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初めてでも簡単! お手軽“情景マテリアル”でヴィネット・ディオラマデビュー!【ヴィネット・ディオラマ編】

2023.08.22
初めてでも簡単! お手軽“情景マテリアル”でヴィネット・ディオラマデビュー!【ヴィネット・ディオラマ編】

 ホビージャパンで紹介されているテクニックって模型経験が浅い人でもできるの? そう思ったことありませんか? 私はあります!(笑)そういうわけで、実際にHJ Webで紹介されているテクニックを、模型製作初心者のぴよ乃がお送りしますっ。プロモデラーやメーカー推奨のテクニックにチャレンジしちゃいましょう!


模型にストーリー性を持たせたい! そんなときには?

 せっかく作った模型の世界観をもっと表現したい。そんな時には「ヴィネット・ディオラマ」を作ってみるのはどうでしょうか? 手に入れやすいアイテムを使ってチャレンジしていきましょう!

■ 猫の塗装ダイジェスト


身近なアイテムでヴィネット・ディオラマ作りにチャレンジ

 草の上を駆け回っている猫ちゃんを作りたいので、まずは猫ちゃんとケースを乗せられるようなベースを作っていきましょう。猫ちゃんは猫草が好きなので喜ぶはず!

■ 参考にした記事はこちら

▲ 台座、100円均一で購入した鍋敷き(コルク)、以前作った猫ちゃんのキットを用意。台座は会社の机に飾ってあったフィギュアから持ってきちゃいました。今のところなくても飾れているので問題なし(笑)
▲ ベースの形に添ってコルクを切り出すので、マジックでしるしをつけます
▲ 切り出した部分がホロホロになるように、ハサミで切り出していきます
▲ 土台の上に接着剤をまんべんなく塗布
▲ その上に切り出したコルクを置き、接着します
▲ デザインナイフでベースのサイズと形を調整。ここでもホロホロ感を意識していきます
▲ ケースをベースの上に接着

草を生やしていきます

■ 参考にした記事はこちら

▲ はじめての、草はら(草はらスターターセット)を使って草をもりもり生やしていきます!
▲ 草は袋に入っている状態だと塊になってしまっているので、ボトルに移してボトルをシェイク! すると塊がほぐれてくれます
▲ 草を生やしたいところに接着のりを塗布します。一面に草を生やしたいので、満遍なくベースに塗布しています
▲ 草がケースにかからないように注意しながら、草を振りかけていきます。草を振りかけてからケースを接着したらよかったですね…
▲ 草の面積が増えてきました!
▲ ベースの側面にも草をつけていきます
▲ ついさっきまで茶色だったのが、今は一面の緑です!
▲ 草を生やし終え、芝生が出来上がりました! 触ってみると気持ちいいなと思うくらいのチクチク感。こんなに簡単に草が生やせるなんて画期的なアイテム!

小物を使ってみましょう

▲ 家にあったボタンやアクリルビーズなどを用意してみましたが…
▲ 全体像をノープランのまま進めてしまったため、試行錯誤。一番最初に完成図などを描いておくべきでした
▲ 迷走した末にコットンをアクリルガッシュで染めてみたり…猫ちゃんも暇を持て余してうしろでひっくり返ってますね
▲ なんとなく全体のイメージが見えてきましたので、小物の塗装をしていきましょう
▲ つまようじにマスキングテープを巻き付けたものとお花のボタンを塗装していきます
▲ 猫ちゃんの本体の塗装方法と同じ、アクリルガッシュで塗装していきます アクリルガッシュ塗装の記事はこちら

▲ 白旗になりました。猫ちゃんがにらみをきかせているので、白旗を振っておきましょう。完全降伏です
▲ 乾燥後にシンボルマークを描いてみました。誰がなんと言おうと猫の顔です

▲ 次は花を塗装していきます。ベリルグリーンという色をチョイスしたのですが、ぴよ乃好みの色! 既に次の機会でも使いたい気分です
▲ 乾燥させ、花弁の筋をホワイトで入れていきます。元から筋が入っていたので、それに沿うようにラインを引いていきます
▲ 中間色を作り、くっきりとした境界線を馴染ませます
▲ ラメシルバーをいうアクリルガッシュを見つけたので、それも塗り足しました。アクリルガッシュでラメがあるんですね! 大きめのラメでかわいい。私の爪にも付け足したいくらいです
▲ 今度はウフのマルチフィット3を使って、雲に見立てたコットンをベースの周りに貼り付けていきます
▲ コットンをつけたいベースの部分にぺとぺと塗っていきます
▲ ふんわりかつしっかりとコットンを貼り付ければ雲の完成です

秘密基地で遊ぶ猫ちゃんの完成♪

▲ 猫ちゃんの秘密基地をテーマに完成です! ケースは宝箱に見立てています。青い花は“幸運”をもたらしてくれるらしいので、この猫ちゃんにはそのうち幸運が訪れるはず
▲ 手乗りサイズでこれぞ“ヴィネット・ディオラマ”。サイズ感も含め、すべてがかわいい作品になりました

ケースや目も塗装しちゃいましょう

▲ せっかくなのでこちらのケースにも手を加えましょう。先程使用したラメシルバーとコーラルパールを使用します

▲ 模様のくぼみにコーラルパールを塗布。二度塗りするので一度目はそれなりに色が乗っていれば問題ないです
▲ 一度塗りし終えました。盛大にはみ出していますが、ラッカー塗装の上にアクリルガッシュを塗っているので、はみ出しても綿棒などで簡単に拭えるとのこと
▲ 乾燥後に二度塗りをしたらくっきりと色が乗りました。ケースの色と相性抜群です
▲ はみ出した部分は綿棒でと言いましたが、手元になかったので爪楊枝でカリカリ。塗装面を傷つけないように注意です
▲ 丸の部分にラメシルバーを少し立体的になるように点置きすれば完成です
▲ 金ぴかの猫ちゃんの目に、お気に入りのベリルグリーンを爪楊枝で塗布。次の機会が早すぎですね
▲ ぬわー!はみでたーーー!!!しかも盛大に…まあこれも爪楊枝でカリカリすれば大丈夫なはず…。塗膜にキズをつけないよう気をつけながらカリカリしましょう

小物入れとしても使える!

▲ そんなこんなで完成です! 一部分だけでも色を塗ることで印象が変わりました
▲ ケースの中にアクリルビーズを敷き詰めてみました。こんな風にディスプレイしてもいいですが、ちょっとした小物入れとして使うのもありですね

2匹まとめて撮影しちゃおう♪

▲ 2匹まとめて撮影。同じキットでもまったく雰囲気が異なる作品に仕上がりました。どちらも共通して言えることは、“かわいい!”ということ! ホントにこのキットを開発してくれた方にお礼を言いたいです
▲ ポージングと配置を変えて、金ぴか猫ちゃんを茶トラの猫ちゃんが崇めている図です。こういった楽しみ方もできるのが、可動式のいいところです

 ベースや小物を作り上げることで、その模型の持つストーリー性がグッとアップしました。今回は身近にあるものを使い、半分以上勢いで作り上げてしまいましたが、構想をきちんと練り上げて準備をすればよりよい作品に仕上げられそうです! また、今回の作業の中で一番衝撃だったのが、いとも容易く草を生やせるということ…! 草を振りかけてベースに草を生やすのは、某おじいさんの類似体験になっていると気がついたら、より草を生やすのが楽しくなっちゃいました。

 これにて「chitocerium XXII-tanio alb / chitocerium XXII-tanio atr」を使用したチャレンジはおしまいになります。楽しいという気持ちをもって、最後まで製作ができたのではなまるですね!(笑)まだまだチャレンジしていきたいことばかりなので、次回も見守ってくださいませーっ!

chitocerium XXII-tanio alb / chitocerium XXII-tanio atr

●発売元/グッドスマイルカンパニー●発売中(11月再販予定)●各990円●各約30mm(台座除く)


これまでの記事はこちら

 猫型プラキット「chitocerium XXII-tanio alb / chitocerium XXII-tanio atr」を使用し、組立て、アクリルガッシュ筆塗り、メッキ調塗装にチャレンジしています。こちらもぜひ見てくださいね!

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© GSC, huke, Masaki Apsy/chitocerium

ぴよ乃

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