HOME記事スケールモデルラリーカー「トヨタ GRヤリス」と熊野神社をボックスディオラマ化! さらに、ラリージャパンレポートも!!

ラリーカー「トヨタ GRヤリス」と熊野神社をボックスディオラマ化! さらに、ラリージャパンレポートも!!

2023.08.15

ラリージャパン2022【スパーク 1/43】 月刊ホビージャパン2023年9月号(7月25日発売)

ラリージャパン2022 イメージカット

ラリージャパン2022

 2022年11月に開催されたFIA世界ラリー選手権最終戦「FIA世界ラリー選手権 フォーラムエイト・ラリージャパン2022」。12年ぶりの日本開催、しかも2年連続3部門制覇を果たしたトヨタの地元である愛知県、そしてお隣の岐阜県が会場となる初の大会としても注目を集めた本大会を小池徹弥が現地取材を敢行。神社とラリーカーという日本ならではの風景が印象的なSS9&SS12の熊野神社周辺をボックスディオラマとして切り取った。

ラリージャパン2022 ボックスディオラマ 正面
全体画像
▲ボックスサイズは縦18.5cm×横20.5cm×高さ30cm。ボックスの前面には神社の幟があしらわれている
熊野神社の社 アップ
▲今回の主役ともいえる熊野神社の社はプラ材や木材から製作。鳥居、石灯籠、ウォーターバリアは小池氏のクラブ仲間の樹(EFREET)氏による3D出力品を使用した
トヨタGRヤリス アップ1
トヨタGRヤリス アップ2

▲︎トヨタのGRヤリスはスパークの1/43スケールのミニカーを使用。デカールは秋葉原にある、模型製作スペース「明神下くるーむFACTORY」による、UVプリンター印刷のデカールを使った。デカールは個人の発注も可能とのこと

小池徹弥のラリージャパンレポート

写真・解説/小池徹弥

豊田スタジアム
▲メイン会場の豊田スタジアム。セレモニアルスタート、ゴール、各種イベント、サービスパークが置かれる
新井敏弘車
▲レッキへ向かう、新井敏弘車。SS1でリタイアしてしまったので、貴重なシーン
ヒョンデ
▲︎レッキからサービスへ戻るヒョンデ、リエゾンでは公道を使うので間近に出会える
鞍ヶ池公園で行われたレッキ
▲初日、鞍ヶ池公園で行われたレッキ(試走)。ランナバウト風のここをドリフトで一周する
路上で調整を行うラリーカー
▲︎今回のラリーではレッキ前の調整を路上(公道)で行う選手が多数見られた、ここは、マシンを間近で見られる最大の狙い目
▲ラリー1規定に変更された参加車両にはモーター走行のみの区間が設定されている。静かだった
トヨタガズーレーシング
▲サービスパークにて、トヨタガズーレーシング
リアビュー1
▲こちらはこれまでのデバイスマシマシの見馴れたリアビュー。後方からのデザインが、一番変化した所だろう
リアビュー2
▲︎2022年から車両規定が変わり、ボディデザインにも、大きな変化が現れる。新規定によりサッパリとしたリアビュー
コントロールタイヤサプライヤーのピレリ
▲コントロールタイヤサプライヤーのピレリ。使用済みのタイヤはすべて本国へ送り返すそうである。それが、一番経済的だそうだ
Mスポーツ フォードのサービス
▲Mスポーツ フォードのサービス。夜間走行用のライトポッド装着
ヒョンデ シェル モービスのサービス
▲ヒョンデ シェル モービスのサービス
豊田スタジアムでのセレモニアルゴール
▲豊田スタジアムでのセレモニアルゴール。勝田選手は3位。それにしてもいいスタジアムだ
サービスパークでの勝田貴元選手
▲サービスパークでの勝田貴元選手。ラリードライバーはファンとの距離が近い、ほとんどのドライバーが長い時間かけてサインをしていた

 久々のラリージャパン、最初からこのSSのボックスディオラマを作りたいと思い取材に行って来ました。まず、このSSに着いて驚いたのがコースが発表時とは、逆回りになっていたこと(全日本と同じ)。どうも前後の山中のSSとの関係らしい。
 直角コーナーの先に神社がある状態だったのでWRCになって高速化に対処しての逆回りだったはずのコーナー。事前の直角コーナーからの立ち上がりから、この神社の表参道を猛スピードで数百メートルをこの直角コーナーに突っ込んで来る迫力。周囲の心配をよそに、各マシン、見事に曲がっていきます。
 そんな迫力を目指して製作を始めます。ボックスの一番の課題はいかに狭く、前後幅を削れるか。今回は神社のお社があるのである程度奥行きが必要なので、マシンのいる場所を思いっきり詰めます、すでにバリアーに当たってますw マシンはスパークの1/43ミニカー。幸いモンテカルロ仕様の勝田車が手に入ったので少ないデカール変更だけで対処できました。デカールはUVプリンターによるもの、初めて使ってみましたがこれはいい! 白も印刷できる。製作の幅が広がります。
 ストラクチャーは樹君にお願い、半立体というか2/3立体で製作してもらい、奥行き減少に貢献してもらいました。お社はプラ板と木製です。ボックス正面の幟は橋の袂にあったものをイメージしてみました、この幟とデカール等のグラフィックは鈴木博久氏製作です。

スパーク 1/43 彩色済みレジンモデル GRヤリス WRCほか使用

ラリージャパン2022

ディオラマ製作・文/小池徹弥

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小池徹弥

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