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構造から理解して“吸い上げ式”エアブラシをマスター!水性塗料とも相性抜群の「プロスプレーエース」が登場【月刊工具】

2022.07.10

月刊工具 模型の入り口はいつの時代も工具から。 月刊ホビージャパン2022年8月号(6月24日発売)

プロスプレーエースと水性ホビーカラーと航空自衛隊 F-2A戦闘機の画像

構造を理解して「吸い上げ式」エアブラシをマスター

 毎回工具&マテリアルをピックアップしてお届けする好評連載「月刊工具」。今回はGSIクレオスのエアブラシ「プロスプレー エース」を紹介! エアブラシは主に「カップ式」、「吸い上げ式」と2種類の構造のハンドピースがあり、今回は「吸い上げ式」のものをピックアップ。塗料を吸い上げてエアーで飛ばす、「吸い上げ式」ハンドピースの構造を理解して実際の塗装シーンでの活用、方法を見ていきましょう

079 Product_name Pro Spray Ace
解説/けんたろう、月刊工具スタッフ


▼実際に使用している動画もチェック!


吸い上げ式ハンドピースの機能をチェック

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プロスプレーエースの商品画像
▲ 塗料を吸い上げる構造のため、ボトルは本体の下部に位置する形状

プロスプレー エース

●発売元/GSIクレオス●6600円、7月予定

プロスプレーエースの解説画像
▲ 「プロスプレー エース」はボトルユニットが交換が可能でスペアがひとつ付属。また0.2mm径のノズルパーツが付属し、0.4mmノズルと付け替えが可能です。そのほかエアーホース(口金PS細)と、ノズルメンテナンス用の金属線(0.2mm、0,4mm)がセット。塗料を吸い上げるチューブも同社の10mlボトル用、18mlボトル用の2種が付属
ボトルユニットや付属品の画像
▲ ハンドピース本体はボタンを押すと先端からエアーが出るシングルアクションタイプ。後部にはエアー圧が調整できるハンドルがあり、塗料をセットするボトルユニットはノズルの高さ調節ができるようになっています

「吸い上げ式」の仕組みを図で解説

吸い上げ式の仕組みを解説した図

ボトルに入った塗料がどのようにしてミストになって吐出されるのかを図で解説。
/ボタンを押すことでエアーホースを通って吐出部からエアーが噴出します
②/エアーが噴出されるとノズル内先端の空気が押し出されてノズル内が減圧状態になります
③/ノズル内が減圧状態になることで、ボトルの別の空気穴から空気が入り、塗料が大気圧によって上から押されることでチューブを伝って上がっていきます
④/ノズル先端まで上がった塗料は噴出しているエアーによって押し出されることでミスト状になります。これを対象に塗布することで塗装することができます。ボタンを押すことで①~④が繰り返され、常に塗料が吐出する仕組みになっています

実際にセッティングして塗装

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塗料の濃度をスポイトを使って調節している画像
▲ まずは使用する塗料の濃度を調整します。同社の塗料ボトルに対応しているのでうすめ液をを加えて希釈、希釈濃度は塗料1に対してうすめ液を0.5~1.0程度(グランプリホワイトの商品詳細はこちら)(うすめ液の商品詳細はこちら)
ボトルユニットを塗料ビンに取りつけている画像
本体にボトルユニットをセットした画像

▲ ボトルユニットは同社の塗料ビン取り付けることが可能で塗料ビンのまま塗装に使用することができます。ボトルユニットを取り付けたら本体にセットしで準備は完了です

ノズル部分をネジを回す解説画像
ミストを吐出させている画像

▲ 次にボトルユニットのノズル部分のネジを回すことで先端の高さを調節します。写真のようにエアー吐出部の中心から平行にノズルの先端が来るのが目安。ミストもまっすぐにキレイに吐出させることができます

ノズルを変えて塗装したものの比較画像
▲ 0.4mmノズル(青色)、0.2mmノズル(赤色)でそれぞれ塗装。0.4mmは広い範囲を吹くことを得意としていますが、エアー圧の調整を行うことである程度細吹きもできます。さらに細く、塗布部分をコントロールしたい場合は0.2mmのノズルを使いましょう。0.2mmノズルの際は0.4㎜ノズル使用時より塗料を気持ち薄めに希釈するといいでしょう(レッド(赤)の商品詳細はこちら)

メンテナンスはノズルとボトルだけでOK! 水性ホビーカラーは相性抜群!

ノズルを洗浄している画像
▲ 吸い上げ式エアブラシは構造上、エアー吐出部のある本体が汚れることはなく、使用後は塗料のボトル、ノズルのみの洗浄で済みます。今回使用している「水性ホビーカラー」のメンテナンスは水で行うことができるので相性は抜群。水の入ったスペアボトルを用意しておき、塗装後に塗料の入ったボトルと取り替えて吹くことで簡単にチューブやノズル内の塗料を洗浄することができます。色替え時の洗浄はこれで充分です(水性ホビーカラーの商品詳細はこちら)
ノズルの細い部分を金属線で掃除している画像
▲ ノズルの細い部分は付属の金属線(0.4mm用、0.2mm用の2種)で掃除するとよりキレイにできます。塗装中に塗料が固まりノズルが詰まってしまったときにも活躍するのですぐに使える場所に置いておくと良いでしょう
うすめ液をいれた塗料皿にノズルとチューブを入れた画像
▲ ボトルユニットはノズル、バネ、チューブと分解することが可能なので、使い終わったときはうすめ液を使用してしっかりと洗浄しておきましょう

調色した色を使ってF-2を塗装!

ファインモールドの「航空自衛隊 F-2A戦闘機」(3740円、発売中)を製作。特徴的な2色の海洋迷彩を「プロスプレー エース」で塗装していきます

新色の色ノ源3色の画像
▲ 今回は調色用の新色「水性ホビーカラー 色ノ源」(価格未定、7月予定)を使用して2色の海洋迷彩を作っていきます

色ノ源の新色について気になる人は、静岡ホビーショーの記事もぜひチェックしてみよう

調色している画像
▲ 全体に塗布する水色は、ブルーグレーにホワイトを混ぜて少し明るく、そして重ねる青色はミディアムブルーを使用。2色には色ノ源のシアンも数滴ずつ加えて全体的に青みが強くなるように調整しました。調色した塗料は希釈しボトルに入れておきます(Mr.スペアボトルの商品詳細はこちら)
コンプレッサーにつないだ画像
▲ PS(細)のジョイントはエアー缶接続のもののため、「Mr.エアーホース用 Mr.ジョイント(3点セット)」(1320円、発売中)を使用してPS(細)→1/8(S)に変換してコンプレッサーにつないでいます(Mr.エアーホース用 Mr.ジョイント(3点セット)の商品詳細はこちら)
F-2A戦闘機を塗装している画像
水色に塗装されたF-2A戦闘機の画像

▲ 調色した水色のボトルを装着したらボタンを押して塗装していきます

青色で迷彩部分を塗装している画像
エンジンノズルを塗装している画像

▲ 色を取り替える際は水の入ったボトルで軽く洗浄。次に調色した青色で迷彩部分を塗装。塗りすぎたときは水色ボトルに戻して色を戻します。エンジンノズルなどの金属色もボトルを取り替えて塗装。ノズルを簡単に洗浄できるので、金属色を挟んでも影響は出ません

仕上げ作業をしている画像
▲ 塗装後、スミ入れやデカールといった作業をしたら最後にクリアー(光沢)、フラットベースで調色したクリアーでトップコート
完成したF-2A戦闘機の画像
▲ 完成。鮮やかな2色の海洋迷彩がしっかりと表現されています。またノーズやエンジンノズルといった細かな配色部分も手早く色を変えながら作業を行うことができました
F-2A戦闘機の後方の画像

まとめ

 「吸い上げ式」エアブラシはエアーを吐出する部分と塗料を吸い上げる部分がはっきりと分かれており、洗浄する部分も1カ所で済むため、構造もシンプルで手軽に扱うことができます。特に「プロスプレー エース」はボトルユニットが取り外せるので、色替えが簡単なのはもちろん、別売りのボトルユニット(1320円、2個入り)で数を増やすことで色ごとにボトルを用意して瞬時に取り替えるなんてこともできてしまいます。さらにメンテナンス面で水性塗料とは相性抜群なので、昨今の水性塗料のラインナップ拡大と相まって幅広く活躍するでしょう。

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