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3つの工程でカラーメッキを再現!「BORN PAINT(ボーンペイント)」のメッキ調塗装システムを解説!【工具&マテリアルガイド】

2022.06.10

「ボーンペイントカラー」 模型作りが楽しくなる工具&マテリアルガイド(2月21日発売)

3つの工程でカラーメッキを再現!「BORN PAINT(ボーンペイント)」のメッキ調塗装システムを解説!【工具&マテリアルガイド】

カラーメッキを再現!
ボーンペイントのメッキ調塗装システム

 メタリック色の中でも特に扱いの難しいメッキ調カラー。これらに特化したボーンペイントカラーをご紹介。カラフルなメッキ調コーティングを施した模型を自分の手で完成させてみましょう。

ボーンペイントシリーズとは

 トアミルが2021年より展開を開始した最新の模型塗料シリーズ。その中でもメッキ調を再現できる塗料とそのカラーシステムは、輝き、つや共にまさにメッキされているかのような仕上がりになります。今回は「カラーメッキ」を再現する塗料とその塗装方法をピックアップしてご紹介します。


カラーメッキの順序は下地→メッキ調塗装→クリアーコートの3段階!

How to use

act.1 白黒&プライマーで下地を作ろう

 まずは表面の色と光沢を整える下地作りです。特に光沢を整えることが重要で、最後の仕上がりに影響してくるためよく確かめておきましょう。塗料自体は通常のラッカー塗料と同じ性質です。

ビギニングホワイトとアンダーブラックの商品画像
▲ まずはパーツの色を整えます。通常のメタリック色と同じく、明るく鮮やかに仕上げたいときはホワイト、濃く深い色合いを出したいときはブラックを選択します

ビギニングホワイト
アンダーブラック

●発売元/トアミル●各616円(15ml)、各1100円(50ml)

シャドウプライマーとシャドウプライマーマルチの商品画像
▲ こちらはメッキ調に塗装する前に表面を平滑にするプライマー。下地塗装の表面を見て少しでも凹凸があったら吹いておきましょう。色はほんの少しだけスモークのかかったクリアーで、「シャドウプライマーマルチ」は「シャドウプライマー」よりも乾燥に時間がかかる分、表面をより平滑にしやすくなっています

シャドウプライマー
シャドウプライマーマルチ

●発売元/トアミル●990円(プライマー、50ml)、880円(マルチ、50ml)

うすめ液スタンダードの画像
エアブラシで塗料を吹き付けている画像

▲ 塗装の際はパーツ全体をくるむように塗料を均一に吹き付けて光沢を出します。塗料が少しでも粉っぽく感じたらうすめ液で希釈しましょう

ボーンペイント うすめ液スタンダード

●発売元/トアミル●1320円、500ml

act.2 メッキ調のシルバーを作る!

 光沢の下地にメッキ色を吹き重ねます。ここではエアブラシの塗装方法がポイント。

ボーンミラーとボーンクロームの商品画像
▲ 色は2色。どちらもエアブラシ塗装に最適な濃度になっているので、希釈せずそのままエアブラシで塗装できます(色味はこちらを参照)

ボーンミラー
●発売元/トアミル●1210円(15ml)、1980円(30ml)


ボーンクローム
●発売元/トアミル●1650円(15ml)、2750円(30ml)

エアブラシでふきつけている画像 その1
▲ エアー圧も塗料の吐出量も低くして丁寧に塗装するのがおすすめ。表面の反射具合を見ながら塗装します
エアブラシでふきつけている画像 その2
▲ 丁寧に塗装すると少し時間はかかりますが、その分きれいな鏡面ができ上がります。1日程度乾燥させても塗面の質感に大きな変化はないので、塗装時にしっかり鏡面になっていることを確認しておきましょう

act.3 最後はクリアーコート作業

 クリアーコートではメッキ表面をいかに維持できるかが勝負です!少し変わった塗装方法になるので要チェック。

フィニッシュクリヤとフィニッシュクリヤカラーの画像
超低浸食クリヤ専用うすめ液の画像

▲ 色はクリアーとレッド、イエロー、ブルー、ホワイト、ブラックの6色。希釈には専用のうすめ液を使用します(塗料1に対して0~0.5程度で調整) (色味はこちらを参照)

フィニッシュクリヤ
フィニッシュクリヤカラー

●発売元/トアミル●990円(クリヤ、50ml)、各682円(クリヤカラー、30ml)


超低浸食クリヤ専用 うすめ液

●発売元/トアミル●880円、60ml

ミストが少しだけ出るようにエアブラシで吹きつけている画像
▲ 対象から20cmほど離し、ミストが少しだけ出るようにして吹き付けます。全体にうっすらと色が付いた段階でいったん作業を終えて乾燥させます。いきなり多めに吹くと下のメッキ面が溶剤によって荒れてしまうことがあるので、まずは少量の塗料でメッキ表面を薄くコーティングしておきます。なお、この段階で塗面が曇ってしまっても慌てずに乾燥を待ちましょう。この後クリアー層を吹き重ねれば輝きが復活します

ここで一度乾燥!

吹き重ねている画像
メッキ調カラー完成の画像

▲ 1時間ほど乾燥を待ち、次にしっかりと吹き重ねればOK。メッキの反射そのままにクリアーコーティングを施し、メッキ調カラーの完成です(ここでも1時間程度の乾燥時間をとりましょう)

各メッキ調カラーをチェック

 各カラーの色味をチェック。ボーンミラーはいわゆるベーシックなシルバーメッキで、ボーンクロームは少し明るく青みのある金属色といった印象です。クリアーカラーのサンプルの下地色にはボーンミラーを使用しています。

ボーンミラーとボーンクロームとフィニッシュクリヤレッドの色見本の画像
フィニッシュクリヤイエローとフィニッシュクリヤブルーとフィニッシュクリヤホワイトとフィニッシュクリヤブラックの色見本の画像

下地色によるクリアーの色味の変化をチェック

 イエローの仕上がりを各下地ごとに比較。やはりアンダーブラックよりビギニングホワイト、ボーンミラーよりボーンクロームの方が明るい仕上がりになります。質感についてはミラーの方が反射によるハイライトが強く、クロームは色がよく見えるフラットな印象です。

アンダーブラック下地のボーンミラーとビギニングホワイト下地のボーンミラーとアンダーブラック下地のボーンクロームとビギニングホワイト下地のボーンクロームの色見本の画像

ピックアップアイテム!

ブルーとホワイトを調色したものでクリアーコートした画像

 レッド、イエロー、ブルーの基本色に続いてラインナップされた2色のクリアーカラー。そのまま使用すると元のメッキ調のシルバーを明るく、または暗くするだけのような印象ですが(各メッキ調カラーをチェック参照)、その真価は他のクリアーカラーとの調色で発揮され、カラーメッキの仕上がりの幅をより広げてくれます。写真はブルーとホワイトを調色したものでクリアーコートした例。

フィニッシュクリヤ専用強化剤の商品画像

フィニッシュクリヤ 専用強化剤

●発売元/トアミル●495円、10ml

フィニッシュクリヤを施した画像

 その名の通り、各フィニッシュクリヤの塗膜を強化してくれるアイテムです。その分2日以上乾燥させる必要がありますが、乾燥後の塗膜はとても強固で、クリアー層の磨き作業も可能になります。

ピカピカのメッキ調でカーモデルを塗りたい!

 メッキ調塗装の方法を会得したら、実際にキットを塗装してみましょう。メッキのようなピカピカな塗装ときたらまず試してみたいのがカーモデル。青島文化教材社「ザ・スナップキット ニッサン R34スカイライン GT-R」(1650円)のボディをメッキ調に仕上げてみます。

How to use

GT-Rに下地を施している画像
▲ まずは下地作り。アンダーブラッ ク→シャドウプライマーマルチで光沢の表面を作っておきます
ボーンミラーをGT-Rに塗装している画像
ボーンミラーの塗装をおえたGT-Rの画像

▲ 次にボーンミラーでメッキ調塗装。ボディを回しながら少しずつ、全体が鏡のように反射するまで塗布します

フィニッシュ クリヤブルーでGT-Rを塗装している画像
▲ 1日経って乾燥したらフィニッシュ クリヤブルーで塗装。遠めから少し青みが出るくらいに全体に薄く塗料を吹きます。全体に薄くブルーを塗ったところでいったん乾燥へ
GT-Rの奥まった部分にクリアーコーティングをしている画像
GT-Rの広い面にクリアーコーティングをしている画像

▲ 1時間ほど乾燥させたら次は しっかりとクリアーコーティング。奥まった部分→広い面の順番で全体を塗装します

完成したGT-Rの画像
▲ ブルーメッキ仕上げのスカイラインの完成です。鏡面のボディが煌びやかに光っています。ホイールもボーンミラーで豪華な仕上がりになりました

まとめ

 カラーメッキを再現できる「ボーンペイント」とその塗装方法を解説しました。多少クセがあるので、ものにするにはある程度の練習が必要ですが、実際にできたときの達成感とメッキ調の迫力は確かなものです。塗装に「メッキカラー」という新しい選択肢を追加してみましょう。


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けんたろう

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