軽量かつしっかりと掴む力あり!「MONO」ピンセット3種の性能をチェック【工具&マテリアルガイド】
2022.07.24
「MONO ピンセット」 模型作りが楽しくなる工具&マテリアルガイド(2月21日発売)
柔らかタッチでしっかり掴む
軽量かつしっかり掴む力を持つ「MONO」のピンセットシリーズ。性能はもちろん長時間の作業でも疲れにくいボディは細かな作業で大活躍!
MONOピンセット3種を解説!
まっすぐ鋭く一点を狙う:ストレート
▲ ストレートタイプはその名の通りまっすぐ鋭い形状なので、指先の延長線で使用できます。MONOのピンセットはバネが柔らかく軽い力で閉じます。この独特のバネ感が、先端を強く締め付けすぎないようにしてくれます
▲ ピンセットの性能チェックとして、極小メタルボール0.7mmを掴んでみました。極小かつ球状という掴みにくいものでもしっかり保持できます
自然な湾曲の汎用タイプ:つる首
▲ つる首タイプは先端が20度程度カーブし湾曲したタイプ
▲ 円柱のピンをつまんでみました。先端がストレートタイプ同様に鋭く精密でパーツを掴みやすいのに加え、湾曲していることでパーツが入り組んだ艦船模型の甲板などでの作業にも適しています
フィニッシュ作業はこいつを使おう:フラット
▲ フラットタイプは先端が他のタイプよりも広く丸味があるタイプ
▲ 先端が丸いので、小さなデカールを掴んだり移動させたりする際に、キットやデカールを傷つけずに作業できます。先端が鋭くなくても掴む力はしっかりあります
▲ MONOのピンセットはへりの部分の角が取られ曲面になっているので、手にエッジが当たらず作業しやすくなっています。柔らかいバネも相まって掴む力の調整がしやすいピンセットです
適切なピンセットで作業精度アップ!
Impression
▲ 艦船模型は、指で持つのも難しい極小のパーツが多く存在します。MONOのピンセットは先端が細く、小さくて薄い部品でもしっかり保持することができるので、エッチングパーツの取り付けにももってこいです
▲ ストレスなく小さなパーツでも保持できるので、小さなパーツの接着時は、パーツに接着剤を塗るのではなく、ピンセットで掴んだパーツで接着剤をすくい取るようにすると作業しやすくなります
▲ 機銃の軸をつまんで、本体のスリットにダボを差し込むところ。細かいパーツの組み立てでも狙った部分を掴めるので、接着での失敗を減らせます
▲ メタルボールを使ったディテールアップにもチャレンジ。まず0.9mmのドリルで軽くパーツに凹みを作ります
▲ 凹みに接着剤を少しつけメタルボールをはめ込みます。パーツの面に沿うようにピンセットでつまんだボールを穴に近づけていくのが外さずにはめ込むコツです。このメタルボールのような小さくて丸く掴みにくいパーツを扱う場合でも、精度が高く掴みやすいこのピンセットであれば、パーツを落として失くしてしまうことを防げます
まとめ
その精度はもちろんですが、柔らかなバネとエッジがない手に優しい形状が特長のMONOのピンセット。扱いやすく上質で、極小のパーツや複雑な形状のパーツを掴む際に活躍してくれます。
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