重量級ヴァンツァー・レイブン ファーストキットレビュー

　「ストラクチャーアーツ フロントミッション」における初の大型キットであるレイブンが4月に発売となった。ゲームでは『FRONT MISSION』シリーズはじめから登場し、その巨体と火力から最大最強のヴァンツァーとして、名実ともにラスボスとして有名な機体である。キットでは1/72スケールの仕様を変えることなく、同シリーズのキットと比べ、倍以上のボリュームで立体化されることとなった。
　作例ではレイブン単機のほか、情景として見て楽しめるヴィネットも製作。標準サイズのヴァンツァーと並べることで際立つレイブンの魅力も合わせて感じてほしい。

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■はじめに
　今回製作したのは、「ストラクチャーアーツ フロントミッション」からレイブンです。みなさんご存じ『フロントミッション』の劇中でも最強ヴァンツァーですね。

■組み立てについて
　パーティングラインやゲート処理をしながらストレートに製作します。他メーカーのキットと比べ、プラが削りやすいので加工にも向いています。挟み込みの構造が多いため、パーツの隙間は黒い瞬間接着剤で埋めました。キット自体はスナップキットではありますが、パーツの補強も兼ねて接着剤を使うと良いでしょう。

■塗装について
　パッケージにある参考カラーではなく、基本色はメタリックブラック＋マホガニー、プリズムブルーブラック、ガンメタルの3色を基本に塗装。本体のラインはデカールも付属していますが、作例ではデカール部分を塗装しています。その他の細かなセンサー類やスイッチは筆塗りで塗り分けました。
　主役はレイブンなので、ベースに配置したやられ役2体はカラーリングも難しく考えず製作します。ストラクチャーアーツのキット全般に言えますが、ディテールが良いのでドライブラシ、スミ入れをするだけでカッコ良くなりますね。レイブンとの大きさ比較という役割もあるので、目立ちすぎないくらいの汚しを入れるだけにしました。

■ウェザリングについて
　メインとなるレイブンのウェザリングはアッサリ目にして、ダメージを受けてないイメージにしています。ゲームでもすごく強くダメージが与えられなったイメージしか残ってないです（笑）。

■おわりに
　改めてシリーズのキットと比べるとレイブンの大きさが良くわかりますね。それでいてモールドも大味にならず、シリーズでの組み替えギミックも一応搭載していたりとスクエニのプラキットシリーズの本気さが伝わってきました。ちょうどゲームのリメイクもあったので、久々にゲームで遊んでみようと思います。

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・ フロントミッション ストラクチャーアーツ レイブンの商品ページ

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