HOME記事スケールモデルボークス造形村「SUPER WING SERIES」の開発現場に迫る! 実機取材の様子とおすすめキット10選のこだわりポイントをご紹介!

ボークス造形村「SUPER WING SERIES」の開発現場に迫る! 実機取材の様子とおすすめキット10選のこだわりポイントをご紹介!

2022.09.10

ボークス造形村 SUPER WING SERIESへの旅 月刊ホビージャパン2022年10月号(8月25日発売)

ボークス造形村 SUPER WING SERIESへの旅

SUPER WING SERIESのメイン画像

 精巧に再現されたビッグスケールの飛行機が数多くラインナップされ、定番の有名機からマニアックなモノまで幅広いニーズに応えてきた造形村の「SUPER WING SERIES(SWS)」。
 ブランドの立ち上げから10年の節目を経た今、改めてSWSの魅力に迫る特別企画を敢行した。内部構造まで細かく再現された、組みごたえ抜群のハイエンドキットはどのように開発されてきたのか。ボークス造形村チーム全面協力の元、貴重な資料から関係者インタビューと合わせSWSの世界を堪能せよ。


博物館で実機を触って徹底取材!
SWSのプラモはこうして作られる!

 アメリカ合衆国には国立航空宇宙博物館(ワシントンD.C.)、国立アメリカ空軍博物館(オハイオ州デントン)など、国内外の歴史的な飛行機を展示している博物館がある。ボークス造形村ではSWSの開発にあたり、それぞれの博物館に足繁く通い、実機に触れて取材を綿密に行っているのだ。ここではその取材現場を収めた様子や、実際の開発資料を特別に公開しよう。

スミソニアン航空宇宙博物館にはアメリカ&世界の飛行機が大集結

国立航空宇宙博物館(別館)の外観画像
▲ 写真はスミソニアンの国立航空宇宙博物館(別館)。このスミソニアンとライト・パターソン空軍基地の国立アメリカ空軍博物館は飛行機ファンの聖地

マクロからミクロまで飛行機を徹底取材!

F-4Eの取材の様子の画像
▲ 空軍博物館で行われたF-4Eの取材現場。実機の大きさもさることながら、この飛行機たちが屋内にズラリと並ぶアメリカ大陸の広さも実感!
主脚ホイールの画像
▲ 主脚ホイールの正7角形。SWSのF-4Eを作ったことがあればニヤリとなるだろう
キャノピー内部の画像
▲キャノピー内部の計器など細かな所もしっかりと撮影して、可能な限り1/48スケールに収めているようだ
航空機の流線形シルエットになっている部分の画像
▲ 航空機の流線形シルエットもバッチリと押さえて、マクロからミクロまで模型に反映させている
防護服を着て内部構造を記録している様子の画像
▲ 内部構造は実際に開発陣が中まで覗いて記録する。展示物に傷や汚れが付かないよう、防護服を着て実施

第二次大戦機もくまなく取材!

イギリス空軍博物館にあるBf109の画像
▲ こちらはイギリス空軍博物館(コスフォード)にあるBf109。先の大戦での戦勝国らしく日独の戦闘機も網羅している
テープを貼り付けたプロペラの画像
▲ 展示資料にテープを貼り付けてプロペラの傾きを3次元的に記録する様子

実機写真&作例が満載の攻略本

造形村コンセプトノート SWS No.Ⅸ F-4J/S PhantomⅡの表紙画像
▲ ここでの実機取材写真とキット作例が詳しく載っている「造形村コンセプトノート」も各機発売中だ。専門家の解説、実機とキットの比較や工作方法のHow toも載っていて、キットとともに読んでほしい一冊だ

造形村コンセプトノート SWS No.Ⅸ F-4J/S Phantom Ⅱ

●発売元/造形村、販売元/ボークス●1100円●A4判●64ページ

SWS最強のおすすめキット10選

 数多あるSWSの中からぜひ作ってほしいおすすめキットを10アイテムご紹介!
どれも造形村チームの取材やこだわり、飛行機愛に満ちた商品だ。この中から手にとって造形や飛行機模型の楽しさを感じてほしい!


P-51D マスタングの画像
▲ 美しいP-51のシルエット再現にとどまらず、内部フレームの構造、燃料タンクからラジエターとエンジンの配管に至るまで徹底的に作り上げた。外装をつけるのがもったいない

P-51D マスタング

●発売元/造形村、販売元/ボークス●発売中●プラキット●10450円●1/32

J2M3 帝国海軍 局地戦闘機 雷電の画像
▲ SWSの内部フレーム再現が、雷電にもやってきた。ずんぐりむっくりと表現される太く短い、しかしパワフルなこの機体、中身はどうなっているのか……? 骨の髄からこの雷電を味わい、理解できるキット

J2M3 帝国海軍
局地戦闘機 雷電

●発売元/造形村、販売元/ボークス●発売中●プラキット●9680円●1/32

ハインケル He 219 A-0 ウーフーの画像
▲ 1/32サイズともなると先端のアンテナも大迫力。細く伸びる独特の胴体、DB 603エンジンの連なる翼などを力強く再現。もちろん内部も緻密なスーパーキット。キャノピー形状に納得がいかず金型を作り直したという逸話もある

ハインケル He 219 A-0 ウーフー

●発売元/造形村、販売元/ボークス●発売中●プラキット●17380円●1/32

ホルテン Ho 229の画像
▲ 尾翼がない独特の姿の全翼機。第二次大戦中ドイツで製造されたホルテンは、ザラマンダーやMe262でも使われたジェットエンジンを備え、鋼管と木で作られた超独特の組み合わせ。それをすべて1/32に凝縮してしまった

ホルテン Ho 229

●発売元/造形村、販売元/ボークス●発売中●プラキット●15180円●1/32

川崎 キ45改丁 二式複座戦闘機 屠龍の画像
▲エンジンを複数積んだ戦闘機として計画され、格闘戦こそ難しかったが爆撃機迎撃のホープとしてその力を発揮した機体。その後期型の仕様を中心に、体当たりをしてでも爆撃機を食い止めたその姿をビッグサイズで再現

川崎 キ45改丁
二式複座戦闘機 屠龍

●発売元/造形村、販売元/ボークス●発売中●プラキット●14300円●1/32

川崎 キ45改 甲/丙 二式複座戦闘機 屠龍の画像
▲ 双発だけに重くて強力な武装が搭載できる屠龍。37mmや20mmの機銃が搭載され、内部再現に伴い搭載部分までをパーツ化。屠龍の砲の迫力がよくわかる。下面の機銃の弾道溝あたりのカウルの避け方はこの機体ならでは

川崎 キ45改 甲/丙
二式複座戦闘機 屠龍

●発売元/造形村、販売元/ボークス●発売中●プラキット●14300円●1/32

F-4D ファントムⅡの画像
▲機首に機銃をもたないショートノーズタイプのキットとしては後発となったD型。C型からさらに細かすぎる違いを追って新しいパーツがモリモリで、立体で違いがわかるような内容となっている

F-4D ファントムⅡ

●発売元/造形村、販売元/ボークス●発売中●プラキット●8250円●1/48

F-4E(前期型) ファントムⅡの画像
▲ ついに発売されたロングノーズのF-4E。実機も新たに取材をして、E型用の新たなパーツを作るとともに各部に手を入れたまさにSWSシリーズF-4の第2期スタート作。空軍のF-4といえばやはりこれ、という姿が気持ちいい

F-4E(前期型) ファントムⅡ

●発売元/造形村、販売元/ボークス●発売中●プラキット●8250円●1/48

F-4EJ改 ファントムⅡの画像
▲ SWS10周年記念かつ日本ファントムラストイヤーを飾った特別キットに連なるスタンダードF-4EJ改キット。
“改”ならではのパーツに加え、タンクやチャフフレアディスペンサーなどE初期型とは違うパーツ使いにも注目

F-4EJ改
ファントムⅡ

●発売元/造形村、販売元/ボークス●発売中●プラキット●8250円●1/48

ホルテンHo 229の画像
▲ SWSでは、1/32で作った中身入りのキットを、1/48へとうまく凝縮したキットも販売しているが、このHo229はなんと1/72で内部再現キットを発売してしまった。1/144もセットになって、密度マックスのキット

ホルテンHo 229

●発売元/造形村、販売元/ボークス●発売中●プラキット●4290円●1/72、1/144

アイキャッチ

\ 「SWS開発総司令官・重田英行氏へのインタビュー」の 記事もチェック/

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アイキャッチ

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創作造形 © 造形村/ボークス

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