• HOME
  • 記事
  • 工具・マテリアル
  • ウェザリング&情景マテリアルを活用して「姫路城」の築城に挑戦【工具&マテリアルガイド】ウェザリング&情景マテリアルを活用して「姫路城」の築城に挑戦【工具&マテリアルガ...ウェザリング&情景マテリアルを活用して「姫路城」の...

ウェザリング&情景マテリアルを活用して「姫路城」の築城に挑戦【工具&マテリアルガイド】

2022.02.22
ウェザリング&情景マテリアルを活用して「姫路城」の築城に挑戦【工具&マテリアルガイド】

 お城の模型は一般的に手応えがあって上級者向きなイメージがありますが、情景用マテリアルが付属したり、彩色済みで接着剤のいらないキットが発売されたりと、実はそんなに敷居の高いジャンルではなく、石垣まで再現された城郭が組み上がった際には非常に高い達成感を得られます。
 今回は塗装と植栽表現をメインに製作。大きめなサイズのキットですが、今回は細かな建物の塗り分けも行いたいので、塗装はエアブラシと筆塗りの作業の切り替えが簡単な水性塗料を選択。そしてお城の地面や植物などに情景マテリアルを使用して、見どころの多い作品を作り上げてみようと思います。

▲ 素組み状態

日本の名城プラモデルデラックス版 姫路城

●発売元/童友社●6050円●1/380、約31cm●プラキット


塗装前の下地作りとマスキング処理

水性ブラックサーフェイサー

●発売元/GSIクレオス●各990円

▲ まずはキット全体に水性ブラックサーフェイサーを塗装します。特に大きいキットではスプレー塗装時にミストの拡散が多く、臭いも広がりやすいので、今回は水性のスプレーを選択。 塀の内側や屋根の裏あたりは塗り残ししやすいポイントなので、キットを回しながら、上から下からと多方向からスプレーを吹きました。ここから明るい色を重ねてそれぞれの色を発色させていきます

Mr.マスキングテープ

●発売元/GSIクレオス●110円
(6mm)、143円(10mm)、198円
(18mm)

▲ 今回は下地の黒を台座の側面にそのまま活かすことにしました。テープをまっすぐ貼って密着させて、浮いている部分を切れ味のよいナイフで切り取ります
▲ このマスキングテープは仕上がるまで貼りっぱなしです。塗装は天守閣や城壁、土台ごとに別々に行うので、マスキングする際にあらかじめ構築物を台座から外して作業しています

水性塗料で各所に基本の色を塗装

水性ホビーカラー

●発売元/GSIクレオス●各198円、10ml

 城壁、屋根、地面など塗装する面の大きい部分はエアブラシで、そのあとに細かな部分を筆で塗装していきます。

▲ 地面、石垣部分などにダークイエローを塗装。均一に塗り過ぎず、多少ムラになるよう意識してしっかり色を載せる部分と、黒を残し暗めにする部分を分けています

▲ 天守閣の壁はホワイトで塗装。瓦にホワイトがついてしまっても気にせずに塗装を進めます。マスキングはしていませんが、壁の塗装後に筆塗りで屋根をニュートラルグレーにしっかりと塗り分ければ問題ありません

ウェザリング、地面作り、植栽でよりリアルな雰囲気に

Mr.ウェザリングカラー マルチグレー

●発売元/GSIクレオス●各418円(カラー、40ml)、506円

Mr.ウェザリングペースト マッドイエロー

●発売元/GSIクレオス●各660円、40ml

▲ 窓枠のディテールや段差にはマルチグレーでスミ入れ。ビンから筆で取ってそのままディテールに流し込みます。
▲ 地面にはマッドイエローをうすめ液で溶いたものを塗っていきます。筆で塗れるくらいまで薄くしてから塗布すると、地面の色を活かしつつ部分的に少しだけ厚みが出てテクスチャを付けることができます
▲ 草はらを使用して植栽表現を追加します。キットでは松の葉もパーツ化されているのですが、ここにひと味加えてみます。葉の表面に草はら糊を塗布して、ボトルで振った草をふりかけて付着させます。
▲ 地面にも同様に草を生やしていきましょう。こちらは2種類(草はら、枯草)のパウダーをブレンドして明るめにまとめてみました。石垣のフチや道沿いの植え込み、草が映えそうなところに糊を塗布、草をふりかけていきます。 糊に粉末がしっかり定着するのを待って、くっついたら土台をひっくり返してトントンたたいて余分を払います。

姫路城築城!

▲ 完成すると高さ15cm、幅31cm、奥行き19cmの迫力満点サイズ。情景としても申し分なしの出で立ちです
▲ ベースの断面は水性ブラックサーフェイサーそのままの黒。完成すると全体の印象が締まって見えてよいですね
▲ “屋根の裏側を白く塗れた”というのが今回の塗装最大のこだわりポイントです。堅牢な天守閣を見上げた時にチラリと映える白。満足度はとても大きいです

 お城のキットは建物、地面、植物と、キットの中だけでもさまざまな構成物が登場します。そのすべてを教科書通りの技法で組み立てて塗装しようと思うと作業量が膨大で、完成が遠のいてしまうことがあります。今回は「城郭をしっかり塗り分ける」「地面にある植物をしっかり表現する」の2つを達成条件に「お城のキットを完成させたい」という目標で製作をスタートしました。そうすることで注力する作業と活用したいアイテムが決まり、そのために必要な手順を逆算していくことができます。
 やはりお城のプラモデルはすごいなと思ったのは、塗らずに組み立てただけでもかなりの達成感があり、誰にでも楽しめる面白さがあることです。キットを組んだ後には実際のお城も見に行きたくなりますね。

友社 1/380スケール プラスチックキット
“日本の名城プラモデル”デラックス版 姫路城使用

姫路城

製作/けんたろう


 こちらの「姫路城」製作は昨日発売された「模型作りが楽しくなる工具&マテリアルガイド」にも掲載しています!活用した工具もそれぞれ詳しく解説している記事も載っていますので、気になった方はぜひ手にいれてみてください。そのほかにも工具&マテリアル情報をボリューム満点でお届けします。

購入はこちら

この記事が気に入ったらシェアしてください!

© KOTOBUKIYA © KAIYODO © MODERHYTHM/Kazushi Kobayashi

関連記事

関連書籍

NOMOKEN 野本憲一モデリング研究所 新訂版

ご購入はこちら

ホビージャパンエクストラ vol.14

ご購入はこちら

女の子プラモ ペイントの教科書

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー