定番マテリアルでさらにウェザリングを楽しもう!!
塗って剥がす! Mr.ウェザリングペーストで泥名人!!
Mr.ウェザリングカラーとともに発売されている粘度の高い塗料が「Mr.ウェザリングペースト」。塗るだけで量感のある立体的な泥や砂汚れを楽しめる他、ディオラマで地面を作る時にも活用できます。Mr.ウェザリングカラーと混色もできるので、ぜひ一緒に使ってください。
▲今回はもっとも定番なマッドブラウンとマッドホワイトを使用。写真に写っているウェットクリアーは、水分を含んだ泥表現や水たまりを作る際に活躍する透明の光沢ペーストです
▲パレットにマッドブラウンを移したら、少量のMr.ウェザリングカラー専用うすめ液で希釈します。2〜3滴でOK
▲適度な粘度になるまで、しっかりと混ぜます
思い切り塗りたくる!!
▲泥を盛りたいところにしっかりと塗りましょう。躊躇してはダメ!
乾くと色味が変わります!
▲ここでしっかりと乾燥。乾燥すると色味が落ち着き、ツヤも無くなります
▲次にこの上からマッドホワイトを塗ります。泥が乾いていそうな場所を狙って塗り進めるとよいでしょう。このあとしっかりと乾かしてください
綿棒で剥がす!!
▲ここが最大のポイント!! 乾いた綿棒でペーストを剥がしていきます。ポイントは泥や土が下に流れ落ちているようなイメージで垂直方向に剥がしていくこと
▲土などが溜まりそうな部分はあえて多めにペーストを残し気味にします
▲最後にMr.ウェザリングカラー専用うすめ液を少量含ませた筆で細部を微調整します
泥&土汚れ完成!!
▲今回はガンタンクの足周りで実演しましたが、MSのブーツに施してもかっこいいですよ! 塗るだけでなく、剥がす工程までがこのペーストをかっこよく活用するポイント。
Mr.ウェザリングペースト
●発売元/GSIクレオス●各660円、発売中●40ml
「タミヤウェザリングスティック」はスピーディーに汚せます!
立体的な汚れ表現が塗るだけで手軽にできる、ペンタイプのウェザリング材。スティックノリのようにペン先を回してカラーを出し、そのまま直接塗るだけでOK。モビルスーツの足元に似合う「サンド」を使って解説します。
▲塗料は水性タイプなので、模型に塗ったあとに水を含ませた筆で塗り広げたり、汚しの調子をつけたりできます
▲後から水で落とせるので、こってりと塗ってしまいます
▲少量の水を含ませた綿棒で、塗料を上から下方向に拭うと、砂汚れが下方向に流れ落ちているような表現ができます。ペーストのような立体的な汚しを施せます
タミヤウェザリングスティック(サンド、ライトアース、マッド、スノー)
●発売元/タミヤ●各550円、発売中
ピグメントでサビ名人! アクリル溶剤を活用しよう!!
顔料の粉末であるピグメントは、ウェザリング塗料で大活躍する塗料。特にサビ表現がオススメ! ここではピグメントによるサビ塗装のポイントを解説します。
▲全国の模型店・量販店で購入しやすいGSIクレオスの「ウェザリングパステルセット1」から、ダークブラウンを使います
タミヤ アクリル溶剤をパレットに準備!
▲パステルとともに、タミヤのアクリル溶剤を用意します。このアクリル溶剤が、ピグメントの定着を助けてくれます。まずは筆先をちょんとアクリル溶剤につけて、ほんの少量の溶剤を筆に含ませます
筆先にパステルを付けます
▲溶剤を含ませた筆先で、ほんの少量のピグメントを筆先に付けます。これでサビ塗装の準備はOK!
サビそうな所を狙います!
▲あとはサビそうな場所に筆先をちょんちょんと置くだけ!! これでサビが表現できます
手軽に模型がサビる!!
▲粒子感があるツヤのない質感がとってもリアル。ピグメントならではのザラついたサビは、汚しのアクセントにぴったりです
ウェザリングパステルセット1
●発売元/GSIクレオス●990円、発売中
煤名人!! ガイアエナメルカラーの煤
塗料の中にピグメントが入っていて、塗るだけでスス汚れのざらついた感じが表現できるオススメ塗料。砲口や銃口、排気口などに使用すると雰囲気ある仕上がりになります。
▲ガイアノーツのエナメルカラーには煤の他にも赤サビや黄サビ、オイル、ホコリといったウェザリングカラーがラインナップされています
▲筆に塗料を取ったら、ペーパータオルでいったん拭い、ドライブラシ感覚で塗っていきます
▲ガンタンクの砲口に筆を擦り付けてみましょう。みるみるうちにススで汚れた雰囲気に早変わり
ガイアカラーエナメル 煤
●発売元/ガイアノーツ●440円、発売中●10ml
とっても便利なリアルタッチマーカーでウェザリングを楽しもう!!
マーカー塗料も侮るなかれ! 「ガンダムマーカー リアルタッチマーカー」はお手軽にスミ入れできたり、ぼかし表現も楽しめるので、モビルスーツが汚れた雰囲気を演出できます。
▲連邦系モビルスーツ向けの5本セットが「1」、「2」がジオン系。どちらにも「ぼかしペン」が付属
▲リアルタッチマーカーはスミ入れにとっても便利。スジ彫り部分をなぞります
▲はみ出した部分はぼかしペンでキレイに拭えます。あえてはみ出した部分を汚しのようにぼかすこともできます
▲次はウェザリングをしてみましょう。スミ入れの要領でスラスター周辺をペンでなぞったら、汚れが流れそうな方向にぼかしペンで塗料を伸ばします
▲上から下に汚れが流れた雰囲気を表現できました
▲ブラウンやオレンジを使えばよりハードな汚しができます。パーツの上で数色重ね塗りすると、より味わい深い表現にもなるのでぜひトライしてください
▲チッピングも可能。オススメは「1」に入っているリアルタッチグレー1。これがチッピングの色にぴったり。細いほうのペン先でパーツの角をちょんちょんと塗るだけです
▲乾燥するとツヤもなくなり、傷のように見えます。お手軽に傷が描けるのでオススメですよ!
リアルタッチマーカーセット1、2
●発売元/GSIクレオス●各1650円、発売中
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