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ブロッカーズFIORE「ロベリア ブレスフル・セット」をカラーアレンジ! クリアーパーツをグラデーション&メタリック塗装で炎をまとったような装いに

2023.02.18

ロベリア・ロードライト&シュバール・アルマンディン【ボークス】 月刊ホビージャパン2023年3月号(1月25日発売)

 “天界騎士”をテーマとしたブロッカーズFIORE第2弾として弓を携えた「ロベリア」と2丁拳銃を持った「シュバール」がセットになった「ロベリア ブレスフル・セット」が発売。本アイテムもアキレアとエクウス同様に合体機構を持ち、人馬形態「サジタリウスモード」にすることができる。コボパンダによる作例は、月刊ホビージャパン2022年10月号掲載のえめす@ifrit製作「アキレア・トパーズ&インペリアル・エクウス」同様に騎士的な重厚感のあるカラーにアレンジ。クリアーパーツを部分的にソリッドカラーで塗装することで全体的な一体感を増している。
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ロベリア&シュヴァール組み替えコンテスト開催!

 ボークス会員(種別問わず)を対象としたロベリア&シュヴァール組み替えコンテストの開催が決定。参加方法は、「ロベリア ブレスフル・セット」か「ロベリア(通常版)」と「シュヴァール(通常版)」を組み合わせた作品(通常版単体は不可)を製作(塗装/改造不可)し、ブロッカーズ公式Twitterをフォローして「#ロベリア組み替えコン」を付けて画像を投稿するのみ。参加賞として「ブロッカーズFIORE ロベリア用 ヘアーパーツ(黒髪ver.)」がもらえる。
詳しくはボークスホビーブログにて⇒https://hobby.volks.co.jp/blog/

※画像はイメージです。

LOBELIA RHODOLITE

▲左腕のアーマーと背面のスカートを組み合わせることで大きな弓矢になる

 

▲白い鎧をシルバーに、ボディスーツを赤黒に変更。重厚感のあるボディに対して、髪色を金髪にすることで全体的に重い印象にならないようにしている。クリアーパーツは炎をイメージしたグラデーション塗装を施しつつ、部分的にソリッドカラーを使用して一体感を高めた

CHEVAL ALMANDINE

▲シュヴァールもシルバーをメインカラーに、クリアーパーツをグラデーション塗装。メタリックとクリアーカラーの組み合わせが映える。“ロードライト”と“アルマンディン”はガーネットグループに属する宝石の名称で、どちらも赤い色をしている
▲ロベリアは弓矢、シュヴァールは2丁拳銃を装備。アキレア&エクウスが前衛で、こちらは後衛といったところだろうか。この先の展開も気になるところだ

 クリアーパーツをグラデーション塗装&メタリック塗装

▲クリアーパーツはパーティングラインを600番で処理したあと、2000番、4000番、8000番で磨く
▲パーツの縁にそってクリアーレッドにてグラデーション塗装。クリアーレッドをあまり塗布せず、パーツ部分を残すイメージで吹く
▲充分に乾燥させたあと、マスキングして軸部分にゴールドを塗布。このあとツヤありトップコートを吹いて完成
▲ゴールドを筆塗りする。使用したのはガイアノーツのスターブライトゴールド。塗料1に対して、薄め液を1~1.5ほど
▲塗料を含ませた筆で、塗料をポンポンとのせていく感じで塗る。ゴールドは粒子が沈殿しやすいので、塗布ごとによく混ぜると色ムラができづらい
▲可動部の挟み込みの合わせ目は、瞬間接着パテで接着後、神ヤス!で丁寧に処理

SAGITTARIUS MODE

▲ロベリアとシュヴァールが合体した「サジタリウスモード」。基本合体構成はアキレア&エクウスと同様だが、武装は名称の由来にもなっている巨大な洋弓銃を使用する。グリップ位置を変えることで右手持ち、左手持ちのどちらにも対応可能だ

HEAVY GUNNER MODE

▲作例オリジナルの第3の形態「重砲兵モード」。シュヴァールを砲撃ユニットに見立てて背中に装着。2丁拳銃を左右に配置して、全4門の大砲を装備した支援攻撃形態としている

 

▲鎧を外した軽装状態。黒とシルバーを主体としたボディスーツに、金髪と赤のメタリック塗装がアクセントになっており、煌びやかな印象を与える
▲シュヴァールは上下逆転して背中のジョイントに接続したのみ、両脚は双頭のドラゴンのようなイメージで、両腕を砲撃時の姿勢安定用ジャッキとして使用している

■超豪華な天界騎士、第2弾
 前弾の「アキレア」が打撃系武器の戦士に対し、今回の「ロベリア」は射撃系武器の弓兵となっており、非常に大きな弓がとても模型映えします。また、「シュヴァール」と合体による人馬形態「サジタリウスモード」によって、「ロベリア」の可愛さと優雅さは変わらずに、さらに豪華で大型の形態にすることができます。作例ではロベリア ブレスフル・セットを使用して、丁寧に製作しつつ、全体のカラー変更をメインにクリアーパーツにグラデーション&メタリック塗装を施して炎をまとった天界騎士をイメージして製作しました。

■工作
 ロベリアのプロポーション、可動域はとても良く、ボディラインなどの造形部分も魅力的に作られています。腕や脚などの可動部分は強度確保のためか、やや合わせ目が多いです。パーツの合いが良いので瞬間接着パテを使用してパーツを接着し、神ヤス!の400番~800番を使用して、丁寧に消していきます。曲線が多いキットなので、面になじみやすい2mmor3mm厚さのスポンジヤスリが良いと思います。シュヴァールは可動域がさらに多く、軸となるパーツが多数あります。ひとつひとつのパーティングラインを神ヤス!の400番で消していき、後述の塗装に備えます。シュヴァールは全体のパーツがややキツめで、塗装後に組み立てられない! という事態になる可能性があります。なので仮組みをしつつ、パーツの合いがキツい箇所は、軸パーツをあらかじめ削るなどして調整しておくと良いです。全体のクリアーパーツの処理はパーティングラインを消したあと、神ヤス!の2000番→4000番→8000番で磨いています。グラデーションによる無塗装の部分もあるので、できるだけピカピカにしました。

■塗装
 メタリック塗装は、パーツを入念にヤスリで処理したあと、GSIクレオスのフィニッシングサーフェイサー1500番ブラックを吹いていきます。1500番なので傷消しの効果はあまりないですが、メタリック塗装の深みが増します。少し暗い色味のシルバーにしたかったので、フィニッシャーズカラーのフォーミュラクロームを使用しました。キャンディ塗装は前述のサーフェイサーのあと、スターブライトシルバーを吹いて少し粒子感のあるギラギラしたシルバーを作り、その上からガイアノーツのクリアーレッドを吹きました。クリアーレッドはツヤありクリアーで割って、濃度の調整をできるようにしています。クリアーパーツはパーツの縁にそって、できるだけ少量ずつクリアーレッドを塗布しました。前述のツヤありクリアーで割ったものを使えば、調整が楽になります。同じパーツを何度も吹く場合は、ひとつのパーツを基準にし、それを基にひとまとめで塗装するとグラデーションがちぐはぐにならずに塗装できます。金髪部分は複数色のイエローを用意し、何層かに分けて吹いたあと、トパーズゴールドでパールのグラデーションを薄く付けてからフラットコートで仕上げました。

ボークス ノンスケール プラスチックキット “ブロッカーズFIORE”ロベリア ブレスフル・セット 使用

ロベリア・ロードライト&シュバール・アルマンディン

製作・文/コボパンダ

ブロッカーズFIORE ロベリア ブレスフルセット
●発売元/ボークス●12100円、発売中●17.5cm(ロベリア)、20cm(シュヴァール)●プラキット●原型/造形村

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創作造形©造形村/ボークス

コボパンダ

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