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タミヤの傑作キット1/48スケール「F-14Aトムキャット」の攻略法をご紹介

2022.06.20

F14-A “VF-84ジョリーロジャース” 大攻略!! 月刊ホビージャパン2017年2月号

F-14A “VF-84ジョリーロジャース” 大攻略!!

 タミヤのF-14はタミヤ・スタンダードな製品構成で、組みやすさやパーツの合いなどすばらしい物に仕上がっている。が、1/48ジェット、それも双発機ということで苦戦することも考えられる。ということで、ここで工作内容をこまかく紹介していくぞ。

TAMIYA 1/48 scale plastic kit GRUMMAN F-14A TOMCAT modeled by Akiharu FUKUSHI

グラマン F-14A トムキャット

●発売元/タミヤ●8580円、発売中●1/48、約39.8cm●プラキット


トムキャットの製作過程画像 その1
▲ ミサイルは先にどの兵装か決めてパーツをカット。ナイフでゲートとパーティングラインを処理する
トムキャットの製作過程画像 その2
▲ ペーパーで表面処理し、翼部分を接着。ここは常に水平垂直を意識して接着しよう
トムキャットの製作過程画像 その3
▲ 大きいパーツはパーツより約0.5mmくらい手前をカット。ゲートは板ヤスリで綺麗に処理する
トムキャットの製作過程画像 その4
▲ 塗装してそのまま仕上げられるパーツを調べ、左右貼り合わせできるパーツはとことん接着してしまおう
トムキャットの製作過程画像 その5
▲ 貼り合わせたパーツはクリップを使ってがっちりと接着。乾燥したらクリップに止めて塗装の準備をする
トムキャットの製作過程画像 その6
▲ 主翼パーツは接着面にモールドがあるので、パーツの手前でニッパーでカットする
トムキャットの製作過程画像 その7
▲ 接着面に余分なゲートがあるので、水平になるようナイフでゲート処理する(削りすぎないように)
トムキャットの製作過程画像 その8
▲ 貼り合わせ面が長いパーツはタミヤセメントを塗っておくと、流し込み接着剤の量を少なくできる
トムキャットの製作過程画像 その9
▲ 接着後GSIクレオスのセメントSを流す。乾燥前に手で力を入れてすり合わせ、“耳”を出して乾燥させる
トムキャットの製作過程画像 その10
▲ 乾燥後“耳”をナイフでカットして板ヤスリとスポンジヤスリで合わせ目処理。消えたモールドはPカッターやナイフで復活させる
トムキャットの製作過程画像 その11
▲ パーツは串にマスキングテープを使って塗装に備える。両面テープでも良いと思う
トムキャットの製作過程画像 その12
▲押しピン跡は黒瞬着を点付けして埋める。瞬着をパテ替わりにするときは硬化スプレーは欠かせない
トムキャットの製作過程画像 その13
▲ 乾燥後ポリッシャーか板ヤスリで削り平らに仕上げる。黒瞬着だと仕上げの状態がすぐわかるのがいい
トムキャットの製作過程画像 その14
▲ 前主脚格納庫部分のパーツを全部カット。ここもニッパーでカットしてゲート処理を行なう
トムキャットの製作過程画像 その15
▲ 前脚格納庫を組み立てる。前脚柱と補助パーツは塗装やスミ入れなどをするのでここだけ接着しない
トムキャットの製作過程画像 その16
▲ 胴体は細かく分割されておりランナーが入りくんでいるので注意しつつゲートを少し残してカット
トムキャットの製作過程画像 その17
▲ 組み込むパーツ(ここではインテーク)がキッチリ収まるように板ヤスリで綺麗にゲート処理を行なう
トムキャットの製作過程画像 その18
▲ 水平尾翼を差し込む基部はタミヤらしい親切なパーツ。文字がモールドされており非常にわかりやすい
トムキャットの製作過程画像 その19
▲ 主翼の可動部をはめていく。組立説明書に正しい位置が記載されているのでそれに合わせてはめ込む
トムキャットの製作過程画像 その20
▲ 正しい位置にギアを合わせてネジ止めをする。締めすぎ厳禁
トムキャットの製作過程画像 その21
▲ 次は主翼軸の受け板をネジ止め。ネジは強く締めたらきつくなるとかではないので、ネジ頭が面についたぐらいでちょうど良い
トムキャットの製作過程画像 その22
▲ 仮組みして正確に動くか確認。このとき主脚庫やインテーク周りの状況も確認、塗装のことも確認すると良い
トムキャットの製作過程画像 その23
▲ 一番目立つグローブ横面。セメントSを流し込み“耳”を出す。乾燥後合わせ目処理し消えたモールドはナイフやPカッターなどで復活させる
トムキャットの製作過程画像 その24
▲ 胴体下部の武装取り付け用の穴をドリルで開口する
トムキャットの製作過程画像 その25
▲ 忘れがちなノズル部分を指示通りに少しカット。パーツのカット指示が結構あるので注意して見よう
トムキャットの製作過程画像 その26
▲ 胴体後部も接着する。内部の支持用ダボにも接着剤を付けるとがっしりした胴体が出来上がる
トムキャットの製作過程画像 その27
▲ クランプを使って接着面を調整しつつがっちりと接着する。充分すぎるくらいだが
トムキャットの製作過程画像 その28
▲ 主脚はそのまま組み立てている。ディテールを加えたい方はパイピングをするといいだろうう
トムキャットの製作過程画像 その29
▲ コクピットの組み立て。コクピットのパーツをすべて切り取り、ゲート処理を行なう
トムキャットの製作過程画像 その30
▲ 塗装上問題ない部分は接着。サイドパネルは今回エアブラシで塗り分けるため接着しないでおく
トムキャットの製作過程画像 その31
▲ クリアーパーツは裏側から塗装しておく。このパーツはコクピットの塗り分け完了まで接着しない
トムキャットの製作過程画像 その32
▲ サイドパネルと計器盤は両面テープで固定。コクピットパーツを基本色で一気に塗装する
トムキャットの製作過程画像 その33
▲ 細く切ったマスキングテープをピンセットで貼ってマスクし、サイドパネルの黒部分を塗装する
トムキャットの製作過程画像 その34
▲ マスキングできない細かい計器盤は細筆で塗る。ルーペや老眼鏡を使えば細かい凹凸も見えてやりやすい
トムキャットの製作過程画像 その35
▲ 各パネルごとにスミ入れ。全体の色の境界線がわかるので、チェックしながら塗り分ける
トムキャットの製作過程画像 その36
▲ 塗り分けされたコクピットパーツ。塗り残しや間違いがないよう再度確認する
トムキャットの製作過程画像 その37
▲ 計器盤のデカールをマークセッターを使い貼る。余分な水分は綿棒でふき取る。上下逆さまに注意
▲ デカールが乾燥したらコクピットに接着する
トムキャットの製作過程画像 その38
▲ 脚収納庫に薄くしたサーフェイサー1200を塗布。スミ入れ対策で塗膜がハゲないようにするため
トムキャットの製作過程画像 その39
▲前後の脚部収納庫をホワイトで満遍なく塗装する
トムキャットの製作過程画像 その40
▲ インテーク内部もホワイトで塗装する
トムキャットの製作過程画像 その41
▲ 脚収納庫にスミ入れし、半乾きになったら綿棒で拭き取りさらに細筆でチッピングして凹凸を強調させる
トムキャットの製作過程画像 その42
▲ ノズル部分も白で塗装する。乾燥後にタミヤスミ入れ塗料のダークブラウンを強めに塗る
トムキャットの製作過程画像 その43
▲ 実機のノズル部はシマシマ模様なので上下に綿棒を動かし、余分なダークブラウンを取り除く
トムキャットの製作過程画像 その44
▲ インテークのはめ込み。内部もしっかり白塗装されているかチェックしてから接着する
トムキャットの製作過程画像 その45
▲ ノーズの左右内側を塗装してコクピットを挟み込み接着し、合わせ目処理して胴体に接着する
トムキャットの製作過程画像 その46
▲ ノズル部分をマスキングテープを貼った板に貼り、まんべんなく塗装する
トムキャットの製作過程画像 その47
▲ 面と面の色合いを変えるためシルバーを使いドライブラシしスミ入れ塗料のダークブラウンでさらなる汚しを入れた
トムキャットの製作過程画像 その48
▲ 綺麗に塗り分けられた座席パーツ。シートの色分けは筆塗りで対応
トムキャットの製作過程画像 その49
▲ パイロットフィギュアはパーティングラインを消し基本色となる色を全体塗装
トムキャットの製作過程画像 その50
▲ ヘルメットなど筆塗り。その後陰影をつけるため白と黒を混ぜ服のシワの山に明るい色、服の谷に暗い色を塗りスミ入れをしておく
トムキャットの製作過程画像 その51
▲ 脚部にもスミ入れして乾燥後に綿棒で拭き取る。さらにチッピングによる塗膜のハゲなどをやっておく
トムキャットの製作過程画像 その52
▲ ミサイルの塗装はマスキングを駆使して塗装する。その後デカールを貼る作業に移る
トムキャットの製作過程画像 その53
▲ 前部キャノピーはブルー部分を塗装。マスキングシートを切って裏から貼り、クリアーブルーを塗装
トムキャットの製作過程画像 その54
▲ キット付属のマスキングシートを切り取りキャノピーに貼り付ける
トムキャットの製作過程画像 その55
▲ クリアーパーツは裏側もマスキング処理を行なってキャノピーの縁を塗装する
トムキャットの製作過程画像 その56
▲ 主翼や尾翼などのスジ彫りに沿って黒くシャドウを塗装する
トムキャットの製作過程画像 その57
▲ コクピットやインテークなど塗料が入り込まないように中にティッシュを入れてからマスキングテープでしっかり保護する
トムキャットの製作過程画像 その58
▲ 前脚収納庫もしっかりマスキング処理して塗装に備える
トムキャットの製作過程画像 その59
▲ 垂直尾翼は先に上部の黄色を塗装する。その後マスキングして黒部分を塗装
トムキャットの製作過程画像 その60
▲ 垂直尾翼の黒をマスキング処理して銀を塗装。銀は塗膜が弱いためクリアーも薄く塗装しておく
トムキャットの製作過程画像 その61
▲ パネルラインの色の変化を強調するために全体のパネルラインに沿って黒くシャドウ塗装
トムキャットの製作過程画像 その62
▲ 機体下面色の白を塗装。塗料は薄めで徐々に白を載せていく感じに塗装していく
トムキャットの製作過程画像 その63
▲ 機体上面色も薄めにして、徐々に載せていく感じで塗装する
トムキャットの製作過程画像 その64
▲ 主翼も上面〜下面と塗装し、乾燥後マスキングして銀塗装。さらにクリアーでコートしておく
トムキャットの製作過程画像 その65
▲ 塗装が完了したらマスキングを剥がしていく
トムキャットの製作過程画像 その66
▲ デカールを貼る。軟化剤でデカールを柔らかくし、綿棒を使い余分な水分を吸いつつ凸凹になじませる
トムキャットの製作過程画像 その67
▲ 各種灯火部は慎重に筆塗りをしていく
トムキャットの製作過程画像 その68
▲ この部分はデカールを使う。センターを合わせて貼り、軟化剤でなじませて綿棒で軽く拭き取る
トムキャットの製作過程画像 その69
▲ 機首のデカールはパネルに合わせることで位置を決めやすい。軟化剤を塗って綿棒でコロコロしたりして水分を拭き取る
トムキャットの製作過程画像 その70
▲ ひと晩おいて水分を抜いた後、さらにデカールの食いつきをよくするためクリアーでコートしておく
トムキャットの製作過程画像 その71
▲ 機体全体にスミ入れをする。タミヤスミ入れ塗料を使ってパネルラインに流し込む
トムキャットの製作過程画像 その72
▲ エナメル塗料の乾燥後にキムワイプに溶剤を少しつけて拭き取っていく
トムキャットの製作過程画像 その73
▲ 全体にスミ入れしたら全パーツを半ツヤでコーティング。その後、完成したパーツを接着していく
トムキャットの製作過程画像 その74
▲ フィギュアも接着してキャノピーを少量のセメントSで軽く接着。内部を見せたい人は接着しなくてもよいかも

タミヤ 1/48スケール プラスチックキット

グラマン F-14A トムキャット

トムキャットの完成画像
TAMIYA 1/48 scale plastic kit GRUMMAN F-14A TOMCAT modeled by Akiharu FUKUSHI

コクピットアップの画像
翼アップの画像

タミヤ 1:48スケール プラスチックキット

グラマン F-14A トムキャット

製作・文/福士明春

現在タミヤの公式ホームページでは、スカイアクションムービー最新作『トップガン マーヴェリック』公開に合せて特設ページが公開されています。ぜひそちらもご覧ください。特設ページはこちらから!

月刊ホビージャパン本誌で特集し、大好評だったタミヤ1/48F-14Aトムキャットの製作過程を丁寧に紹介した製作ガイド。
本書では福士明春氏の製作How toを本誌掲載時より詳細に紹介することで、タミヤキット製作のはじまりから塗装、デカール貼り、仕上げまでをフォロー。
ディテールアップ工作や改造記事として高橋祐二氏の作例と野村剛士氏の作例も掲載。 さらに、F-14トムキャットの別売りデカールなど、工作に役立つ材料なども紹介。退役海軍大佐の手記とメールインタビュー記事も全編掲載。

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福士明春

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