HOME記事キャラクターモデル【初心者必見!】シタデルカラーを使って『ウォーハンマー』を塗装しよう!

【初心者必見!】シタデルカラーを使って『ウォーハンマー』を塗装しよう!

2022.10.06

ウォーハンマースタートアップガイド HOW TO BUILD WARHAMMER

【初心者必見!】シタデルカラーを使って『ウォーハンマー』を塗装しよう!

初めての『ウォーハンマー』! 初めてのシタデルペイントに挑戦だ!!

SPACE MARINE HEROES

ウォーハンマー 「スペースマリーン・ヒーローズ」

小さなミニチュアもシタデルカラーなら塗り分けができる!!

 まずはシタデルカラーのベースカラーを使って、各部の塗り分けにチャレンジ。これができるだけでも、キミのミニチュアが一気にカッコよくなるぞ!! 細かな塗り分けだってシタデルカラーの性能を持ってしていれば問題なし!! さぁ、一緒に塗装の世界へレッツゴー!!

使用するキットは 「スペースマリーン・ヒーローズ」

ウォーハンマー 使用するキットは 「スペースマリーン・ヒーローズ」
▲1箱に1体のミニチュアが入っていて、すべて接着剤を使用することなく組み立てられるモデルです。初めての『ウォーハンマー』に最高なこのキットを塗っていきましょう!

隠蔽力抜群のベースカラーでシタデルカラー塗装の楽しさを知ろう!

ウォーハンマー 隠蔽力抜群のベースカラーでシタデルカラー塗装
▲この章で主に使用するカラーは、もっとも隠蔽力が強くて伸びもいいベースカラー。シタデルカラーの圧倒的塗りやすさを体験するには、最高の塗料です。このベースカラーで塗り分けていきます
ウォーハンマー メインカラーの塗装にチャレンジ!
▲塗る面積が多いメインカラー。この色を丁寧に塗ることが一番のポイントになります。シタデルカラー塗装のすべての基本を、実際に塗って覚えましょう!
ウォーハンマー 細部の塗り分け
▲『ウォーハンマー』のミニチュアは、とってもディテールが細かいです。でもシタデルカラーなら大丈夫!! その塗り分けと、塗り方を紹介します
ウォーハンマー シェイドカラーで一気に見映えがアップ!
▲この章の塗装の仕上げに、シェイドカラーを使用します。シェイドカラーは、筆ムラや色味を落ち着かせてくれるので、一気に見映えがよくなります
ウォーハンマー ベースを塗ってみよう!
▲スペースマリーン・ヒーローズは、ベースに世界観をイメージした地面が造形されています。ここを塗り分ければ、カッコいい地面をお手軽に手に入れることができますよ

1 メインカラーの塗装にチャレンジ!

 このミニチュアの「赤」を塗って行きます。メインカラーは広い面を塗って行くので、よりキレイに仕上げたいですね。ポイントは「2度塗り」で発色させる位の濃度で塗ること。シタデルカラーは一気に発色するので、つい濃いめの塗料で一気に塗りがち。少し薄めにして、2度塗りで色が発色するように塗ると、とても滑らかに塗り上げることができます。

ウォーハンマー アンダーコートスプレーをします
▲アンダーコートスプレーをします。使用したのはケイオス・ブラック。赤は「メフィストン・レッド」を使用します。塗料は使用する前によく振りましょう
ウォーハンマー メフィストン・レッドをペーパーパレットに移します
▲メフィストン・レッドをペーパーパレットに移します。少なすぎると濃度調整が難しくなるので、最初のうちは少し多めに塗料を出しましょう
ウォーハンマー 筆先にチョンと水を含ませます
▲筆先にチョンと水を含ませます。筆をドボンとウォーターポッドの中の水に入れるのではなく、筆先で触れて波紋ができる程度が適量です
ウォーハンマー 少量の水を含ませた筆で、塗料を希釈します
▲少量の水を含ませた筆で、塗料を希釈します。塗料を薄くし過ぎるとペーパーパレット上で弾かれたような見た目になります
ウォーハンマー 下地の黒が透けています
▲この塗面をしっかりと見てください。下地の黒が透けていますね。1回目はこの程度で大丈夫。1回でも黒を隠蔽できる力をメフィストン・レッドは持っていますが、一気に塗ろうとすると厚ぼったくなったり、細かなディテールの繊細さが濃い塗料の厚さで損なわれてしまいます
ウォーハンマー 1回目の塗装が終わり
▲1回目の塗装が終わりました。下地が透けるくらいの発色で充分です。全体に薄く纏った赤により、2回目の塗装で驚くほど発色しますよ。このように塗ることを「足付け」とも呼びます
ウォーハンマー 同じ濃度で2回目
▲同じ濃度で2回目を塗ります。1回目の赤によって、一気に赤が発色します。薄めの塗料の2回塗りで、ここまでキレイに発色するのもシタデルのベースカラーの性能が成せる業です
ウォーハンマー パーツを外すことで他の場所が塗りやすくなる
▲パーツを外すことで他の場所が塗りやすくなる場合は、パーツを外して塗りましょう。奥まった部分などは無理に塗り込まず、塗料をもう少し薄めたもので、塗る→乾燥を繰り返して重ねていくとキレイに塗れます
ウォーハンマー 各パーツのフチは、塗料がたまりやすい部分
▲各パーツのフチは、塗料がたまりやすい部分。こういった箇所は最初に塗装しておくとよいです
ウォーハンマー 2回に分けて発色させると、こんなにキレイな塗面
▲隠蔽力がとっても強いからといって、一気に塗らずにちょっと薄めて2回に分けて発色させると、こんなにキレイな塗面になります! この塗り方をするだけで、本当にキレイに仕上げることができるので、ぜひ覚えてください!

2 細部の塗り分け

 細部塗装において、隠蔽力の高さがとても役に立ちます。この力があるからこそ、『ウォーハンマー』の細かいディテールを塗り分けることができます。塗り分けのポイントはたった2手だけです。

ウォーハンマー 黒い箇所をアバドン・ブラックで塗り分け
▲黒い箇所をアバドン・ブラックで塗り分けます。写真のように、ちょっとくらいのはみ出しなら問題なし! 黒い部分をジャンジャン塗っていきましょう
ウォーハンマー はみ出した部分の塗料が完全に乾くまで待ち
▲はみ出した部分の塗料が完全に乾くまで待ちます。乾いたらメフィストン・レッドでチョンチョンと上塗りしてみましょう。高い隠蔽力により、みるみる黒が塗りつぶされていきます。この方法で、はみ出しは簡単に修正できます!! これで細かい塗り分けも怖くありません。他の指定色も同じ方法で塗り分けていきます

3 シェイドカラーで一気に見映えがアップ!

 各部の塗り分けやはみ出しの修正が終わったら、シェイドカラーの「アグラックス・アースシェイド」を、ミニチュアの全体に薄く塗ります。これを塗ることで、奥まった所は影色になり、全体の色味は一段落ちて締まります。筆ムラも目立たなくなります。

ブラウン系のシェイド「アグラックス・アースシェイド」
▲使用するのはブラウン系のシェイド「アグラックス・アースシェイド」。赤色のモデルの影色にぴったりの色です
ウォーハンマー 隠蔽力抜群のベースカラーでシタデルカラー塗装
▲各部の塗り分けをチェックして、塗り残しや大きなはみ出しがないかチェックしてから、シェイドを塗りましょう
ウォーハンマー 各部の塗り分けをチェック
▲シタデルのシェイド筆のように塗料含みのよい筆を使うと、均等に塗れます。薄く全体に纏わせるように塗ります
ウォーハンマー 薄く全体に纏わせるように塗ります
▲シェイドを塗りすぎてしまった箇所や塗料が溜まった部分は、筆先に塗料を吸わせたり、しっかりと塗り伸ばしたりしましょう。塗料を溜まったままにしておくと、汚いシミになります

4 ベースを塗ってみよう!

 スペースマリーン・ヒーローズのミニチュアは、ベースに地面が造形されているのが特徴です。地面用の塗料を塗らなくても、このモールドを塗り分けるだけで地面が完成します。

ウォーハンマー 塗料を塗らなくても、このモールドを塗り分けるだけで地面が完成
▲すべてベースカラーを使います。砂のような場所をザンドゥリ・ダスト、岩はメカニカス・スタンダード・グレイで塗り分けました
ウォーハンマー 落ちているマガジンはリードベルチャーを使用
▲落ちているマガジンはリードベルチャーを使用して塗り分けます。ガンメタリックのような色が地面のアクセントになります
ウォーハンマー 地面にもしっかりとシェイドのアグラックス・アースシェイドを塗り
▲地面にもしっかりとシェイドのアグラックス・アースシェイドを塗ります。塗り分けただけよりも圧倒的にカッコよくなります

COMPLETE

ベースカラーの塗り分け、コンプリート!!

 このミニチュアの「赤」を塗って行きます。メインカラーは広い面を塗っていくので、よりキレイに仕上げたいですね。ポイントは「2度塗り」で発色させる位の濃度で塗ること。シタデルカラーは一気に発色するので、つい濃いめの塗料で一気に塗りがち。少し薄めにして、2度塗りで色が発色するように塗ると、とても滑らかに塗り上げることができます。

ウォーハンマー 目となるセンサーはまだ塗っていません
▲目となるセンサーはまだ塗っていません。丁寧なべた塗りは、それだけで素晴らしいミニチュアになります
ウォーハンマー スペース・マリーン・ヒーローズ背面
▲背面。各モールドにはシェイドカラーでしっかりとスミ入れが成され、より立体感のある仕上がりになっています
ウォーハンマー シタデルカラーの2度塗りはとっても大事
▲アップで見てもこの滑らかさ。シタデルカラーの2度塗りはとっても大事なポイントですよ
ウォーハンマー 武器部分も細かく塗り分け
▲武器部分も細かく塗り分けました。メタリックカラー部分にシェイドを流すと、よりリアルな仕上がりになりますよ
ウォーハンマー 地面の造形のすばらしさ
▲地面の造形のすばらしさはこのキットの特徴のひとつ。このように塗り分けて、最後にシェイドを流すだけで素敵なヴィネットが完成します

「シタデルカラー・システム」でグラデーション塗装にチャレンジ!!

ゲームズワークショップが教えてくれる「塗装の順番」

ウォーハンマー 「シタデルカラー・システム」
▲ブラッドエンジェルのアーマーを例に。シタデルカラー・システムでは、メフィストン・レッド、イーヴィルサンズ・スカーレット、ファイアドラゴン・ブライトの順番が指示されています。今回はこの順番に1色だけ足していこうと思います

システムを利用して1回塗ってみよう!

 前ページでベースカラーのべた塗りで塗り上げたミニチュアをさらにカッコよくしてみましょう! グラデーション塗装にチャレンジです。ゲームズワークショップは、初めての人でもグラデーション塗装を楽しめるように「使用するカラーと塗る順番」を明記した「シタデルカラー・システム」を公開しています。このシステムを使って1回塗ってみると、シタデルカラーの筆塗りのグラデーションのコツや楽しみ方が身に付きますよ!! そしてここで得た成功体験で、あなたはどんどんミニチュアが塗りたくなること間違いなしです!! 

べた塗りができたら次のステップへ!!

ウォーハンマー 目となるセンサーはまだ塗っていません
▲前ページで完成したべた塗りのスペースマリーン。丁寧に塗り分けるだけでもカッコいいですね。このミニチュアにグラデーション塗装をすると……



キミにもできる! グラデーション塗装!!

ウォーハンマー スペース・マリーン・ヒーローズ
▲ここまでカッコよくなります!! べた塗りの状態から、シタデルカラー・システムに沿ってグラデーション塗装をしました。色数が一気に増えて、さらに情報量が増してカッコいい仕上がりになります。早速塗装方法を見ていきましょう

POINT

1/シタデルカラー・アプリで塗りたいカラーのシタデルカラー・システムをチェック

2/筆は細いものを準備。ゲームズワークショップのLAYER筆のSサイズはオススメ

3/塗り間違えても簡単に修正可能。完全乾燥後に、ひとつ前の色に戻って塗りつぶそう

スペースマリーン・ヒーローズ

塗装/ふりつく


 いかがでしたか? これで少しでもシタデルカラーに挑戦してみようと思って頂けたら幸いです。
 もっと詳しく塗り方を知りたい! という方は先日発売した「ウォーハンマースタートアップガイド HOW TO BUILD WARHAMMER」をぜひご覧になってみてください。こちらでは、ミニチュアゲーム『ウォーハンマー』の立体物としての魅力をお届け。オススメキットとともに世界観&キャラクターもご紹介しております。そして、『ウォーハンマー』ペイントには欠かせない「シタデルカラー」での塗装方法や全ラインナップを網羅したカラーチャートも掲載。ミニチュア塗装をする人必見ですよ!
 『ウォーハンマー』を知らなくても楽しめる「 ウォーハンマースタートアップガイド HOW TO BUILD WARHAMMER 」。一度、読んでみてくださいね!

この記事が気に入ったらシェアしてください!

© Copyright Games Workshop Limited 2022.

オススメの書籍

ウォーハンマースタートアップガイド HOW TO BUILD WARHAMMER

ご購入はこちら

ホビージャパン エクストラ vol.9

ご購入はこちら

水性塗料筆塗りの教科書

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー