「リアルタイプ 旧型ザク」で水転写デカールを徹底攻略!【週末でつくる ガンプラ凄技テクニック 懐かしのキット編】
2022.06.12週末でつくる ガンプラ凄技テクニック 懐かしのキット編 月刊ホビージャパン2022年7月号(5月25日発売)
休日の空いた時間、誰でもできる簡単なテクニックで、お手軽にカッコいいガンプラを楽しんで作ってみよう! がモットーの連載企画「ガンプラ凄技テクニック」。懐かしのキット編第4回は「デカール徹底攻略」。当時ものキットの中でも最高峰の出来映えと名高い「リアルタイプ 旧型ザク」で水転写デカールの貼り方を学んでみましょう。
講師/林哲平
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仮組みしよう
デカール貼りの基本
曲面にデカールを馴染ませよう
ラインデカールを貼る
▲小さなコーションマークは台紙をピンポイントでスライドさせるのが難しく、位置決め中に糊が流れてしまいやすいデカールです。ここはいっそ筆に乗せて正しい位置にセットしてしまいましょう。糊はセッターで補填すればバッチリとパーツに密着します
ガンプラで初めて本格的な水転写デカールが付属したのがリアルタイプシリーズです。1/100キットの成型色を大河原邦男氏のイラストを元にしたミリタリー風の渋いカラーリングに変更し、ラインや機番、国籍やコーションなどのマーキングが付属する、兵器的な「リアル」を追求したものでした。1980年のガンプラ発売当時、月刊ホビージャパンに掲載されたガンプラ作例にはマーキングが施されたものが多く、人気を博しました。ただ、それは手描きやスケールモデルなどからの流用で初心者には敷居が高く、ガンプラそのものに純正のデカールが入ってくるのはモデラーにとってありがたいことだったのです。ですが、水転写デカール初体験となる当時の小学生にとって現実は厳しいものでした。糊が全部流れて剥がれたり、破れたり、ラインがちぎれたり…。私も初めてデカールを貼ったときはまともに貼ることもできませんでした。今回のHow toではその頃を思い出しながら、「当時の自分でもわかるように」現代最新基準でデカールの貼り方を徹底的に紹介しています。ぜひ、ガンプラデカールの原点であるリアルタイプシリーズでデカール貼りを楽しんでくださいね♪
BANDAI SPIRITS 1/100ケール プラスチックキット
MS-05 リアルタイプ 旧型ザク
製作・文/林哲平
© 創通・サンライズ
林哲平(ハヤシテッペイ)
モデラーとしても一流の腕前を持つホビージャパン編集スタッフ。How toページを主に担当し、あらゆるジャンルの模型に精通している。