水性塗料の「塗装環境」作りってどんな感じ?
筆塗りとエアブラシの環境作り
ここでは水性塗料における「塗装環境」をご紹介します。筆塗り、エアブラシ塗装、それぞれこんな準備をしておくと快適に塗装ができるので、ぜひ参考にしてください。
水性塗料ならではの
「リビング筆塗り」を楽しむ
ダグラムの作例を製作したライター・フミテシは、リビングで水性塗料筆塗りを楽しんでいます。ここではそのリアルなリビング模様を見ていきましょう。
水性塗料筆塗りセット
▲こちらがいつも塗装しているリビングのテーブル。テーブルは10年選手で家族の思い出がそこかしこに刻まれています。テレビを見ながらや、子供がゲームをしているのを見たりしながらプラモが塗れて楽しいです
水と溶剤を用意!
▲水性塗料筆塗りをする際、水溶性・エマルジョン系どちらも使います。そこで水とうすめ液の両方を準備します。また水は塗装中の簡易的な筆洗いにも便利です
塗料は100円ショップのステンレストレーの上で
▲塗料や溶剤をこぼしても安心(!?)、心の平穏を保ってくれるのがステンレストレー。この上で塗料関係を扱います。塗料皿や、ペーパーパレット、キッチンペーパーなども置いています
筆塗りには欠かせない名脇役
▲キッチンペーパーやショップタオルなどは、洗った筆の水分を切ったり、筆に含ませた塗料の量を調整したりするのに欠かせません。ティッシュだとケバだったり、水分でビチャビチャになったりするのでオススメできません
持ち手と台
▲筆塗りの場合、持ち手は10本くらいあれば充分足ります。ある程度塊の状態で塗っていけるからです。GSIクレオスのMr.ペイントステーションのような持ち手を固定する台があると便利です
エアブラシ塗装の環境
匂いが少ないからといって、換気もせずにエアブラシでガンガン塗料を吹きまくるのはオススメできません。環境に優しい水性塗料でも、最低限の準備が必要です。特に水性塗料のエアブラシ塗装では、「ミストが舞うのを抑える」「塗料の吹き返しを抑える」「換気」の3点がポイントになります。
▲塗料の吹き返しとミストが舞うのを防ぐために、写真のようにダンボールをカットして、中に新聞紙やコピー用紙を詰め込んだ簡易ブースを窓際にセット。さらに、机の上にはゴミ袋を養生して貼り付けています。使用するエアブラシもコンプレッサーとハンドピースが一体になった簡易式タイプを用意。これで水性塗料エアブラシ塗装デビューが叶いますよ
▲GSIクレオスの、かわいい見た目だけでなく高性能なエアブラシセット!! 吐出空気量については同社のL5コンプレッサーに迫る性能です。ハンドピースは、GSIクレオスの定番モデル「PS274 プロコンBOY WA ダブルアクション」。エアブラシスタンドもセットされているのが嬉しいですね
コンプレッサーカロンエアブラシセット
●発売元/GSIクレオス●30800円、発売中
▲タミヤが販売している塗装ブース。2基のシロッコファンで匂いやミストをしっかりと吸い込みます。フィルターを3回通過してから吸気口に吸い込まれるため、フィルターの目詰まりによる急激な吸引力低下を起こしにくい構造が特徴です
スプレーワーク ペインティングブースII(ツインファン)
●発売元/タミヤ●27280円、発売中