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松村しのぶの超絶造形を忠実に再現したエヴァンゲリオン初号機「暴走」がARTPLAでプラモ化!

2023.07.11

海洋堂PRESENTS ARTPLAミュージアム 月刊ホビージャパン2023年8月号(6月23日発売)

松村しのぶの超絶造形を忠実に再現したエヴァンゲリオン初号機「暴走」がARTPLAでプラモ化!

 海洋堂のプラスチックモデルキット・ARTPLA(アートプラ)の最新情報を特集していく当コーナー。今回は…初号機、リフトオフ! 超絶造形でお目見えしたエヴァ初号機を徹底紹介します。


松村しのぶの超絶造形を忠実に模型化 “エヴァ立体物の原点にして頂点”が再臨!

初号機の正面全体画像

 海洋堂がARTPLA版『エヴァンゲリオン』の開発に着手したのは前回お伝えした通り。今回は第2弾「エヴァンゲリオン初号機「暴走」」のテストショットが公開されたのでご覧いただこう。本原型の初出は1996年。松村しのぶ氏の造形は四半世紀が経った現在でも色褪せることなく、過去幾度となくさまざまな形態で商品化されてきた歴史を持つ。超名作原型の魅力を損なうことなくランナーに落とし込む作業について、開発者は以下のように語る。
 「今回の初号機は、シリコーン型から抜くこと前提のガレージキットゆえの逆テーパーだらけの造形品です。もちろんアンダーを無くして(埋めて)一体成型することはできるのですが、今まで何回も製品化されてきたモチーフゆえに、ノウハウを惜しみなく導入して過去一番原型に近い商品にしたい。そのためどうしてもパーツを細分化しなければならないのですが、単なる“棒”とか“板”とかじゃない、「彫刻された造形物」がランナーにくっついているという点は念頭におきながら分割を進めています。一番わかりやすいのはもがれた使徒の腕。前面に硬い皮膚がヒビ割れた表現が入っているため、ヒビ部分で分けたブロック状の構造にしています」とのことで、原型のシャープさ、造形の魅力を損なわないよう熟考されたパーツ分割がなされているようだ。
 今秋発売のギリギリまで金型の調整が続くという海洋堂渾身の松村版初号機、ぜひ完成を楽しみにしていよう。

初号機のバストアップ画像
▲ 筋肉のひだや皺、頭部装甲のひび割れ、各部装甲のシボとツヤの使い分けなど全身に見どころが満載。四半世紀を経た今なお名作と謳われる所以だ
初号機のプログレッシブルナイフの画像
▲ むき出しのプログレッシブナイフ。本立体の著名なアレンジ部位も忠実に再現
初号機の背面全体画像
台座の使徒の画像
▲ 踏みつけにされた台座の使徒も生々しいアレンジが施されている。初号機と同様にコアはクリアーパーツ製
初号機のランナー画像
▲ ランナーは全6枚。ディテール再現のため極限まで細かく分割されており、パーツ数は非常に豊富
初号機のCG画像
▲ 開発中のパーツ展開イメージ。特に注目したいのは初号機が左手に持つ千切れた使徒の腕。皮膚のヒビ割れに沿って分割されているため、おびただしい数のパーツに分かれていることがわかる。初号機の脇腹も筋筋に沿った特異な分割が見られ、無粋な分割線がモールドをまたがないように配慮されている

ARTPLA エヴァンゲリオン初号機「暴走」

●発売元/海洋堂●価格未定、11月予定●ノンスケール、約22cm●プラキット●原型/松村しのぶ

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Ⓒカラー

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