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1/100ドム・トローペンをほぼスクラッチで製作(MS-09F TROP ドム・トローペン 完成編)【アクシズてんちょう】

2022.08.24

  工作編では昔ながらのさまざまな技法で「スクラッチ工作」を解説したアクシズてんちょうによる1/100ドム・トローペン。今回は塗装まで完了させた完成状態をお見せいたします。改造箇所も改めて個別にピックアップ、解説しているので、工作編記事と併せて読んでもらえればより理解が深まるハズです。

 部分解説/アクシズてんちょう

▲完成したドム・トローペン。『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』第1および第2話に登場したスタンダードカラーではなく、同作品第4話のキンバライト基地守備隊や、『機動戦士ガンダムUC』episode 4のトリントン基地襲撃隊で使用されたサンドブラウンカラーで製作しています。外装のほとんどをスクラッチで製作しており、元のキットで残っている箇所は関節と一部の外装のみという大がかりな工作内容になりました

❶ランドセル…簡単な形状なのでプラ板で作ることも考えましたが、時間短縮を兼ねてパテで自作。スラスターノズルは過去作(何かの月刊ホビージャパン作例だと思います)を修正して付けています。ヒート・サーベルホルダーはプラ材で保持部分を活かしつつ形状変更。サーベル部分は柄尻を削って形状変更しています
❷腰部…フロントアーマーの取り付けがやんわり特殊です。取り付け位置が変わると、変なバランスになりやすいです。フロント部分はほぼパテなのでいい感じの位置にするのに苦労しました。サイドアーマーほぼキットのままで少し修正程度。リアアーマーはキットにパテを盛って大型化。シンプルな形状にしたのできれいに整面するのに苦労しました
❸脚部…太モモは丸形から角型にパテで整形。超楽です。ヒザのマルイチモールドは上下バランスに合わせて小さくしたものを自作。ふくらはぎやスネは左右形状が違うので、複製してから再修正。足首から下のホバー部分はまるっきり違うので、キットのフレームパーツに合うようにパテで作り直しました。側面のエアインテークのカバーは1/100スケールなら可動式にしたいところ。普段はあまり使いませんが、薄いパーツなのでバキュームフォームでそれっぽい形を作り、最終的に可動式にしてます
❹頭部…基本はキットベースでパテを盛り、モノアイ部分はキットのパーツを元にウェーブ「H・アイズ」を両面テープで固定しています。塗装後に額のセンサーパーツがなくなって、夜に床を探索…心が折れますよね…。今回は奇跡的に発見できました(苦笑)
❺胸部…実は一番苦労した箇所です。形が違うので基本作り直しなんですが、地味に部品数が多いので修正を始めるとあっちこっちと直さないといけないので時間がかかります。とにかくコンパクトに作ることを最優先で、キットのフレームを削りつつ形状を出しています
❻腕部…肩アーマーの位置を少し上げつつ形状を変更。上腕はパテを盛って形状変更。前腕はキットのフレームに合うように、キットベースでパテで形状変更しました

▲各武装はキット付属のものをほぼそのまま使用しています。センサーレンズのみ、ウェーブ「H・アイズ」でディテールアップしました

▲脚部インテークの開閉を可動で再現。内部のファンもしっかりと作り込んでいます

▲キット素組み(左)との比較。「ドム」系のおおまかなアウトラインは残っているものの、各部パーツはほぼ新造されていることがお分かりいただけるでしょう。同じドム系列でも脚部の構成の違いでだいぶ印象が変わってきます。左右で必要になる腕部や脚部は複製してそろえているので、精度高く左右対称の形状を再現している点もご確認ください

■ドムトローペンの製作
 リニューアルされたMGドムを使って1/100のドム・トローペンを作ります。あまり詳しくない方に説明すると、「カレーラーメン」と「カレーうどん」は同じ「カレー味」でしょ? でも違いまーす! というように見た目も味もぜんぜん違います。「ドム」という名前ですが全くの別物です。ドムと比べてモノアイの「+」のところが細かったり、腰の「腹巻」状のパーツや靴部が違うとか、ビックリするくらい違います(笑)。あらかじめ苦労しそうな感じがプンプンするネタですが、さっそく製作していきます。工程としてはエポパテを盛って硬化させ、硬化後に削るという作業の繰り返しです。2セット必要なパーツを作る場合はシリコーンゴムで型を作り、レジンで注型して複製しました。薄い曲面のパーツを作るときにはバキュームフォームで部品を作って加工してパーツを用意します。デカールはイラストレーターで作ったものをアルプスプリンターで印刷。最終的に関節以外の部品は全部作ったと思います。こんな感じやってるんだー、的に見てもらえればOKです。

■武器
 キットに付属するものをほぼそのまま使用しています。センサーレンズのみウェーブ「H・アイズ」に変更しました。本体の改造前にタミヤセメントで接着して2〜3ヵ月放置。カッチカチになってから合わせ目を消しました。

■塗装
 ガイアノーツのサーフェイサーエヴォを下地に、基本のブラウンはMr.カラーの茶色(526)とブラウンFS30219(310)にそれぞれ黒を少々。赤は少し暗めの赤をグレーの上から塗っています。関節色はメインの色を塗ってから近い色味(合計4色)で塗り分けています。武器の色は関節とは違う色にしつつ、Mr.カラーの滑り止め塗装部色(609)で塗りました。

■完成して
 今回もパテメインでガッツリ改造しました。まだキット化されてないものを作れるのがスクラッチのいいところですよねー。

BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット “マスターグレード”ドム 改造

MS-09F/TROP ドム・トローペン

製作・文/アクシズてんちょう

MG ドム
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●5500円、2022年2月発売●1/100、約18.6cm●プラキット

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