HOME記事キャラクターモデル「HG ジョーハウンド」をベースに外伝機「セツロ(最終決戦装備)」へ改造!【境界戦機 フロストフラワー】

「HG ジョーハウンド」をベースに外伝機「セツロ(最終決戦装備)」へ改造!【境界戦機 フロストフラワー】

2022.06.09

NA10/3JP セツロ(最終決戦装備)【BANDAI SPIRITS 1/72】 月刊ホビージャパン2022年7月号(5月25日発売)

最高の僚機

 五稜郭突入作戦時に新たな武装を追加した最終決戦装備のセツロを、本機のスクラッチモデルも担当した仲井望が最新キットであるHGジョーハウンドをベースに製作。“八咫烏”ほかのレジスタンスで使用される鹵獲機のように一部装備を取り外し、専用の機体カラーで塗装。ビャクチ同様に対多数の密集戦になることを見越して汎用携行盾にクローを追加したクローシールドを作り起こしている。

▲通常機との違いは、肩アーマー、肩ブロックの機関砲、腰部フロント&サイドアーマー、腰部正面左右のモールドがない点。最終決戦に備えてライフルにグレネードランチャー、左腰部にグレネードランチャーの予備マガジン、携行汎用盾にクローが追加されている
▲頭部はアゴ下の肉抜きをエポパテで埋めた

▲グレネードランチャーの予備マガジンは、実は月刊ホビージャパン2022年4月号段階でプラ板の箱組みで製作していたので、キットの腰部サイドアーマー接続パーツを加工したものを組み合わせている

▲胴体は首関節、肩関節、腹関節部の肉抜きをエポパテで埋めた
▲肩ブロックは機関砲パーツを外しても内部モールドが存在する仕様になっているが、キットパーツを加工して設定画の形状に近づけている
▲腕部は使用しない肩アーマーの接続部をカット
▲腰部は脚部関節部の肉抜きと使用しないフロントアーマーの隙間をエポパテで埋めている。腰部正面左右モールドはキットパーツを裏返すことで鹵獲機仕様にできる

▲脚部はヒザ関節の肉抜きとかかとパーツの肉抜きをエポパテで埋めた

▲製作途中状態&キット素組み(左)との比較。キット自体の完成度は高く、しかもある程度鹵獲機を想定した仕様になっているので、一部の加工のみで再現できるのが嬉しいポイント。セツロはプレミアムバンダイでのキット化も発表されているが、待ちきれないなら本記事を参考に製作にチャレンジしてみてはいかがだろうか

シールドクロー

▲シールドクローはHGメイレスビャクチの携行汎用盾にエポパテを盛り基部を整形。クロー部分はプラ板から製作した。グリップはスクラッチで製作したものをそのまま使用し、接続部はプラ板とKPSランナーで製作。スライド機構も再現した

FRONT

SIDE

REAR

▲ライフルはグリップ右側面の肉抜きをエポパテで埋め、ハンドガード側面の丸モールドはいったん削り落とし、プラ板をポンチでくりぬいたもので形状をくっきりさせている

▲自律思考型AI搭載機を相手に旧型機で戦いぬいた点においてもユキとセツロ(AI:モブ)のコンビはカイとビャクチ(AI:ルー)と同じくらい本間組に欠かせない存在と言えるだろう

■最後のセツロ
 長らくスクラッチモデルとしてセツロの装備を製作してきましたが、原型機であるジョーハウンドがキット化されたこともあり、今回はキットを改造してセツロを製作。最終仕様として製作しました。

■塗装
 主にMr.カラー、ガンダムカラー、ガイアカラーを使用。主なレシピはスクラッチ版と変わらないですが、色調は微妙に変えています。
白=ニュートラルグレーI+ニュートラルグレーIV+アルティメットブラック+パープル+色ノ源シアン
青=MSライトブルー+ニュートラルグレーI+パープル+アルティメットブラック+色ノ源マゼンタ
黒=MSファントムグレー
グレー=ニュートラルグレーIV+パープル
 マーキングはガンダムデカールとHJモデラーズデカールを使用。ナンバリングはHGメイレスビャクチのものを使用する予定でしたが、位置決めの際に塗膜ごと剥がれて使えなくなってしまったので、急遽ガンダムデカールを使用しました。仕上げにフラットクリアーでツヤを整えて完成です。

BANDAI SPIRITS 1/72スケール プラスチックキット “ハイグレード”ジョーハウンド 使用

NA10/3JP セツロ(最終決戦装備)

製作・文/仲井望

©2021 SUNRISE BEYOND INC.

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仲井望(ナカイノゾム)

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