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1/100で改修型エアリアルをスクラッチ!! パテとプラ板でギミックを完全再現した超絶作例を見よ!!【水星の魔女】
2023.09.18- ガンダム
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仲井望(ナカイノゾム)
BANDAI SPIRITS- 作例
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女
- ガンプラ
- フルスクラッチ
XVX-016RN ガンダム・エアリアル（改修型） 【BANDAI SPIRITS 1/100】 月刊ホビージャパン2023年10月号（8月24日発売）
ガンダム・エアリアル（改修型）を1/100スケールで再現する！
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のガンプラにおいて、2023年10月現在ではFULL MECHANICSガンダムエアリアルが唯一の1/100スケールキットとなっているが、スレッタ搭乗の機体や他のガンダムなど、さまざまなMSの1/100モデルもほしいと思うのが当然のファン心理というものであろう。ということで今回は、FULL MECHANICSを使用してガンダム・エアリアル（改修型）を1/100で再現。関節をはじめとするキットパーツを芯にしつつも、外装の大半をパテとプラ板によるハンドメイドで造形している超絶作例となった。ビームライフルの展開ギミックも完全再現しており、仮想FULL MECHANICSガンダムエアリアル（改修型）とも言える完成度で仕上げている。
▲胸部はHGを参考にプラ板でフレームを製作し、外装をエポパテから製作した。シェルユニットは短冊状にした0.1mmプラ板を貼りモールドを再現、カバーはエポパテで製作した原型をクリアーレジンに置換して透明化した。首関節はキットの下部をボールジョイントに変更して使用
▲バックパック。基部はプラ板の箱組みで製作。下部スラスターは箱組みプラ板を芯にエポパテを盛り、曲面を整形した。接続部はプラパイプ＋市販パーツに軸をK P S ランナーで製作。上部スラスターはプラ板の組み合わせで展開ギミックを作り、外装はアウトラインを切り出したプラ板にエポパテを盛り製作。小翼もプラ板で製作した。可動部はプラ板＋KPSランナー。ビームサーベルはホルダーも込みでキットから流用した
▲ビームライフルはプラ板の箱組み＋エポパテから製作。後方のストックはHGを参考に、トリガーガードはプラ板＋KPSランナーでヒンジを製作して展開可能にした。ガンビットライフル時のグリップはプラ板＋KPSランナーで可動するよう製作し、差し替えなしで変形可能。バレル部も2段階の伸縮機構を再現している
■逃げ出すよりも進むことを
1stシーズンの衝撃的な登場から、物語終盤のまさかの展開で視聴者を驚かせたガンダム・エアリアル( 改修型)。主人公機なのに1/100キットの発売予定がないのはなぜ？ と思っていたのですが、あの展開にはなるほどなぁ～と納得してしまいました。ならばスクラッチモデラーとしてこれはぜひやりたい、と直訴して製作させていただきました。 作例はHGキットの構造を参考にプラ板とエポパテで自作したパーツにFULL MECHANICSガンダムエアリアルのパーツを組み合わせて製作しました。
■塗装
主にMr.カラー、ガンダムカラー、ガイアカラーを使用。ほぼ設定に準じています。
白＝ピュアホワイト＋ネービーブルー
青＝コバルトブルー＋インディブルー＋パープル＋ウイノーブラック＋色ノ源シアン
赤＝モンザレッド＋マルーン
黄＝イエローFS１３５３８＋ピュアホワイト
グレー＝ニュートラルグレーⅣ+MSグレージオン系＋ウイノーブラック
胸部シェルユニットは内部をGXメタルレッド→クリアーレッド→エナメルフラットブラックで発光部のみ拭き取り、カバーはGXクリアブラックを薄めに塗りました。キット付属のマーキングシールを貼り、スーパークリアーⅢ+フラットクリアーで半光沢よりにツヤを整えて完成です。
BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット“フルメカニクス” ガンダムエアリアル 使用
XVX-016RN ガンダム・エアリアル(改修型)
製作・文／仲井望
FULL MECHANICS ガンダムエアリアル
●発売元／BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●4180円、発売中●1/100、約18cm●プラキット
ⓒ創通・サンライズ・MBS
仲井望(ナカイノゾム)
パテ造形と複製を駆使した精度の高い工作力を持ち、精密可動から大型モデル製作までテクニックの幅も広い。
