹き付けてフタをして30分程度放置するだけ
▲新品のようにキレイになった。普段はここまでせずに水道水でジャバジャバ洗い流すだけだが、3ヵ月に1回くらいの割合でこの洗浄を行うことで、機嫌よく吹き続けてくれるのだ♪
⑥デカールワーク
▲スネのフレア部に白いラインを加える。使用するのはハセガワの曲面追従シート「ホワイトフィニッシュ」。1mm幅程度に細く切り出してから使用する。本当はキッチリ測るべきだが、私の場合はいつも「だいたい1mmくらい…」と、だいぶアバウト(汗)
▲曲面追従シートをパーツに貼っていく。パーツ間でのズレが起きないように、マスキングテープをパーツの裏に貼ってパーツ同士を仮固定した状態で貼る。曲げたい箇所で親指で押さえて方向を変えながら貼っていくことで、形状に沿った曲線に仕上がる
▲ほんの数分でライン入れが完了。同じ作業をデカールで行うことを考えると、1/10以上の時間短縮と1/100以上のお気楽度で作業できた。少し太めに切り出したものを使えば、帯章のようなラインも再現できるのだ
▲次はデカール貼り。さまざまなキットからかき集めたデカールを思いのままに貼っていく。まずは貼りたい箇所にピンセットでデカールを置き、たっぷりと水分を含ませた指で位置を調整。ティシュで水分を吸収し、綿棒を転がして気泡を取り除く
▲Mr.マークソフター(デカール軟化剤)をデカールの上からたっぷり塗り、デザインナイフの刃先でパーツにキズが付かない程度の軽い調子でデカール表面をちょんちょんとつついていく。これによりデカールとパーツとの間にマークソフターが浸透し、パーツにデカールが密着。パーツとの密着不足からデカールが光って見える現象「シルバリング」が防げる
▲乾燥後もシルバリングが起こっているようなら、再度マークソフター&ナイフでつつく工程を行う。乾燥後はモールドをワンポイント塗装。今回は水性ホビーカラー ゴールドを、先を細く削った爪楊枝で塗料を置くように塗った
▲デカール貼り&ワンポイント塗装が終わった状態。この後、ランナー状態のままプレミアムトップコート つや消しを吹けば、外装パーツの準備は完了。いよいよパーツをすべてランナーから切り出して汚し工程に突入!
▲とその前に…。武器類を下処理。バズーカにはパーティングラインがあるので、デザインナイフの刃の腹をスライドさせて削り取る「カンナがけ」で処理しておく
▲スポンジヤスリの神ヤス!#120で全体を整え、#240・#600でヤスリのキズを平坦化していく。このあたりは外装パーツと同じ流れ
BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット“マスターグレード” MG シャア専用ザク Ver.2.0 使用
ザクII陸戦仕様
製作/らいだ〜Joe
今回はここまで!
第3回では、外装のウェザリングや細部のアレンジをご紹介。お楽しみに!
\続きはコチラ/
公開は2024年2月7日の17時から!
©創通・サンライズ
らいだ〜Joe(ライダージョー)
“お気楽モデリング”を提唱する、愛猫家モデラー。著書「ビギナーでもうまくいく!ガンプラお気楽製作ガイド」も好評発売中