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金運上昇のご利益あり!? 初めてのエアブラシ塗装で黒猫を“金ピカ招き猫”に変身ッ!【メッキ調塗装編】

2023.08.21
金運上昇のご利益あり!?  初めてのエアブラシ塗装で黒猫を“金ピカ招き猫”に変身ッ!【メッキ調塗装編】

 ホビージャパンで紹介されているテクニックって模型経験が浅い人でもできるの? そう思ったことありませんか? 私はあります!(笑)そういうわけで、実際にHJ Webで紹介されているテクニックを模型製作初心者のぴよ乃がお送りしますっ。プロモデラーやメーカー推奨のテクニックにチャレンジしちゃいましょう!


模型製作で憧れていたもの…それは!

 ぴよ乃が模型製作で一番チャレンジしてみたいと思っていたもの…それは“エアブラシ塗装”。 ハンドピースやコンプレッサーなど、HJ Webの記事工具・塗料データベースでたくさん目にはするけど、実際に触ったことがない…。なので今回は、エアブラシ塗装にチャレンジしていきます!
 また、使用するキットが「猫」ということで、猫と言えば?→招き猫→金運アップ→金ぴか!? という脳内連想ゲームでいきついた、金ぴかな猫ちゃんに仕上げようかと思います! メッキ調塗装は難しいらしいのですが…自分の欲望に忠実に、やりたいことにチャレンジしていきますよーっ!

chitocerium XXII-tanio atr

●発売元/グッドスマイルカンパニー●発売中(11月再販予定)●990円●約30mm(台座除く)

■ 参考にした記事はこちら

■ キットの組み立てダイジェスト


塗装をするその前に! エアブラシの使い方を確認

 エアブラシに憧れはあるものの、さっぱり使い方がわからない…! ということで、まずはエアブラシの使い方から確認していきます

■ 参考にした記事はこちら

 初心者でも手軽に扱えるということで、今回は参考記事と同じくGSIクレオスのKALON(カロン)のエアブラシセットを使用します。

ダブルアクション方式とは

➊ 押す

❷ 引く

ボタンを押す、引くという2つの動作をするのがダブルアクション方式。ボタンを押すとエアーが吹き出し、ボタンを押しながら引くと塗料が出てきます。ボタンの引き方の強さで、吐出量の強弱もつけることができます

▲ いきなり塗装本番は自信がないので、透明スプーンで練習します。透明スプーンをみるとプリンを食べたくなっちゃいますね
▲ やさしく塗装するためにエアブラシ先端のノズルキャップを回し、吐出量を弱めに調整。塗装面がじわじわ~っと変化していくのが面白い!
▲ わー! 撮影環境が丸見えだーっ!(笑) ボーンミラーという名の通り、鏡が誕生しました! 手鏡としても使えそう…!?


まずはメッキ調にしていきます

▲ 練習を終えて、いよいよ本番です。猫をゴールデンキャットに変身させちゃいましょう! 下地→メッキ調塗装→クリアーコートの3stepとありますが、今回のキットは成型色が黒一色のため、下地なしで進めていきます
▲ 静電気でホコリやごみを取り除くことができる、モデルクリーニングブラシで猫ちゃんをきれいにします。前回の記事よりも大きいブラシを使ったら、猫ちゃんがブラシの中に埋もれてシュールな光景 前回の記事はこちら

▲ 頭と体とでパーツを分解し、猫の手や割りばしに固定します。なかなかショッキングな姿に……

▲ メッキ調塗装は擦れに少し弱いらしいので、ある程度ポーズを決めておきます。招き猫は右前足が上だと金運、左前足が上だと人脈を招くそう。ここでも自分の欲望に忠実に従うぴよ乃です
▲ 練習と同じボーンミラーで塗布します。希釈する必要がない濃度のため、撹拌棒で掻き混ぜてそのままカップに注ぎます
▲ メッキ調塗装開始! 失敗が怖いのでなかなかボタンを引くことができませんが、意を決していざっ!!!
▲ わー!塗料が! 猫ちゃんについてる!!!
▲ 猫ちゃんをクルクルと回して、全体に塗布していきます
▲ 塗り終わるとこんな感じです。石像のような質感になり、これもこれでカッコいい!!!
▲ 顔も同じように塗布。凛々しさが増しました!

ハンドピースを一旦お掃除しますっ!

▲ 塗料を変えるので、一度ボーンクリーナーでハンドピースをきれいにします
▲ ボーンクリーナーを浸したティッシュで、大まかにカップの中を拭い取ります
▲ 次にボーンクリーナーをスポイトで吸い取ります
▲ スポイトで吸い取ったボーンクリーナーをカップの中に注ぎます
▲ ノズルキャップを緩めてボタンを引くと、エアーが逆流をおこし“うがい”をすることができます
▲ ある程度うがいをしたらノズルキャップを戻して(締めて)、カップの中に残ったボーンクリーナーを出し切ります。あとはティッシュでササッと拭いたらお掃除完了です!

金ぴかにしていきますよーっ!

▲ いよいよフィニッシュクリヤ イエローで色づけ。うすめ液と塗膜を強化してくれる強化剤も使用します

▲ まず撹拌棒で塗料を下の方から掻き混ぜます
▲ 混ぜ終えたら塗料を撹拌棒につたわせながら、塗料皿に移します
▲ 蜂蜜みたいに鮮やかな黄色できれいっ! ここにうすめ液を「塗料1に対し0.5程度」スポイトで入れていきます。このタイミングで強化剤も一緒に入れて一緒に混ぜています
▲ 混ぜ終えた塗料を塗料カップに移して蓋をすれば、クリアー塗装の準備が整いました
▲ メッキ調塗装同様、いきなり本番は怖いので練習用のスプーンを再び召喚っ☆
▲ 表面を薄くコーティングする“砂吹き”というテクニックにチャレンジ。“砂吹き”をしてある程度乾燥させた後、しっかりと塗布していきます
▲ 乾かしてみると塗料を多めに吹きすぎてしまったのか、あれれな出来栄え…。練習でよかった!(笑)
▲ スプーンの時よりも“薄く”を意識して塗布していきます。薄く吹き終えたら一時間ほど乾燥させます
▲ うまくいってー!という気持ちを持ちながら、やさしくしっかりと吹きます。料理もおいしくなれー!って思いながら作った方が、おいしくなるっていうので
▲ 想いが通じたのか斑点などがなく、きれいな塗装面になりました! やっぱり気持ちって大事!!!
▲ お顔はこんな感じ。今度はシブさが増しましたね!

この調子でケースも塗っちゃいましょう

▲ 神々しい雰囲気にしたかったので、シャインブロンズを選択。ケースも塗装していきます
▲ ベースカラー用うすめ液で塗料を薄めます
▲ 混ぜ終えたら塗装カップに塗料を移します。今度はチョコレートみたいな色…集中していると糖分を欲するってこういうことでしょうか
▲ ケースの穴に棒を差し込み、塗装していきます
▲ 落っこちたー!!! 棒にちゃんと差し込めていないと、エアーの圧でこのようにぽとりと下に落ちてしまいます。すぐに拾い上げたいところですが、乾燥するまでガマンンンっ
▲ ちょうどエアブラシも塗料が詰まってしまったので、うすめ液をスポイトで入れてうがいで混ぜちゃいます
▲ 表面が指で触れるくらいに乾燥したので、ケースを拾い上げて再び塗装スタート
▲ 色ムラになることなく、きれいなブロンズに仕上がりました

金ぴか招き猫のできあがり♪

▲ 下地の黒が活きて、落ち着いた金色に仕上がりました。ケースも高級感のある色合いに仕上がったので、金運をより招き入れてくれそうですね

 今回使用したエアブラシセットのKALON(カロン)は、初心者でも迷うことなく塗装の準備、作業をすることできました! また、コンパクトなサイズなので作業中は散らかりがちな机の上にもそのまま置いておくことができ、扱いやすかったです。このサイズなら普段の収納場所にも困らなそう!
 メッキ調塗装は、吐出量が塗装の仕上がりに大きく影響してしまうと感じました。テクニックももちろんですが、製作経験を積み重ねることでわかる感覚があるかと思うので、初心者には難しいとはそういうことなのかなと…! いろんな模型経験を重ねて、その感覚を培っていきたいです。

他のテクニックにもチャレンジ

 猫型プラキット「chitocerium XXII-tanio alb / chitocerium XXII-tanio atr」を使用して、他のテクニックにもチャレンジした記事を随時公開中です。そちらもぜひ見てくださいね!

© GSC, huke, Masaki Apsy/chitocerium

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ぴよ乃

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