『ククルス・ドアンの島』劇中の中期型ガンダムをMGオリジン版ガンダムをベースに再現!
2022.07.21RX-78-02 ガンダム【BANDAI SPIRITS 1/100】 月刊ホビージャパン2022年8月号(6月24日発売)
マスターグレード改造で劇中登場のRX-78-02ガンダムを再現する
RX-78-02 ガンダムをご覧いただこう。劇中のガンダムはジャブローで改装を受けた、いわゆる“中期型”にバージョンアップした状態で登場している。使用したMG RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)は、本体の細部が一部異なる前期型を再現したものなので、中期型との差異を形状修正。塗装はテクスチャーを意識したグラデーションと軽めのウェザリングで使用感を演出。より劇中に近いイメージのRX-78-02 ガンダムが完成した。
MG RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●4950円、発売中●1/100、約18cm●プラキット
■カラーリング
白=071ニュートラルグレーI(ガイアカラー)
青=GX5スージーブルー+072ニュートラルグレーII(ガイアカラー)
赤=GX3ハーマンレッド
黄=025橙黄色(ガイアカラー)+GX4キアライエロー
フレーム=メカサフ ヘヴィ(NAZCA)
武器=EV-10エヴァダークグレー(ガイアカラー)
※特に表記のないものはGSIクレオスのMr.カラーGX
■祝! 公開
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』ついに公開になりましたね。もうご覧になりましたか? まさかのあの人があんなことになるなんて…って、この記事書いてるのは公開前なので全然分からないんですけど…。ああ、早く観たい。で、今回担当したのはなんとガンダム中期型。ドアン専用ザクが主役とはいえ、なんというプレッシャー。劇中で登場するのは中期型なので、すでに発売されているMGの前期型を改造して中期型にしました。
■作りまーす
まずは中期型にします。肩のロールバーはプラ材で製作。右肩のガトリングガンの蓋が薄いのでプラ板を貼り付け整形。左胸部ミサイルは外し、余剰パーツのガトリングガンとプラ板で右胸と対称になるように整形。前腕のバルカンは外すだけでもいいのですが、厚さが気になったので、削ってプラ板で調整しています。
それ以外の部分では、まずは頭部。メインカメラ部が小さいのと頭自体も小さく感じたので、鶏冠をカットしプラ板で幅増し。そのぶんヘルメットも取り付け位置を外側に調整。メインカメラは赤い透明下敷きをカットして貼り付け。コックピットブロックの天面の六角形の形状も調整しています。
上腕と前腕の長さの比率を変更し、ヒジの装甲の切り欠きを埋めています。
アンクルアーマーの取り付けステーが気になるので、一段彫り込みフレーム色を塗って目立たなくしています。ヘリウム・コアや太モモなどの凸モールドを凹モールドにしたりと重箱の隅をつつくような改修をしています。
■塗りまーす
装甲の下地はガイアノーツのエヴォサフにニュートラルグレーIV、マホガニーでパネルラインに影を入れてからグラデーション塗装。基本色を塗った後、基本色に白を足してハイライト色を作り、パネルの中央付近にドライブラシの要領で斑を付けています。
デカールはMDプリンターで自作。クリアーコートしデカールの段差を目立たなくしてからMr.ウェザリングカラーで軽くウォッシング。色は最近お気に入りのシェイドブラウン。いい色してるので一度お試しを。靴はウェザリングペーストで軽く泥汚れを。ビーム・ライフルのセンサーは底にラピーテープを貼り付け、レンズはクリアーイエローで塗っています。ガンダムは青の色味で雰囲気がガラッと変わるので気を付けて調色しました。
BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット “マスターグレード”RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)改造
RX-78-02 ガンダム
製作・文/まつおーじ(firstAge)
©創通・サンライズ
まつおーじ
静岡ホビーショーでお会いした皆さん、ありがとうございました。全国各地で展示会が増えてきましたね。模型は生で見るのが一番。展示会に行きてぇ!