HOME記事工具・マテリアルタミヤ「ドイツ歩兵セット(大戦後期)」でヴィネット製作!お手軽にカッコよくするためのポイントとは?【スケールモデルの“神レシピ”】

タミヤ「ドイツ歩兵セット(大戦後期)」でヴィネット製作!お手軽にカッコよくするためのポイントとは?【スケールモデルの“神レシピ”】

2023.08.17

筆塗りtribe/1/35 ドイツ歩兵セット(大戦後期)【タミヤ 1/35】 月刊ホビージャパン2023年9月号(7月25日発売)

タミヤ「ドイツ歩兵セット(大戦後期)」でヴィネット製作!お手軽にカッコよくするためのポイントとは?【スケールモデルの“神レシピ”】
ドイツ歩兵セット(大戦後期)を使用したヴィネット イメージカット

週末モデリングでカッコ良いヴィネットを作りたい!

少ないマテリアルと基本の考え方を知れば迷わず楽しめます

 スケールモデルの映えるポイントや、完成した模型をカッコ良く見せるポイントをピックアップ!! 毎回なるべくお手軽に出来る方法をご紹介していくコーナーです。
 今回は前記事の『筆塗りtribe』にて完成した「タミヤ 1/35 ドイツ歩兵セット(大戦後期)」をヴィネットにしてみます。「地面はなんだか難しそうだな?」って思っていたあなたも、これを見てやってみるとそんな苦手意識もなくなりますよ。レッツトライ!!

POINT

1/配置のポイントを知ろう
2/遮蔽物を置いてストーリーを作る
3/塗るだけですごいMr.ウェザリングペーストの効果を知ろう!


これだけあれば取り敢えず地面はできる!!

100円ショップの木箱

100円ショップの木箱とドイツ歩兵セット3人
▲100円ショップには、さまざまな木のケースが売っています。この木箱、ひっくり返すとちょうど良いベースに早変わりするのです。この上に情景を作っていきます。初めて作るなら、今回のように高さがあって底面の面積が狭いベースが良いでしょう

紙粘土

紙粘土
▲紙粘土は地面の素材にピッタリ。これを薄く地面に盛って、情景用のペーストを塗るだけで、とってもリアルな地面が完成します

Mr.ウェザリングペースト

GSIクレオスのMr.ウェザリングペースト
▲GSIクレオスから発売されている粘度の高いペースト。戦車の泥汚れから地面作りまで、幅広く活用できます。Mr.ウェザリングカラーと混色したり、Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液で希釈することも可能です。今回はマッドブラウンとウェットクリアーの2種を使用します

兵隊を配置するポイントを知るとさらにカッコ良くなる!!

 兵隊の数を絞ろう!

明らかに多い!!

5人の歩兵
▲人が多ければカッコ良くなるってもんじゃないです。このように狭いベースでヴィネットを作る時は数を絞りましょう。お好みの兵隊3人をピックアップしてみます

3人にしてスッキリ収まりました

3人の歩兵
▲台座の上に余裕を持って配置できました。またこのセットは、しゃがんでいる人がふたり入っているので、彼らを使用することで、高さにリズムが出せます

 並べる順番を考えてみよう

一番後ろの兵隊さんが前の人にイタズラしているみたいだぞ!

手を上げて読んでいる兵隊が後ろにいる画像
▲この並びだと、どんなストーリーが生まれるのかわかりにくいです。手を上げて読んでいる兵隊さんが一番緊張感ありますね。こういう人を先頭に持っていきます


緊張感が出ました!

手を上げて読んでいる兵隊が前にいる画像
▲前の人のサインで、後ろの人たちが警戒しながら進んでいる雰囲気が出ていますよね。このようにポーズを見て、配置するフィギュアの位置を決めます。緊張感があるフィギュアを先頭にすると、ほとんどの場合良い感じにまとまります

 遮蔽物を置いてみる

タミヤのパッケージみたいでこれも良いのですが……

歩兵3人のみの画像
▲空間が抜けていることでさまざまなシーンを想像させることもできますが、フィギュア3体に地面だけだとちょっと寂しいですよね……。こういう時に壁や柵といった遮蔽物があると、ヴィネットが引き締まります


試しにプラモの箱を置いてみましょう

プラモの箱を遮蔽物に見立てた画像
▲兵隊さんの周りに遮蔽物ができただけで、彼らのポーズの意味もより鮮明になり、ドラマが見えてきました

車両を置くことでわかる「タミヤミリタリーミニチュア」の世界

車両を遮蔽物にした画像
▲遮蔽物は車両でもOK! 車両と人が合わさることで、ヴィネットの上が一発で戦場の景色になりました。この人と車両・戦車が合わさったことで見える豊かさを提供しているのが、タミヤミリタリーミニチュアなのです

戦車パーツを切って映画のセットのようにしちゃいましょう

使いそうなところまで作る!

ソビエト軍 JSU-152
▲このドイツ兵たちは大戦後期の兵隊さんたちです。ですので、その時期に登場した戦車を合わせると、よりヴィネットの世界観がしっかりとします。タミヤから発売している「ソビエト軍 JSU-152」をセレクトしました。兵隊側にくる面は転輪まで組んで、ヴィネットの奥のほうはパーツをカットしてしまうので、転輪を作っていません

ヴィネットに配置する場所の形に沿って、車両をカット

ソビエト軍 JSU-152をベースのサイズに合わせて切断する画像
▲ヴィネットの上に車両を仮置きします。車両パーツの使用する部分を、ヴィネットの形に合うようにペンなどで印をつけたら、ノコギリでカットしましょう。カットしたら切り口をヤスリなどで整えます

カットしたら空洞になりますよね……

ソビエト軍 JSU-152の切断面
▲見せない部分なので、気にならなければそのままでも良いですが、プラ板をペタリと接着剤で貼ったり、中を黒の塗料で塗りつぶしたりしておくとより見映えが良いです。今回はこの後1mmプラ板を貼って、その上から黒を塗りました

30分で地面は完成しますよ!

履帯を巻かないだけで廃棄車両に見える!

ベースに粘土を広げ、履帯を置いている画像
▲車両のカットが終わったら地面作り。今回、起伏はほとんどない地面とするので、粘土は薄く広げるだけにします。後ろに置く車両が、廃棄車両だよって一発でわからせる技は、「履帯を巻かない」こと。下の履帯だけ残して、上部は切れて無くなったように見せます。そこで地面に履帯を接着しちゃいましょう

仮置きして完成イメージを固める

履帯の上に車両を仮置き
▲履帯の上に車両を仮置き。さらに紙粘土が乾く前に兵隊さんも仮置きして、配置場所を確定させておきます。兵隊さんの足跡をつけておくことで、最後のフィッティングの目印にもなります

マッドブラウンを塗ります

Mr.ウェザリングペーストのマッドブラウンを筆塗り
▲粘土がある程度乾いたら、Mr.ウェザリングペーストのマッドブラウンを筆塗り。もうこの段階で地面に見えます。マッドブラウンはぬかるんでいる地面の色に最適。その色を活かすための塗料を次に使います

ひと塗りすればぬかるみ感MAX!

ウェットクリアー
▲Mr.ウェザリングペーストには、塗るとツヤが出る「ウェットクリアー」という塗料があります。これを地面に塗るとツヤが出て濡れているように見えます。ぬかるみ感を強調したい部分にちょんちょんと塗ってあげましょう

ツヤの違いだけで地面に表情が出ます

ウェットクリアーを塗装した画像
▲色を変えることなく、ツヤを変えるだけでここまで表情が変わります。荒々しい戦場の地面が完成しました

土は地面だけじゃなく「人」にもつけましょう!

歩兵の足にマッドブラウンを塗装した画像
▲これだけぬかるんでいて、兵隊さんがキレイだとちょっと不自然。そこで足元やポンチョの裾など、土が着きそうなところにもマッドブラウンをさっと塗ってやると、兵隊がより景色に馴染みます。後ろに配置する車両の足周りもマッドブラウンを塗るのを忘れずに

完成!!!

完成したヴィネット1
▲製作時間は約4時間。車両をカットしたりするのは最初は難しいかもしれないですが、地面を作るだけなら「粘土を盛る→ウェザリングペースト塗る」という2工程だけで完成してしまいます

地面があるとプラモはさらにカッコ良くなる!

完成したヴィネット2
▲JSU-152は缶スプレーで塗装して、Mr.ウェザリングカラーのグランドブラウンとMr.ウェザリングペーストのマッドブラウンを塗っただけ。兵隊も前記事の『筆塗りtribe』で紹介したお手軽塗装。それらを地面が見事に受け止めていてくれて、とてもまとまりあるヴィネットに仕上がっています。ぜひ参考にして、あなただけのヴィネットを作ってください!
前記事の『筆塗りtribe』はコチラから
ヴィネットの正面画像

神レシピリクエスト募集!!

 こんな神レシピが見たい。うまく塗れなくて困っているというあなた! ぜひアンケートハガキやウェブアンケートでドシドシ送ってください。まずはスケールモデルで展開していきますが、キャラクターモデルや美少女プラモ、なんでもOKです!!

タミヤ 1/35スケール プラスチックキット

1/35 ドイツ歩兵セット(大戦後期)

製作・文/斉藤仁孝

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斉藤仁孝

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